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ファッションデザイナーの仕事内容とは?仕事の魅力・やりがいを解説!

2022年03月01日

はじめに

ファッションやデザインに興味のある人にとって憧れの職業の一つに、ファッションデザイナーがあります。しかし服飾関係の仕事にはほかにもさまざまなものが挙げられるため、ファッションデザイナーの具体的な仕事内容とは…?と疑問に感じている人も多いかもしれません。そこで今回は、ファッションデザイナーの仕事内容ややりがい、大変なことなどについて解説していきたいと思います。

ファッションデザイナーとは?

ファッションデザイナーの定義

ファッションデザイナーは、法律上の用語ではなく、特別な国家資格を必要としないため、法律では業務範囲に関して明記されていません。関連する民間資格はさまざまありますが、ファッションデザイナーとして仕事をする際には実際のところ無資格でも働くことができるのが特徴です。ファッションデザイナーは、販売する洋服などの服飾関係の商品を企画・デザインするのが主な業務内容です。

ファッションデザイナーの仕事内容

ファッションデザイナーは、洋服やファッション小物などのデザイン・企画を主に担当するのが仕事です。しかし実際にはただデザインだけを考えるのではなく、どれだけの売上が見込めるのか同時並行でマーケティングを行ったり、決まったデザインに対して素材を決めたりパターンを作成したりするのも、ファッションデザイナーが行う重要な業務です。その他、ショーやイベントなどが開催されるようであれば、その日程にあわせて企画や段取りを決めることもあります。

デザイン&マーケティング

ファッションデザイナーが担当するのはそのブランド・会社で売る商品を考えるために必要な多くの行程です。そのため良いと思った服や小物のデザインを考えるだけでなく、ファッションや販売に対する知識を持ったうえでマーケティング戦略を練ることも大事な仕事です。企業に所属するファッションデザイナーは、まず商品企画を練るためにさまざまなアイデアを出し、市場やトレンドのリサーチを行います。そのうえで売れる洋服のデザインを作成し、何度も会議などを通じてブラッシュアップを重ねていくことで、その完成度を高めていくのです。
その後はパタンナーと細かく打ち合わせを行いながらパターンの作成にも携わり、商品企画をより具体的な煮詰めていく流れです。ビジネスとしてファッションデザインを行っていくために、ファッションデザイナーは企画立案からマーケティングまであらゆることに携わるのが通常のパターンです。そのためファッションデザイナーと一口にいっても担当する役割は多岐にわたり、求められるスキルも幅広いのが特徴です。
ファッションデザイナーと聞くとデザイン力ばかりを求められるイメージを持つ人は多いですが、むしろ発想力は多くの現場経験を通じて養われていくことがほとんどのため、マーケティング知識やコミュニケーションスキルなどがもともと備わっていると優秀な人材として重宝される傾向は高いといえます。ただ独創的なアイデアを発揮することだけでなく、重要なのは、ビジネスとして成り立たせたうえでの商品の企画立案ができるかというポイントだからです。

ファッションデザイナーの一日のスケジュール

ファッションデザイナーは基本的に打ち合わせとデザイン画の作成、それに付随するリサーチ作業などを繰り返し行っていくのが特徴です。そのためときには一日のほとんどを会議中心で過ごすこともあれば、逆にアイデアをまとめたりリサーチを行ったりすることだけで一日のほとんどを過ごすこともあります。いわゆるルーチン作業中心の仕事ではないため、そのときのスケジュールやプロジェクトに応じた臨機応変な動きが求められるのが特徴です。

ファッションデザイナーの一日のスケジュール例 ファッションデザイナーの一日のスケジュール例

ファッションデザイナーに必要な資質

ファッション知識

重要なのはファッションに対する強い興味関心と知識です。特定のジャンルにとらわれることなくさまざまなジャンルに興味を持てることも重要であり、いち早く世の中のトレンドをキャッチしようとする意識の高さも欠かせません。

コミュニケーション能力

ファッションデザイナーは企画会議ありきで日々の仕事をこなしていくため、コミュニケーション能力も必要です。周りのスタッフや各種取引先との間ではこまめにやり取りをするため、基本となる仕事の報連相はもちろんのこと、企画やアイデアを言葉にして伝えるプレゼン能力なども重要になってくるでしょう。

デザイン・企画力

独創性のあるデザインを思いつくことができるかどうかは、ファッションデザイナーとしての腕の見せ所です。固定観念に縛られず、柔軟に視野を広げてさまざまなアイデアを取り入れていき、それを具現化できる能力が重要です。

マーケティング知識

ファッションデザイナーとして働くためには、売れる商品を企画しなければなりません。どうすれば売れるのか戦略を練るにはマーケティング知識も必要になり、必要に応じて他社や業界全体に関するリサーチを行うこともあるためリサーチ能力も重要になってくるでしょう。

ファッションデザイナーの魅力

商品企画に携われる

ファッションデザイナーとして働けば、企業の新商品の企画に携われます。自分がデザインを担当した服が世に出ていく可能性もあるため、アイデアを形にできる喜びがあるのがファッションデザイナーの魅力といえます。

ファッション知識が深まる

ファッションデザイナーとして仕事をすれば、ファッションやトレンドに対する知識が非常に深まっていきます。もともとファッションが好きな人は知識が深まることで、普段からファッションを楽しむうえで幅が広がることでしょう。

独立できる可能性

ファッションデザイナーとして実績を積めば、独立して自分のブランドを立ち上げられるチャンスも生まれます。いわゆるカリスマデザイナーになるための良い修行につながる可能性は高いです。

ファッションデザイナーのやりがい

ファッションデザイナーのやりがいは、アイデアや企画を形にしていける楽しみが常に伴うことです。自分自身が企画した洋服が実際に商品化され、世の中の人の手にわたっていけば、苦労して打ち合わせを重ねながらデザインを作成してきたことに対する強い達成感を得られます。そして何より、形になってお客様に支持されることは、何よりも自分の能力が認められた証になります。自分だけのデザインを世の中に届けたいという強い意志を持っている人は、ファッションデザイナーとして成果を収めることに大きなやりがいを感じられるはずです。

ファッションデザイナーとして大変なこと

生みの苦しみ

ファッションデザイナーには常に「生みの苦しみ」が伴うといって良いでしょう。常により良いアイデアや企画を求められるため、中にはスランプに陥って何も発想できなくなり、強いストレスを感じる人も少なくありません。

実力主義

ファッションデザイナーは企画やデザインで成果を出していく仕事なので、実力主義の世界ともいえます。企画がなかなか通らない場合やプロジェクトの成果がいまいちだと、職場には居づらさを感じてしまうこともあるかもしれません。そしてそういった状況が続けば、別部署への異動を命じられる可能性も出てきます。

働き方が固定されない

ファッションデザイナーの働き方は、企業デザイナーなのかフリーなのかで大きく異なります。さらにいえば同じ企業デザイナーでも企業によって働き方や担当業務が異なることは多く、場合によってはファッションデザイナーとして就職しても思っていたような働き方ができないこと可能性もあります。そのため「思っていたのと違う」と思い、結果として職を離れる選択をする人も少なくありません。

まとめ

ファッションデザイナーは服の企画に携わることができる、たいへんやりがいのある仕事です。そのため服飾に興味のある人からの人気は高く、実績を積めば独立できる可能性も生まれるといって良いでしょう。アイデア・企画に常に関わる仕事だからこそ常に生みの苦しみは伴いますが、多くの可能性を持つ仕事であることは確かです。ファッションデザイナーの仕事内容や求められるスキル、魅力などをチェックしたうえで、仕事にするべきかどうかを冷静に判断していきましょう。

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

ファッションデザイナーとして実際に働く方にアンケートをとり、 「仕事内容」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

ファッションデザイナーの 「仕事内容」の 口コミ一覧

全1件

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愛媛県の30代前半女性

正社員 / 100万円未満 / 専門学校卒

就職先:アパレルメーカー

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    たくさんの手術が近くで見えるからとても楽しいです。自分もその中で、手術に携われるのが嬉しいです

  • ワークライフバランス

    手術室は病棟に比べて、お休みが取りやすいです。そんなには困っていないです。休んでも文句言う人がいないから。

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