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アイリストを目指せる進路は?進路別のメリット・デメリットを解説!

2022年03月01日

はじめに

この記事では、アイリストになりたい高校生の進路選択について、美容専門学校の特色を中心に詳しく紹介しています。アイリストに少しでも興味のある方はぜひご参照ください。

アイリストになるには?まずは美容専門学校へ!

アイリストになるためには「美容師国家試験」に合格し、美容師免許を取得しなくてはなりません。2000年前後は法的な規制がなく、誰でも施術を行うことが可能でした。しかし、施術によって引き起こされた「目の充血」や「まぶたの腫れ」の相談件数増加を受け、2008年より美容師免許が必須となりました。そして、美容師国家試験の受験資格を得るためには美容学校に通う必要があります。
美容学校としては大学・短期大学・専門学校の3種類がありますが、大学・短期大学は2021年12月現在計5校しかないため、アイリストを目指す人の多くは専門学校へ進学します。

美容専門学校ってどんなところ?

美容師国家試験の合格を目指す2年間!

美容専門学校は、卒業までの2年間で美容師国家試験に合格できるようなカリキュラムになっています。必修科目では、美容師の業務に関する法制度や、カットの施術方法など、国家試験で出題される内容を学びます。
選択科目の内容は学校によって異なりますが、主に着付けやメイク、まつ毛エクステに関する授業が用意されています。アイリストや着付け師など、自身の志望に沿った講義を自由に選択して受講することができます。

選べる通学スタイル

美容専門学校では「昼間課程」「夜間課程」「通信課程」を設置されており、仕事と両立したい方や実家が遠方のために日常的な通学が困難な方などにも優しい仕組みとなっています。通信課程では中卒者の受け入れも行っています。ただし、昼間・夜間課程は2年間で卒業できるのに対し、通信課程は3年間通う必要があります。

入試は学力テスト不要!

美容専門学校の入試形態は主に「AO(自己推薦)」「高校推薦」「一般」の3種類から成ります。いずれも基本的には書類審査・面接によって合否を決めるため、特別に勉強する必要はありません。ただし、一部学校では高校時代の評定平均が問われることもあります。なお、AOは高校3年生の6月頃、高校推薦は10月頃、一般は11月頃に出願受付が始まります。

卒業までの学費は訳250万円!

学校によって差はありますが、卒業までにかかる学費(入学金・教材費込)は昼間課程で250万円前後、夜間課程で200万円前後、通信課程で70万円前後です。独自の奨学金を設けている学校も多くあるため、詳しくは各校の公式ホームページをご覧ください。

美容専門学校の魅力とは?

早く社会に出られる

昼間・夜間課程は2年間で卒業できるため、大学生と比較して早く社会人になることができます。さらに、アイリストは美容師などと比較して下積み期間が短く、卒業後はすぐに一人前として活躍できるため、公私ともに早く独立したい方におすすめです。

同じ夢を持つ仲間に出会える

一般的な大学では学生の目指す職業がバラバラですが、美容専門学校では皆が美容業界に関連した職業を志望しています。そのため、授業の課題や国家試験の勉強に追われる日々でも、お互いに励まし合いながら切磋琢磨することができます。

学内イベントが充実している

学校にもよりますが、多くの美容専門学校では季節行事や学内コンテストを開催しています。季節行事としては運動会やハロウィンなどがあり、いずれもクオリティの高いヘアメイクで楽しむことができます。学内コンテストでは、自身の作品をステージ上で発表したり、他の学生と順位を競ったりと、美容学生ならではの青春を謳歌できます。

美容専門学校の大変なところは?

勉強で忙しい

2年間で技術を習得しなくてはならないため、常に勉強に追われることとなります。サークル活動がないのも残念なポイントです。ただし、アルバイトをする程度の余裕はありますのでご安心ください。

入学後すぐに就職活動が始まる

2年間で卒業を迎えるため、1年生の夏休み明けには就職活動の準備が始まります。出遅れることのないよう、高校生のうちから日常的にサロンの情報をチェックしておくと良いでしょう。就職先を絞る上で役立ちます。

美容系以外の職に就くのが難しくなる

美容専門学校では美容業界に就職するための勉強しかしません。よって、一般企業への就職が難しくなります。もしも在学中にアイリストや美容師以外の職に興味を持った場合は、大学の「編入制度」を活用すると良いでしょう。専門学校卒業後に大学3年生として編入することができます。

美容専門学校卒業後の進路

在学中に美容師国家試験を受験

美容専門学校2年生の冬になると美容師国家試験の受験資格が得られます。2月の試験で合格すると、厚生労働省への申請の後に美容師免許を取得できます。そして、社会人1年目の春からはアイリストとして働くことができます。もし不合格となってしまっても、半年後の7月に再受験が可能です。

サロンでの業務スタート

アイリスト志望の美容学生は大抵、アイラッシュサロンか美容室に就職します。アイラッシュサロンとは、マツエクや眉カラーなどの目元ケアを専門としたサロンです。いずれも、スタイリスト(一人前)の称号を得るために、最初の約半年間はアシスタント(見習い)として清掃や会計などの雑用を担います。店内テストに合格すると、ようやくお客様に対する施術を担当することができます。なお、美容師兼アイリストを志望して美容室へ就職した場合は、下積み期間がより長くなります。

各々の道へ

無事にスタイリストデビューを果たした後は、同じサロンで働き続ける人や、独立して自分のサロンを開く人など、道は様々です。需要のあるサービスを提供している上に、シャンプー台などの設備を必要としないため、他の職業と比較して開業しやすいという特徴があります。

まとめ

アイリストになるためには美容専門学校へ進学し、2年間かけて知識や技術を習得する必要があります。おおよその学習内容は共通ですが、学校ごとに特色は異なります。美容専門学校について興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

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