【総合評価】
通信制でないといけないという明確な理由などがなければやめた方が良いです。そして、進学希望をしているけど、毎日通うのが面倒臭いから通信制に行くという方はもう一度よく考え直してみてほしいです。通信制ではほぼ自力で勉強しなければならないです。全日制では分からないことはすぐに聞いて、解説してもらえます。通信制はすぐに解説してもらえるわけではないです。 私は進学をしたので、就職のことはよく分かりません。なので、進学のことしか言えません。実際に自分の受験の時に先生から何をしてもらったかというと志望理由書のアドバイスくらいです。あとは全部自力でやりました。受験勉強も模試の申し込みもその他諸々全てです。自分から先生に相談をすれば親身になってくれます。ですが、受け身になってると何も連絡は来ません。一般的に通信制は進学するには適してないと言われますが、本当にその通りです。結果的には進学が決まりましたが、転入学前の全日制で基礎学力があったから合格できました。高校1年生から通信制だったら進学は諦めていたと思います。
【授業内容・コース】
大学進学には対応できていません。あくまで高校卒業程度の学力をつけるためであって、大学進学となると追いついてないと思います。
【スクーリング】
年4日の登校で済むので、他の日は自分の好きなことや、バイトができます。 学校で友達が欲しいと思う方は、定期的にイベント(ハンドメイド・文化祭・遠足など)があるので参加できます。また、自由に登校ができるので、学校行きたいなと思った日に行けます。 ですが、自由に登校するのは、「年4日の登校」には含まれません。年4日の登校というのはきちんと授業を受けるスクーリングが対象です。学校側と事前相談をして、〇月×日にスクーリングをしますというふうに決めて登校します。 スクーリングは8月の後半に3日連続で行われます。体調不良の子などにはハードスケジュールになるので、一気に3日行く必要はないです。担任と相談して、他の月に行くこともできます。遠方から通う人は行く日を分散させるのは少し難しいかもしれません。コロナウィルスの影響で県をまたぐことを何回もすることは感染拡大になりますし、朝10時からのスクーリングに間に合うためには早朝に起きることになるので、負担が大きくなります。3日間のスクーリングを受けて、その後もう一日でテストを受けます。それが終わったら、卒業または学年が上がります。
【サポート体制】
不登校経験者へのサポートなどはとても手厚くしていたと思います。
【先生の親しみやすさ】
良い担任と巡り会うことができれば、特に不満や問題はないと思います。ですが、性格や考えが合わない先生もいました。それは仕方ないとは思いますが、不満に思うことはあります。あまり具体的には言えませんが、先生の個人的な意見を押し付けられたり、高圧的な態度で話をされました。あまりにも性格や考えが合わなかったので、その先生から教わるのはやめました。
【進路実績】
通信制だからという表現はあまり良くないと思いますが、進学よりも就職希望やすでに社会人で高卒が必要になったから通っている方が多いです。進学希望の方は推薦やAO入試で進学する人が大多数です。一般入試で合格するには相当の努力(授業が大学受験に対応してないので、応用問題など自力で理解すること)が必要だと思います。 ただ、進路相談には親身になってくれます。
【友人関係やいじめについて】
友人を作ることはしようと思えばできると思います。交流を深めるイベント等もあります。ですが、やはり登校日数が少なかったり、1回の交流で仲良くなることは難しいと感じる方もいると思います。 いじめは登校日数が少ないのでないです。
【学費】
正直、この授業でこの学費は高く感じます。分からないことを先生に質問することは追加で料金が発生することはないので、同じ学費でも学校をどれだけ利用して学力をつけるかで評価は変わると思います。勉強や進路のことに真剣になって考え、先生から助言や教えをもらえるかで、学費が安いと感じられると思います。ただ、何もせずに過ごすと学費が高く感じられるのではと思います。
【卒業のしやすさ】
卒業することは容易いと思います。 授業内容は全く難しくありません。レポートの答えは教科書から探せば書いてあるので、とても簡単です。1年分の履修科目がずらっと一覧で表示されるので、面倒くさいと感じるかもしれません。ですが、集中して取り組んでしまえば、1つのレポートを15分程度で終わらせることもできます。
【校則の厳しさ】
校則があると聞いたことはありません。私が知らないだけなのかもしれません。スクーリングに行くと、もちろん地毛の方もいるし、茶髪や金髪の方もいました。髪を染めているからといって先生から注意されていませんでした。 校則=法律 だと思ってます。