いつでも「ありのまま」を見せられる学校だから、のびのびと個性や能力を伸ばせる
本校では7年前から、受験を希望されるご家族向けの学校見学会を一年中、ほぼ毎日実施しています。なぜなら、特別な日ではない、ありのままの姿を見てほしいから。授業の様子はもちろん、休み時間中の生徒に「学校への不満を教えて」等、ぜひ直接質問してみてください。あっけらかんと本音を話してくれる生徒ばかりです。もちろん私たち教師も嘘や隠し事のない校風を誇りにしています。よく「いじめはありますか」という質問を受けます。課題や問題は起こりえます、と正直に答えます。けれど、その問題をどう解決していくかも具体的にお話します。問題が小さなうちに、生徒とも保護者の方ともまっすぐに向き合って話し合うから、大きな問題にはなりません。そうした風通しの良い環境の中だからこそ、子どもたちは自主的にのびのびと自分の個性や能力を伸ばしていける。それが日出学園のいちばんの特色でしょう。
自発的な活動でチャレンジ精神を養う
日出学園の入試では作文の課題があります。私たちが知りたいのは文法の理解や語彙力ではなく、その子が自分の心を正直に見せてくれるかどうか。なんでも安心して話せる環境であれば、生徒は自然と自ら夢に向かって行動するようになるからです。また生徒たちが自主的に自由な課外活動を行う『FLYERS(フライヤーズ)』という有志の会もあります。当初は学校説明会の手伝いが中心でしたが、生徒たちの希望で企業と提携する仕事が増え、現在は学校紹介のVR制作など入試広報の活動をメインに、テレビ、雑誌、CMなどの撮影協力、マーケティング協力まで活動の幅を広げています。キャリア教育にもなっているので、私が指示を出すことはありません。結果として生徒たちの自由な発想が花開いていく。このような活動が志望動機となっている受験生も少なくないようです。
自分の夢を自分で叶えられる人になってほしい
本校は保護者の方からよく「手厚い学校」と言われます。中高合わせて約900名の生徒数に対し、専任講師だけで約50人。数が多いだけでなく、教師一同が生徒の一人ひとりを常に気にかけ、クラスや授業を担当していなくても声をかけるようにしています。挨拶が返ってきたら「昨日のアレどうだった?」「最近職員室来ないよね?」と軽く一言を添える。そういった日々のコミュニケーションの積み重ねを大切にしているから、生徒も正直な内面を見せてくれるのでしょう。そして安心感を得た生徒は、大人や世間の価値観に縛られることなく、のびのびと個性を発揮していきます。自分にも他人にも嘘をつくことなく、自分の夢を自分の力で叶える人になってほしい。問題や不平不満をごまかすことなく、どうすれば改善できるのか考え、切り開く人になってほしい。そうして新しい時代に活躍する彼らが卒業後も気軽に遊びに来てくれる「第二の我が家」になることが、教員一同の願いです。