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警察官のキャリアアップの方法は?仕事の現状と将来性を解説!

2022年03月01日

はじめに

「警察官は、カッコいい」と憧れている人も多いのではないでしょうか。
警察官になりたくて、もっと詳しくしりたい方はこの記事を参考にしてください。
今回は、警察官が歩むキャリアについて、警察官の現状と将来性・キャリアアップの仕方などをご紹介します。

現状について

警察官の現状について

警察官は、公務員であるため、リストラなどのリスクはなく、定年まで勤めることができます。女性警察官が活躍できる場もあり、働きやすい環境として女性警察官も増加しています。社会的な信用度が高い反面、近年、警察官の不祥事が問題となり、ニュースに取り上げられることもあります。不祥事の内容は、いじめからセクハラなど様々な内容があります。

警察官の業界が直面している課題について~国際化~

厚生労働省のデータによると、外国人労働者は、2008年から2018年の10年間で約2倍も増加しています。外国人が年々増加することにより、外国人の犯罪件数も増加傾向にあります。日本で昔からある犯罪には対応できますが、外国人の犯罪には従来の方法では対応できないこともあります。そのため、巧みな犯罪の手口にも対応できる様に、取り組むことが求められています。また、観光で日本に来る外国人も年々増加傾向にあります。交番で外国人に対応する機会などの増えていくでしょう。今後さらなる国際化に向けて、語学力も警察官には必要となるでしょう。

警察官の将来性について

社会変化がもたらす警察官需要の増加

警察官は、男性が多い職場のイメージですが、近年、女性警察官の需要が増加しています。性犯罪や暴力事件の被害者への対応など、女性警察官の活躍できる分野が広がってきているためだと考えられます。被害者の話を聞く時に、男性警察官には話しにくいことも、女性警察官であれば話しやすいこともあるでしょう。警視庁でも、女性警察官の割合が12%以上になるように採用を拡大しています。警察官は実力主義の職業のため、男女の区別なく女性も活躍することができる環境といえるでしょう。

警察官の職場環境の変化について

近年、日本で受け入れている外国人の労働者は増えています。
犯罪行為が多様化してきており、将来的には犯罪行為も国際化をするであろうと言われています。
その他にも、情報技術の進化によって、ハッキングや不正アクセスなどのインターネットを中心とした犯罪行為も増えてきています。
警察官が取り締る犯罪行為の幅が広がってきているため、警察官もそれらの犯罪行為に対応できるだけの知識が必要です。

女性の警察官が活躍する場が増える?!

女性の特性を活かした「女性だからできる仕事」が、警察官にはあります。
女性警察官が活躍する場をご紹介します。

2-3.1ストーカーやDVの被害者への対応
被害者は、女性が多く、女性警察官であれば、男性警察には話しにくい内容でも話しやすいです。
被害者に心強さや信頼感を持ってもらえることで有力な情報をつかみやすく、事件解決の糸口を増やすことができます。

2-3.2女性留置所の仕事
留置所での生活は、男女別に送ることになります。
そのため、女性留置所では女性警察官が対応します。

2-3.3児童虐待の子供への対応
傷ついた子供に対して、女性の特性を活かし優しく対応することができます。
少年非行についても、女性警察官が活躍することが多いです。

警察官のキャリアのスタート~就職先~

警察庁

警察庁は、全国の警察組織の調整やありかたの企画・運営などを行っています。国家公務員であり、国家公務員一般職試験や国家公務員総合職試験に合格する必要があります。

地域警察

地域警察は、地域の交番に勤務して、住民の安全を守ります。パトロールや拾得物の対応など様々な業務を行っています。事件や事故が発生した場合は、現場へ急行し初動捜査なども行います。地域警察は、都道府県警察であり、各都道府県の地方公務員試験を合格しなければいけません。

交通警察

交通警察は、白バイやパトカーで交通違反の取り締まりや交通整理を行います。ひき逃げ事件なども交通警察が捜査を行います。交通警察は、都道府県警察であり、各都道府県の地方公務員試験を受験し合格する必要があります。

刑事警察

刑事警察は、強盗や殺人事件など安全や生命、財産に関わる犯罪と向き合います。聞き込み調査などの地道な捜査から、犯人の特定を行います。刑事警察は、都道府県警察であり、各都道府県の地方公務員試験を合格しなければいけません。

生活安全警察

生活安全警察は、未成年の犯罪やストーカー行為など刑事警察が扱わない事件を扱います。不審者情報の提供なども行っており、街の治安維持が主な役割です。生活安全警察は、都道府県警察であり、各都道府県の地方公務員試験を受験し合格する必要があります。

警察官のキャリアアップの仕方

警察官としての技術を高める

主な警察官のキャリアアップの方法は、昇任試験に合格することです。一つの階級で所定の要件を満たした後、昇任試験を受験し、合格すると昇進することができます。昇任試験の受験資格は、学歴などにより変わりますが、主に勤続年数などになります。

ほかの資格を取得する

警察官の業務は、幅広く多岐に渡ります。
自分の希望するキャリアに関する資格を取得する必要があります。
おすすめの資格としては、TOEICなどの語学力の資格です。
近年、外国人が増えることにより日本は国際化が進んでいます。
同時に、犯罪も国際化するため、語学が話せると外国人への取り調べなども行うことができるでしょう。

転職

警察官の離職率は、25歳未満の若手警察官の割合が多いです。
総務省の「平成30年度地方公務員の退職状況等調査」によると、警察官の離職者数の約半数を占めていました。
おすすめの転職先としては、警備員と営業職が挙げられます。
警備員は、警察官と仕事の内容が重なる所があり、共通点が多いからです。
営業職は、未経験でも採用されやすく、警察官と同じで体力と精神力を求められるからです。

警察官の海外進出

警察庁では、「国際テロリズム緊急展開班」を設置しています。
日本人が海外でテロ被害にあった時に、緊急招集し、現地へ派遣され、情報収集など捜査を行います。
「国際テロリズム緊急展開班」は常設されているわけではなく、専門知識や技能がある職員が決められており、緊急の時に派遣されます。
現地で対応できるために、人質交渉や鑑識の知識や技能が必要となります。
実績としては、アルジェリア人質事件(2014年)やISILの日本人拘束事件(2015年)に派遣されました。

まとめ

警察官として、キャリアを築くためには、実績と努力が必要です。
目の前にある業務にしっかりと向き合うことが、キャリアアップをするためには必要でしょう。
日本の国際化と共に、警察官としても国際化に対応できるような知識や技術が求められています。
警察官としてキャリアアップする人もいれば、転職や独立をしてキャリアアップする人もいます。
自分が今後、どのようにキャリアを築いていきたいのかが重要になるでしょう。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000590310.pdf
日本政府観光局年別訪日外客数,出国日本人数の推移
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/marketingdata_outbound.pdf
警視庁採用の拡大
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/shokai/women/saiyo_kakudai.html

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

警察官として実際に働く方にアンケートをとり、 「キャリア・将来性」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
実際に働いている人の
警察官の「キャリア・将来性」の満足度
★★★★☆ 3.6 (74件)

警察官の 「キャリア・将来性」の 口コミ一覧

全74件

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愛知県の30代後半男性

正社員 / 750万円以上~800万円未満 / 大学卒

就職先:警察署

キャリア・将来性の満足度 ★★★☆☆ 3.0
  • 仕事の将来性

    将来性は無いが、やりがいは多い仕事であると思う。いつまでも働き続けることができるようにしていきたい

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岐阜県の30代後半男性

正社員 / 700万円以上~750万円未満 / 大学卒

就職先:警察署

キャリア・将来性の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事の将来性

    人口減少社会の中で、人々の生活を変わらず守っていくため、先端技術を導入したり、業務を合理化するなど、組織一丸となって知恵を絞って頑張っています。

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兵庫県の40代男性

正社員 / 750万円以上~800万円未満 / 高卒

就職先:警察署

キャリア・将来性の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事の将来性

    現在の社会情勢・経済情勢を考えると不透明感は否めないが、何とかなる職場かと思う。不安材料は少ない。

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宮崎県の40代男性

正社員 / 750万円以上~800万円未満 / 大学卒

就職先:本部

キャリア・将来性の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事の将来性

    今やるべきことを着実に、適正にやっているだけという認識で、将来性がある、ないの意識はないが、常に満足出来ており、現評価とした。

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京都府の30代後半男性

正社員 / 750万円以上~800万円未満 / 高卒

就職先:警察署

キャリア・将来性の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事の将来性

    絶対になくならない需要のある仕事だと思います。しかし権利意識も高くなっておりやりにくくなっているのも事実です。

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