【総合評価】
半期の中で登校する日が少ないため、自分の自由な時間が増えます。心にゆとりができるため、療養にも良いと思います。
様々な理由で通信制高校に来た生徒がいます。先生だけでなく生徒にも、病状の理解があるため、病気絡みで責められる事も普通の学校に比べ、圧倒的に少ないです。
通常授業の他にも校外学習や修学旅行、文化祭など、様々な学校が主催する行事もあり、楽しい学校生活でした。
私は全日制の高校から編入してきましたが、同じような立場の人が多いです。不安を感じることはありませんでした。
【授業内容・コース】
ネイルやメイク、手話など、普通の高校では無いような、少し変わった授業を選択する事ができます。それらの授業は外部から専門の講師を呼ぶ事も多く、楽しんで授業することがでしました。
しかし、通常の授業では、1つの科目につき少ない場合だと、半期に2時間しか講義を受けません。レポートなども簡単なものですので、勉強面では授業だけでは全日制の高校には追いつかなかったです。偏差値の高い大学へ進学したい人は、空いてる時間が多いため、塾や自習などをして勉強している様子でした。
【高卒資格の取りやすさ】
卒業しやすいと思います。
留年する子はいましたが、特に責められたり追い込まれたりしている様子もないため、時間をかけてでも卒業しようしていました。
【スクーリング】
週に3~4日授業を受けることができる日があります。
大学のように、自分で取りたい授業を選択する事ができますが、必修科目は多いです。選択する際、先生とマンツーマンで相談しながら授業を選択するため、単位の計算を含め、安心して選ぶことができます。
また、スクーリングは週替わり制です。どの授業も大体、半期の間に決められた回数(2~10回くらい)出席し、決められた枚数のレポート(穴埋め形式の選択問題プリントが多く、解答用紙はだいたい2~6枚ほど)を提出、定期テスト期間にテストを受け単位が認定される、という仕組みでした。
そのため、3年生の後期に合計2日しか授業を受けていない、という人もいます。
【サポート体制】
チューターという、担任の先生のような先生が1人つきます。
学校生活のサポートをしてもらえ、定期的に出席状況と一緒にチューターの先生からのメッセージが書かれた封筒が送られてきます。
またインターネット上から自分の出席状況やレポートの提出状況、成績などを確認する事ができ、大変便利でした。
【先生の親しみやすさ】
これはどんな学校も同じだと思いますが、先生によります。
全体的に言うと、良い先生ばかりです。
先生にカラコンやメイクを褒めてもらえてる事や、新しいヘアカラーを自慢する事、バイトの愚痴を話すなど、友達のように親しく話せる先生が多いです。
【進路実績】
関関同立産近甲龍などへ行く人も何人か知り合いにいましたが、就職する人もいます。専門学校へ行く人もいます。指定校推薦を受け入れている大学が多いため、そこから進学先を選んでいる人もいました。
欠席日数は在学中は0です。成績も真面目に出席し、レポート課題をし、テストを受ければ、大抵低くはなりません。そのため、推薦を狙いやすくなります。
進路指導の先生やチューターの先生と相談できるため、不安はなく進学先を決めることができました。
【友人関係やいじめについて】
これは分校によると思いますが、友人は作りにくいと思います。クラス制度はありません。授業中は私語厳禁で、厳しい先生だとその授業の出席認定が得られないため、皆静かに授業を受けています。
私の友人は、唯一授業で交流可能な体育(実技)か、親しい先生を通して知り合った子のみです。
いじめについては、聞いたことがありません。