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美容部員を目指せる進路は?進路別のメリット・デメリットを解説!

2022年03月01日

はじめに

この記事では、美容部員になりたい高校生の進路選択について、進学先の違いによるメリット・デメリットを詳しく紹介しています。男性がメイクをすることが一般的になった影響もあり、近年では男性美容部員の需要も高まっています。美容部員に少しでも興味のある方はぜひご参照ください。

美容部員になるには?

高校卒業後の流れ

美容部員になるための選択肢としては主に3点挙げられます。第一に、高校を卒業後すぐの就職。第二に、専門学校や短期大学を卒業してからの就職。そして第三に、四年制大学を卒業後の就職です。
いずれもウェルシアなどのドラッグストアか、資生堂などのブランドに就職することになります。シャネルなどの有名ブランドは人気があり、正社員として美容部員になるためには高い倍率を勝ち抜く必要があります。しかし、契約社員としてならば美容部員になるのはそこまで難しくないようです。背景には、離職率の高さによる人手不足が挙げられます。

学歴・資格は不問!

美容部員になる上では特別な知識が必要ないため、学歴や資格は基本的に問われません。ただし、正社員として美容部員になりたいのであれば、専門学校や大学を卒業している必要があります。これは、多くの企業が正社員の応募条件として掲げているからです。なお、社内研修が充実しているため、資格も特には必要ありません。

学歴別!美容部員を目指すメリット・デメリット!

高卒

早くから美容部員として活躍できる

高校卒業後に美容部員を目指すメリットとしては、いち早く社会に出られることが挙げられます。進学して興味のないことを学ぶよりも、興味のある分野で早くからお金を稼ぎたい!という方にはおすすめです。

正社員採用が望めない

高卒者を対象とした美容部員の正社員採用の求人はほぼありません。どうしても正社員になりたい場合は、「契約社員として入社後、正社員への昇進を目指す」「中途採用で正社員として雇ってもらう」といった選択が挙げられます。ただし、契約社員のうちの給料は安く、都心部でも時給1,300円程度です。中途採用では、高級商材の販売経験があると有利になるようです。

専門学校・短期大学卒

学校からのサポートが受けられる

美容系の専門学校・短期大学では、肌やメイクに関する知識を身に着けることができます。また、美容部員を採用したい企業が学内で説明会を開催することもあり、学校側の就職サポートが手厚いというメリットも挙げられます。さらに、学校によっては美容師免許も取得できるため、美容師やメイクアップアーティストなど、美容業界における職業の選択肢が広がります。

給料や職業選択に限りが生じる

専門学校・短期大学から美容部員を目指す上でのデメリットは、主に3点挙げられます。第一に、大卒者と比較して給料が安いです。第二に、美容系以外の職業に就くのが難しくなります。ただし、専門学校もしくは短期大学在学中に心変わりした場合は、3年次より大学に編入することもできます。第三に、そのブランドの総合職には就けません。総合職とは、新商品を考えたり広告を作ったりする仕事を指します。美容部員としての成績が評価され、総合職への昇進を果たす方もいらっしゃるようですが、ほんの一握りです。

大学卒

給料や職業選択の幅が広がる

大学進学のメリットは主に2点です。第一に、上記の学歴と比較して給料が最も高く設定されています。第二に、美容業界に関係なく、職業選択の幅が広いことが挙げられます。化粧品会社の総合職はもちろんのこと、銀行や自動車会社など、業界にとらわれずに好きな企業を志望できます。

美容に関して深くは学べない

大学進学のデメリットとしては、美容分野の知識や技術を極められないことが挙げられます。大学は幅広く一般教養を身に着ける場であるため、メイクアップアーティストなどへの転身を図りたい方にはおすすめできません。

美容部員になりたい!おすすめの進路は?

美容業界に対する意志が固いなら…

専門学校がおすすめです。大学で興味のない分野を学ぶよりも、有意義な時間を過ごすことができるためです。美容専門学校を卒業していれば、美容師やメイクアップアーティストなど、他の類似職への転職も可能になります。

なんとなく興味があるなら…

四年制大学がおすすめです。高校生のうちは美容部員に興味があっても、大学生活を通じて志が変わるかもしれません。美容部員は離職率が高いため、他の職業に就くことのできる選択肢を残しておく方が賢明だと言えます。

まとめ

美容部員は、学歴や資格に関係なく誰もが就ける職業です。ただし「正社員になりたい」「より高い収入を得たい」などの願望に応じ、将来を見据えた上で進学先を選択することが大切です。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/464
アフロート美容専門学園
https://school-afloat.com/tb/topics/8359/
ぴったり専門学校診断

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