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管理栄養士になるために学ぶこととは?専門学校のカリキュラムをご紹介!

2023年01月10日

カリキュラムについて

管理栄養士養成施設に登録されている大学と専門学校では、厚生労働省の要請に従い、高度な専門知識及び技術を持った資質の高い管理栄養士の養成を目的としたカリキュラムが組まれています。本記事では、入学から卒業までのカリキュラムについて具体的に説明していきます。管理栄養士のカリキュラムについての解像度をあげ、将来のビジョンを明確にしたいと考えている方は是非ご覧ください。

管理栄養士養成施設のカリキュラムについて

管理栄養士のカリキュラムは専門基礎分野と専門分野に大別されます。専門基礎分野については38単位、専門分野については44単位が設定されており、管理栄養士国家試験を受験する際には総単位数82単位を取得する必要があります。※卒業見込みでも受験可
大学や専門学校によってカリキュラムを学ぶ順番は異なりますが、基本的には厚生労働省の要請に応じた内容のカリキュラムを履修していく事となります。

専門基礎分野

専門基礎分野のカリキュラムは座学と実習からなります。座学は「社会・環境(人間や生活)と健康」「人体の構造と機能、疫病の成り立ち」「食べ物と健康」の三つの観点から、解剖学、栄養生理学、食文化論などの授業が組まれています。また実験実習については、管理栄養士として必要な技能を獲得するために「調理実習」、「衛生学実習」、「情報処理実習」の授業が組まれています。

専門分野

専門分野のカリキュラムも座学と実習・演習からなります。座学は「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」の6つの授業が組まれています。また、実習・演習については「総合演習」と「臨地実習」の2つの授業が組まれています。

入学から卒業までのカリキュラム

管理栄養士養成施設に登録されている大学のカリキュラムについて具体的に説明していきます。

1・2年次

1・2年次には専門基礎分野のカリキュラムを履修します。基本的には厚生労働省の要請に従い、「社会・環境(人間や生活)と健康」「人体の構造と機能、疫病の成り立ち」「食べ物と健康」の三つの観点から授業が組まれていますが、具体的な授業内容は学校ごとに異なります。また、専門基礎分野に加えて、語学や経済学の授業が設置されていることがあります。

3・4年次

3年次には専門分野のカリキュラムを履修します。語学や経済学などの授業は無くなり、管理栄養士としての専門性を高めるために専門分野の勉強に集中する期間となります。また、臨地実習では実際に給食運営の現場を体験することで、学んだ知識と技術をより実践的なものへと発展させていきます。そして、4年次には卒業研究と管理栄養士国家試験対策に集中する事となります。国家試験対策に関しては特論という形で授業が組まれているので、その授業を通じて着実に合格に近づいていくことが出来ます。

まとめ

これまでカリキュラムの詳細と入学から卒業までの流れをご説明してきました。管理栄養士のカリキュラムについての解像度は上がったでしょうか?この記事が皆様のお役にたてれば幸いです。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省 管理栄養士・栄養士養成施設カリキュラム当に関する検討会報告書について
https://www.mhlw.go.jp/www1/shingi/s0102/s0205-1_11.html
女子栄養大学
https://www.eiyo.ac.jp/
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