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メイクアップアーティストの仕事内容とは?仕事の魅力・やりがいを解説!

2022年03月01日

はじめに

モデルやタレントに華やかなメイクを施すメイクアップアーティストの仕事は、その活躍の場が大きく広がりつつあります。この記事ではメイクアップアーティストの仕事内容や必要な資質、仕事の魅力、大変なことについて分かりやすく解説します。

メイクアップアーティストとは?

メイクアップアーティストの定義

メイクアップアーティストは特別な国家資格を必要としないため、法律では業務範囲に関して明記されていません。
メイクアップアーティストとは主にテレビや舞台、イベントなどに出演するモデルやタレントに、顔のメイクや資格を必要としない範囲でのヘアセットを行う人のことを指します。そのほか特殊メイクやブライダルメイク、事故や病気によって顔に傷ができてしまった人への医療メイクを行うこともあります。

メイクアップアーティストの仕事内容

メイクアップアーティストはその名の通り、テレビやCMに出演するモデルやタレントにメイクを施すプロフェッショナルです。通常のメイクだけではなく、メイクやコーディネートに合ったヘアセットを行ったり、映画やドラマなどで必要な特殊メイクを手掛けることもあります。
最近では事故や病気によってできた傷や怪我を隠すことを目的とした医療メイクが注目されており、メイクアップアーティストの活躍の場は芸能界だけでなく、医療現場まで広がっています。

3種類のメイク

メイクアップアーティストの仕事は多岐に渡りますが、大きく3つに分類できます。

1-3-1.顔のメイク
テレビやドラマ、舞台、雑誌や広告、ブライダルなどで、テーマに合わせたメイクアップを施すのが主な仕事です。
編集者や制作会社から仕事を依頼される場合は、企画プランからどのようなイメージが求められているのかを把握して、モデルや俳優へメイクアップを施します。このとき、自分の理想を押し付けるのではなく、シチュエーションやクライアントの要望をくみ取ったうえで、プロとしての提案や工夫をすることが求められます。
その後、必要に応じてディレクターやスタイリストと打ち合わせをし、イメージ通りのメイクアップに仕上げるというのが一連の流れです。

1-3-2.髪のメイク
顔のメイクに合ったヘアセットを施すことも、メイクアップアーティストの仕事です。なお、髪のカットやカラーリングには、美容師免許が必要です。そのため美容師免許を取得していない場合は、シャンプーやトリートメント、ブローなどのアレンジを行います。ヘアサロンに勤める際には、通常、美容師免許を求められます。

1-3-3.衣装のメイク
ブライダルサロンに勤めている場合は、顔のメイクやヘアセットに合ったドレスや着物の着付けを行うこともあります。クライアントの希望をしっかりと確認し、カウンセリングをしながらその人に合った衣装を提案します。
顔・髪・衣装のトータルコーディネートによって、夫婦の一生に一度の晴れ舞台を華やかに彩るのです。そのほか、お客様の予約管理や電話対応など、レセプションと呼ばれる業務を行うこともあります。
メイクアップアーティストの仕事は基本的に接客業なので、必然的にお客様と関わる仕事が多いのが特徴です。

メイクアップアーティストの一日のスケジュール

上記はスタジオで働く場合の一日のスケジュール例です。メイクアップアーティストは、働き方や仕事内容によって一日のスケジュールが大きく変わります。毎回、違うスタジオで働くことも考えられるため、スタジオの場所を事前に確認しておくことが大切です。

メイクアップアーティストの一日のスケジュール例 メイクアップアーティストの一日のスケジュール例

メイクアップアーティストに必要な資質

気配り

メイクをする相手は、これから出演や登壇などの本番を控えている人がほとんどです。確かなメイク技術はもちろん、気持ちを上向きにさせたり、緊張を和らげたりする言葉をかける気配りも求められます。

社交性

メイクアップアーティストは相手の髪や肌などのデリケートな部分に触れるため、クライアントとの信頼関係がなければ成り立ちません。コミュニケーションを取り、居心地の良い空間を提供できる社交性が必要です。

タフさ

ドラマや雑誌の撮影が行われる現場は国内外さまざまで、時間もバラバラです。そのため、必然的に勤務時間や休暇が不規則になります。重いメイク道具を抱えて日時問わず現場に向かえるタフさがなければ勤まりません。

メイクアップアーティストの魅力

総合的ビューティのプロ

メイクアップアーティストは単に顔のメイクだけでなく、衣装やヘアなどトータルビューティのプロを目指せる職業です。資格はいらず、自分のスキルとセンス、メイク道具があれば、クライアントのもっとも美しい姿を引き出し、喜んでもらえる職業です。頑張った分だけ、関わった人の笑顔と「ありがとう」の言葉が成果として返ってくるのが魅力です。

形に残る仕事

自分が手掛けたメイクやヘアセットで舞台に臨んだタレントたちが残した作品は一生残ります。また、SNSが発達している現代では、ヘアメイクが話題になり作品の評判に影響を与えることもあるでしょう。自分の仕事が形として残り、今後も多くの人々の目に触れることはかけがえのない魅力です。

一期一会

指名されたり専属にならない限り、メイクを施す相手はほぼ毎回変わり、シチュエーションや要望も多種多様です。仕事の度に新しい出会いと発見があり、職業も立場も異なるさまざまな人々と関わることは自分自身の成長にもつながります。一期一会の出会いを大切にできるのも、この仕事の魅力です。

メイクアップアーティストのやりがい

メイクアップアーティストの仕事は見た目を美しく飾り付けるだけではなく、その人らしさを引き出すことにあります。クライアントが描く理想のイメージをヒアリングするためには、その人の内面に触れなければなりません。
自身が施したメイクでクライアントが喜んでくれれば、これほど嬉しいこともありません。それが相手にとって特別な日であるほど、メイクアップアーティストにとっての感動もひとしおです。仕事を通して感動と輝きを人に与えることができることは、他の仕事にはない大きなやりがいにつながります。

メイクアップアーティストとして大変なこと

体力勝負

仕事中は座っている相手の顔や髪に合わせた姿勢、すなわち中腰を取り続けなければいけません。基本的に立ち仕事なので、慣れないうちは足や腰が痛くなるかもしれません。また、重いメイク道具を持ってさまざまな現場を回ることも頻繁にあります。一見すると華やかな職業ですが、実際には体力仕事といえるでしょう。

人間関係の構築

クライアントは子どもから高齢の方まで幅広い年齢層が対象です。さまざまな世代や異なる価値観を持った人々と日々コミュニケーションを取るため、中には相性が悪い人と関わることもあるでしょう。基本的には自らクライアントを選べない仕事なので、どんな人とも出会ってすぐに良好な人間関係を築かなければならない大変さがあります。

まとめ

メイクアップアーティストはシチュエーションやクライアントの「こうなりたい」という要望に合わせて、その人らしさを美しさとして表に引き出す職業です。テレビや雑誌、映画、舞台、結婚式などの華やかな舞台の裏には必ずといっていいほど主役を支えるメイクアップアーティストの姿があります。また、最近では医療現場でも活躍できます。
特別な資格を必要としないため、第一線で働くには常にセンスを磨く努力や新しいことを学ぶ姿勢が不可欠です。それでも、仕事を通じて老若男女に輝きと感動を与えることができるメイクアップアーティストは、これからも多くの人々を魅了し続けるでしょう。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

アイエステティック専門学校
https://aie-jhm.jp/column-aie/2345/

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

メイクアップアーティストとして実際に働く方にアンケートをとり、 「仕事内容」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

メイクアップアーティストの 「仕事内容」の 口コミ一覧

全3件

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岡山県の40代男性

業務委託契約の事業主 / 100万円以上~150万円未満 / 大学卒

就職先:個人事業主

仕事内容の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事内容

    男女年齢問わず美しくなっていく様子を見るのと、自分の仕事に対してありがとうとお礼を言ってもらえるところにやりがいを感じるからです。

  • ワークライフバランス

    仕事先とのスケジュールの調整次第で自分の思った時に休みが取れることと、一回の仕事の時間があまり長くないためです。

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岡山県の40代男性

業務委託契約の事業主 / 100万円以上~150万円未満 / 大学卒

就職先:個人事業主

仕事内容の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事内容

    メイクを施術した方の喜ぶ顔を見ると、自分の技術を認められたという感覚を得られるためです。

  • ワークライフバランス

    個人事業主のため、お客様との日程調整次第で、自分の時間を確保することが可能だからです。

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宮城県の20代後半女性

正社員 / 600万円以上~650万円未満 / 大学卒

就職先:ヘアメイク事務所

仕事内容の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事内容

    好きなことを仕事にしたため、勤務中は常に楽しいからです。ただたまに理不尽な目に遭います。、

  • ワークライフバランス

    あまりに残業が多く、勤務外でもやらなければならないことも多くて不満があります。コスメを探したり、新作を見に行ったり。

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