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上宮学園中学校 インタビュー
箕輪 直輝先生(英語科)、橘 誠先生(社会科)
中高時代に特に影響を受けたのは、バスケ部の顧問の先生です。部活ではうまくいくことばかりではありません。試合に出られなかったり、練習の成果を出せなかったり、失敗をしてしまったり。そうした辛い時に先生のアドバイスが糧となり、立ち直ることができました。また、挨拶や先輩後輩との接し方、周囲への気配りなど、人間関係で重要なことは、部活を中心とした中高時代に身に着いたと思っています。
【橘先生】 私は本校OBではないのですが、教員になったのは、やはり高校の部活の先生の影響が大きいと思います。野球部に入り、壁に直面しました。また、同時に人間関係でも悩んで退部届を出した時に、顧問の先生が引きとめてアドバイスをくださったのです。結果だけが全てではないこと、人間関係で大切なこと、日頃のふるまい方などを教えていただきました。自分もそんな指導者になりたいと思い、教員になりました。勉強や部活の成果が全てではないこと、他者と協力することの大切さや学校生活に臨む態度など、高校時代に学んだことは、今でも生徒と接する時の指針となっています。
【橘先生】 私は社会科の担当です。社会科は知識を身に着けるのが重要な科目ですが、教科書をそのまま覚えようとしても難しいでしょう。教科書をベースにして、例えば歴史なら「なぜ」その出来事がおこったのか、それをわかりやすく説明することを心がけています。教科書で1行にまとめられている事柄にも様々な背景があり、それを理解することで歴史がぐっと身近になります。また歴史では、大きな流れをつかむことも重要です。例えば明治維新なら、それを機に将軍を頂点とする政権から天皇を中心とした中央集権国家に変わるという大枠を頭においてから細かい事件や出来事を学びます。個々の事柄を時代の流れの中で捉えることによって、理解が進むのです。
ただ、社会科はやはり最後には人名や地名などを覚えることが必要です。それは生徒が自分で努力するしかありません。それが少しでも楽しくなるように、授業では大枠を捉える目と、「なぜ」の部分を教えるようにしています。
【橘先生】 私は少し前まで高校の担任をしていたのですが、中学生を指導するにあたり、生徒との距離感を考えるようになりました。高校生とは生徒と教師、子供と大人という立場でほぼ問題ないのですが、中学生は大人に対して構えてしまうところがあります。何か間違えると叱られるんじゃないかと恐れるんですね。言いたいことも言えなくなり、相談事もできなくなってしまいます。そこで生徒に対しては、教師と生徒の線引きをして厳しく指導する部分と、大人と子供の区別なく友達のように接する部分、両方をもって臨むようにしています。大切なルールはしっかり守らせながらも、生徒の本音を引き出し、萎縮することなく可能性を広げるサポートができればと思います。
【橘先生】 生徒たちを見ていると、ご家庭で大切に育てられてきたのだなと実感します。挨拶はきちんとできるし、言葉遣いも乱れていない。大人のふるまいができるというのは、本校生徒の大いに誇れる点だと思います。ただし、時には周囲の大人が手を貸しすぎているのではないかと思うこともあります。例えば、定期テスト前に各科目の試験範囲を一覧にして配信するというのは多くの学校で行われていると思いますが、それに頼りすぎる生徒が多いのです。「テスト範囲は授業でやったこと全部」と言われても、ひるまずに自分で計画を立てて準備できるようになってくれたらと思います。これはあくまで一例にすぎませんが、いつでも自分の頭で考えて行動できるように。私もやはりそう願っています。
【橘先生】 本校の先生方からは、生徒に関わる真剣さ、熱量というものを強く感じます。一人一人の生徒をきめ細かく見ていますし、小さなことでも何かあれば他の先生や保護者への報告を欠かしません。また本校では、担任や学年主任、進路指導や教科担当まで、一人の生徒に多くの教師が関わるのも特徴といえるでしょう。子供たちにとってたくさんの先生といろいろな関わり方をすることは、自分の可能性に気づき、力を伸ばすことにつながるはずです。教師側もそれぞれの力を駆使して、保護者の皆さんとも協力しながら生徒たちの成長を支援していきたいと思います。
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