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宅地建物取引士になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!

2022年12月20日

はじめに

この記事では近年需要が高まっている宅建士を目指す方に向けて、専門学校の選び方をご紹介します。専門学校を選ぶ際に、何に気を付けて選べばよいか分からない方も多いのではないでしょうか?この記事では、専門学校を選ぶ際に基準にすべきことなどをまとめています。宅建士を目指すための専門学校について知りたい方はぜひご参照ください。

専門学校で宅建士を目指すメリット

宅建士になるには、各都道府県で毎年行われる宅建国家試験に合格する必要があります。そのため、宅建士を目指す方は、独学・資格スクールへの通学・専門学校への通学のいずれかの方法で資格取得を試みる必要があります。それでは宅建士を目指すうえで専門学校に通うメリットはどこにあるのでしょうか?これから詳しくご紹介していきます。

宅建士関連の資格の取得を同時に目指すことができる

専門学校の多くは2年制をとっています。しかし、この2年間の期間全てを宅建試験の合格のために費やす専門学校はとても少ないです。なぜでしょうか?
一般的に、宅建試験の合格に必要な勉強時間は250~300時間と言われています。そのため、2年間で宅建試験の合格を目指すことは効率を考えるとよくありません。よって、多くの専門学校では2年間の間で宅建士の資格とともに、関連資格である簿記・マンション管理士・管理業務主任者・FPなどの資格の取得も目指します。
複数のライセンスを所有することは所有者に多くの選択肢を付与するため、専門学校のカリキュラムは私たちに大きなメリットを与えることが分かります。

社会人として必要な基礎力を身につけることができる

資格取得のために多くの人が通う予備校や通信講座では宅建士の資格取得に重要な不動産の専門知識を学ぶことが可能ですが、その知識だけでは社会で通用しません。
その点、多くの専門学校では宅建試験の合格を目指すカリキュラムと同時に、社会人として生きていくうえで必要不可欠であるパソコンの演習やビジネスマナーの演習、さらには個別面接の対策の指導をカリキュラムに取り入れています。
このように、専門学校は資格に必要な知識のみでなく、資格を社会に出てより強力に使うための力を育む援助もしてくれるため、専門学校は宅建士になるために必要な要素を多く身につけることができる最高の環境であるといえるでしょう。

宅建士を目指せる専門学校の違いって何?

宅建士の資格取得を目指せる専門学校は全国に多く存在します。では、数ある専門学校から自分にあった学校を選ぶにはどのような点に気を付ければよいでしょうか?ここからは、専門学校を選ぶうえできにすべき点をいくつかご紹介していきます。

カリキュラムの特徴が違う!

宅建士の専門学校の多くは2年制をとっていますが、そのカリキュラムが専門学校によって全く違います。
例えば、1年次に宅建士の試験合格を目指し、2年次に社会人として必要な教養を学ぶ方針の専門学校もあれば、2年次に宅建士以外の資格の取得を目指す方針の専門学校もあります。
また、宅建士の資格取得を推奨しているものの、最終目的は宅建士の資格ではなく別の資格である専門学校も多くあります。特に、建築士や行政書士のような難易度が高く宅建士に関連のある資格は、カリキュラムの最終ゴールとして設定されている場合が多いです。このように、宅建士を目指す専門学校といってもカリキュラムによって大きな違いがあるため、専門学校を選ぶ際は注意が必要です。

合格・就職実績が違う!

専門学校を選ぶ際の気を付けるべき最も重要な点の一つは、各専門学校の資格合格実績・就職実績です。なぜなら、合格・就職実績はその学校のカリキュラムや学習環境がどれほど生徒に良い影響を与えているかを知ることができる唯一の指標であるからです。
実際に、学校側が提示するカリキュラムの内容や学習環境が一見素晴らしかったとしても、合格・就職実績が良くなければ結果につながっていないシステムであり意味がありません。そもそも、専門学校に通う最も大きな目的は、宅建合格試験に合格することです。よって、専門学校を選ぶ際に、カリキュラムや学校の学習環境の良し悪しによっての情報のみでなく、合格・就職実績などの客観的な指標を参考にすることは、専門学校に通う最終目標を達成するうえでとても重要です。

専門学校選びの進め方

ここまでは、専門学校を選ぶうえで注意すべき判断軸についてご紹介していきました。では、実際に専門学校を選んでいくにはどのようにすればよいでしょうか?ここからは、専門学校を選ぶうえでの重要な要素をご紹介していきます。

場所

まずは、自分が通いたい場所で専門学校を選択していきましょう。ここで重要なことは、人によって選択できる場所の範囲が異なることです。両親に地方または都会に引っ越して一人暮らしをすることを許可してもらえた人は、選択範囲を全国にしてもよいでしょうが、許可されていない人は通学可能な範囲にある専門学校を選ぶ必要があります。
このように、自分が置かれている状況を把握しつつ、専門学校を選ぶ必要があります。

学費

専門学校選びを行う上で、学費を考慮することも大切です。多くの専門学校を見てみると、学費の相場は、2年間で150万円~250万円ほどであることが分かり、この相場から学費は学校によって大きく異なるといえます。この学費の違いは、資格スクールに通った場合かかる10万円~25万円よりも大きいため、専門学校ごとの学費の違いがとても大きな意味を持つことが分かります。そのため、学費は専門学校を選ぶ際に考慮すべき最も重要な要素の1つです。

自分の目的とカリキュラムを照らし合わせる

専門学校選びをするうえで最も大事なことの一つは、自分が専門学校に通う目的は何かを明確化して、その目的に合ったカリキュラムや学習環境を備えている専門学校を選ぶことです。
実際に、宅建士の資格取得を第一にしている専門学校は少なく、建築士や司法書士の資格取得を第一にしている専門学校が多いため、もし宅建士になることが最終目的である場合、建築士などの資格取得を第一にしている専門学校を選ぶべきではありません。更に、宅建士の資格取得を第一にしている専門学校の中でも、宅建士関連の資格をダブルライセンスとして更に目指すカリキュラムもあれば、宅建士の資格取得後は社会人として必要な教養を学ぶカリキュラムをとる専門学校もあり、それぞれの学校で得られるものは様々です。
よって、専門学校を選ぶ際は、自分の最終目的は何かを一度明らかにした後に、その目的に合ったカリキュラムや学習環境を備えた専門学校を選択すべきです。

合格・就職実績

先ほど記した通り、合格・就職実績は確実に調査するとよいでしょう。もし宅建士の合格率が載っていなかったとしても、宅建士関連の資格合格率を載せていた場合、資格取得にその専門学校がどれほど貢献しているかを把握できるためそのデータも参考にしましょう。

口コミ

口コミも専門学校を選ぶうえで、重要な要素です。口コミでは、専門学校に通っている生徒たちの生の声を知ることができます。そのため、口コミを参考にすることで、今まで調査してきて得た専門学校についての情報がどのくらい正確性を持っているか分かるでしょう。
当サイトでは、専門学校ごとに卒業生・在校生の口コミを見ることができます。ぜひご参照ください。

自分の目で確かめる

今まで専門学校選びを進めるうえで重要な要素を記していきましたが、そのすべてはあくまでHPやネット上の情報でありイメージがしにくいと思います。そのため、実際に興味のある専門学校に訪れて学校の雰囲気や実際の授業を見ることで、その専門学校についてより知ることができ、最適な学校選びにつながります。
ぜひ専門学校で開催されているオープンキャンパスや説明会に足を運び、その場で専門学校を知ることをお勧めします。

編集部おすすめの学校2選

これまで専門学校の選び方についてご紹介してきましたが、実際に宅建士を目指せる専門学校にはどのような学校があるのでしょうか?ここからは編集部がおすすめする専門学校についてご紹介します。

合格率驚異の61.9%!?圧倒的な合格実績を誇る駿台法律経済&ビジネス専門学校!

駿台法律経済&ビジネス専門学校は御茶ノ水駅から徒歩5分にあり、多くの資格を対象として在校生の資格合格を目指していく専門学校です。その中で、法律実務学科の不動産ビジネス就職コースでは主に宅建士の資格を筆頭に、マンション管理士や管理業務主任者などの関連資格の取得を目指すことができます。
この専門学校では、2021年度に行われた宅建試験の在校生合格率は驚異の61.9%でした。2021年度の宅建試験全国平均合格率は17.9%であるため、合格率を比較すると約45%も駿台校の在学生合格率が上回っています。また、2020年度合格率61%・2019年度合格率73.9%と共に高い合格率を誇っているため、この合格実績は常に維持されていることが分かります。
このように圧倒的な合格率を在校生が誇っておるため、宅建士になるための専門学校を選ぶ際に、この駿台法律経済&ビジネス専門学校は必ず候補に挙がってくるでしょう。

宅建士のスペシャリストを目指せる!大原簿記ビジネス専門学校(宅建ライセンスコース)

大原簿記ビジネス専門学校は全国各地にあり、その一部にはビジネス分野を学べる宅建ライセンスコースが存在します。このコースは、宅建士になりたい人にとても適していています。いったいなぜでしょうか?
この学校では1年次に簿記・宅建士・リテールマーケティングの資格取得を目指し、2年次にExcel・Word・パソコン演習や就職で役に立つ面接対策・ビジネスマナー対策などの社会人に必要な素養を学ぶことができます。このカリキュラムから、宅建士の資格取得のみを目指すのではなく、資格取得後、宅建士として一人前に働くことができるように準備・対策を施してくれる素晴らしい専門学校であることが分かります。
よって、宅建士になるための専門学校を選ぶ際に、この大原簿記ビジネス専門学校は選択肢に入れておくべき素晴らしい学校です。

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事では、宅建士の専門学校の選び方についてご紹介していきました。実際に、専門学校でかかる費用や時間を考慮した場合、宅建士の資格取得のみを目的としている人は専門学校に通うよりも、独学・通信講座・資格スクールを利用したほうが良いかもしれません。
しかし、宅建士として資格取得後実際に働きたい人にとっては、宅建士の資格取得以外に社会人基礎力や宅建士関連の資格を同時に学ぶことができる専門学校のほうが適しているでしょう。
このように宅建士の資格を取得するルートは多く存在しますが、正解はありません。そのため、まずは宅建士関連の資格を取りたい自分の目的は何かを明確にして、自分に適した進路先を決め、自分に合った道を選ぶことが大事でしょう。この記事が皆さまにとって最適な専門学校選びに役立ちましたら幸いです。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

大原学園専門学校
https://www.o-hara.ac.jp/senmon/course/business/business/
駿台法律経済&ビジネス専門学校
https://www.sundai-slec.ac.jp/
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