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ウェディングプランナーのキャリアアップの方法は?仕事の現状と将来性を解説!
2022年03月01日はじめに
顧客の希望に寄り添い、結婚式をプロデュースするウエディングプランナー。就職の先にどのようなキャリアが形成できるのでしょうか。ウエディングプランナーの現状と将来性、そしてキャリアを築く上で役に立つ情報について紹介します。
目次
現状について
ウエディングプランナーの現状について
コロナ禍で在宅勤務が推奨されるなど、働き方にも変化が起きている昨今、ウエディングプランナーの仕事の仕方も変わりつつあります。オンライン上で結婚式場の見学や打ち合わせができるようになったことで、成約までの一連の流れをオンライン上で行うことも可能な時代となりました。さらに、コロナ禍での挙式について、オンライン結婚式などの新しい形態のニーズも高まっています。なるべく安く挙式を済ませたいカップルから、結婚式にはお金をかけて質にこだわりたいカップルまで十人十色なので、多様化するニーズに柔軟に対応する必要性があります。
ウエディングプランナーの業界が直面している課題について~挙式件数の減少~
ウエディングプランナーの業界が直面している課題は、挙式件数の減少です。結婚式を挙げる顧客が減れば、その分だけ仕事がなくなってしまうため、非常に深刻な問題です。挙式の件数を押し下げる主な原因となり得るのは、少子化による人口減少と未婚率の上昇、挙式の非実施率の増加です。特に、日本の少子化問題は深刻で、出生数が年々減少の一途をたどっており、人口が自然に減り続けているのです。令和2年の国勢調査「人口等基本集計」によると、日本の人口は2010年~2015年の5年間で0.8%減少し、2015年~2020年の5年間では0.7%減少しました。これを年平均に換算すると年間約0.15%の人口減少となります。また、15 歳以上人口を配偶関係でみると、2015年の未婚率は28.6%、2020年の未婚率は29.5%で、未婚率が上昇していることがわかります。さらに入籍はするけれども、結婚式は挙げないという、いわゆる「ナシ婚カップル」も存在し、その割合が今後上昇するのではないかと懸念されています。
ウエディングプランナーの将来性について
社会変化がもたらすウエディングプランナーの需要の増加
厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると、ウエディングプランナーが属する営業・販売関連事務の有効求人倍率は、2021年8月分が0.79倍、11月分が0.85倍となり、有効求人倍率は改善されつつあります。また、厚生労働省の「令和3年上半期雇用動向調査結果の概況」によれば、ウエディングプランナーの属する生活関連サービス業・娯楽業の入職率は21.3%、離職率は11.0%で、入職者が離職者を上回るという拡大傾向にあります。
ウエディングプランナーの職場環境の変化について
ウエディングプランナーは、顧客の都合に合わせて接客しなければなりません。基本的に土日祝は出勤しなければならず、夜間や休日に打ち合わせが入ることしばしばです。そのため、長時間労働や休日返上になることを想定しておかなければならないでしょう。しかし、このような環境を善処しようと取り組んでいる企業もあり、コロナ禍という状況がそれを後押ししています。例えば、オンラインの相談窓口を作ることによって、リモートワークでの接客が可能になり、スタッフが通勤時間を費やさずに在宅で働けるようになるという変化が起きています。
女性のウエディングプランナーが活躍する場が増える?!
ウエディングプランナーの労働人口を男女で比べると、男性よりも女性の方が多く、女性が活躍している職場であるといえます。しかし、出産や育児をしながら仕事を続けるとなると、休みが取りにくく長時間勤務になりがちな職種なので、周囲の支えがなければ働くのは困難でしょう。このような事由から退職してしまう女性も数多くいます。ただ、転勤の有無が選べたり、育児中の場合には時短勤務や定時退社が可能だったり、リモートでの在宅勤務ができたりする企業が増えており、より働きやすい環境が実現されていけば、女性の活躍の場がますます増えることが期待されます。
ウエディングプランナーのキャリアのスタート~就職先~
専門式場
結婚式と披露宴を専門に取り扱う専用施設が専門式場です。ウエディングプランナーの一般的な就職先となっています。専用式場には本格的なチャペルや神殿がそろっているところが多く、美容室や写真室などが施設内に整備されていて、充実したサポート体制を売りにしており、接客のために豊富で幅広い知識が要求されます。
ホテル
挙式のためのチャペルや披露宴のための宴会場が整備されているホテルも、ウエディングプランナーの就職先となっています。ホテルを就職先に選ぶと、新規顧客を獲得するための営業活動から、プランニングした結婚式の進行までを担当するとともに、ホテル本来の業務に関する知識も必要になります。
専門企業
ブライダル専門のプロデュース会社も、一般的な就職先のひとつです。特徴としては、結婚式の場所選びから挙式までを丸ごとサポートし、個性的な結婚式にこだわる顧客の要望をとことん取り入れ、結婚式をプロデュースできる柔軟さがあります。なかには海外でのウエディングを専門にしているプロデュース会社もあります。
レストラン
ゲストに出す料理にこだわるカップルなどが結婚式の会場として選ぶレストランも、ウエディングプランナーの求人募集をしています。レストランウェディングは、比較的少人数でアットホームな雰囲気の挙式ができるところに特徴があり、就職するならば、料理やワインにも詳しい方がより仕事しやすいでしょう。
神社や教会
挙式ができる神社や教会は、ウエディングプランナーの求人募集を行っています。神社や教会で働く場合には、就職先の神社が祀る神様や教会の宗派などを踏まえて、宗教そのものや宗教的儀式に関する十分な知識をもち、その地域の風習についても熟知しておく必要があります。
ウエディングプランナーのキャリアアップの仕方
ウエディングプランナーとしての技術を高める
ウエディングプランナーとしてキャリアアップを図るには、ブライダルコーディネート技能検定やブライダルプランナー検定といったウエディングプランナーの資格を取得して、専門的な知識・技術を高めることが重要です。名刺に取得した資格を入れることができるので、顧客から信用を得やすくなり、収入アップも期待できるかもしれません。
独立
ウエディングプランナーとして独立するために必要な能力としては、魅力的な結婚式をプランニングする企画力、自力で顧客を獲得する営業力、顧客や結婚式場スタッフと良好な関係を築くコミュニケーション能力、スタッフを指揮するマネジメント力、経営力などがあります。これらを兼ね備えておけば、独立も可能となるでしょう。
転職
ウエディングプランナーとしてキャリアアップしたいのであれば、大手企業に転職するという手があります。ただし、求人募集が出ることはあまりないと言われています。また、ウエディングプランナー以外の営業系の職種など、異業種への転職をして経験を積んだ後、再びウエディングプランナーとして働くという選択肢もあります。
ウエディングプランナーの海外進出
海外ウエディング専門のプロデュース会社に就職して、海外の支店で働くという方法が一般的です。また、独立してフリーランスとして海外でウエディングプランナーとして働く道もあります。なお、ウエディングプランナーの資格にABC協会認定のブライダルプランナー検定があります。米国で働きたい場合には取得した方がよいでしょう。
まとめ
ウエディング業界は、少子化などの理由で挙式の件数が年々減少していることが懸念されています。長時間労働、土日祝の出勤が当たり前という職場環境は、コロナ禍に普及したリモートワークによって少し改善されてきているようです。ウエディングプランナーのキャリアアップの仕方としては、資格取得によるスキルアップがおすすめです。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 令和2年国勢調査「人口等基本集計」
- https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka.html
- 厚生労働省「令和3年上半期雇用動向調査結果の概況」
- https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-1/dl/gaikyou.pdf
- 厚生労働省『一般職業紹介状況(令和3年8月分)』
- https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000835254.pdf
- 厚生労働省『一般職業紹介状況(令和3年11月分)』
- https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000867315.pdf
実際に働いている人の口コミをチェックしよう!
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
ウェディングプランナーの 「キャリア・将来性」の 口コミ一覧
全4件
神奈川県の20代前半女性
パートタイム/アルバイト / 200万円以上~250万円未満 / 専門学校卒
就職先:ブライダルサロン
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仕事の将来性
コロナが落ち着いて、まだ先は考えられるが、色んな部分加味すると、働く人が減ると思う
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女性の働きやすさ
女性が多いからこそ働きやすい会社だとは思う。 ただ、だからこそ働きづらい部分も多い
福岡県の40代女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 高卒
就職先:ホテル
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仕事の将来性
仕事の将来性含め、ブライダル需要は少なくなってきております。将来性は不安を感じることが多いです。
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女性の働きやすさ
仕事とプライベートを両立できる環境ではないし、休日返上も珍しくないです。 働きやすい環境とは言えません
大阪府の20代後半女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒
就職先:ブライダルサロン
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仕事の将来性
コロナになってから海外ウェディングができなかったり、少人数の式にする人が増えて売り上げが下がっている
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女性の働きやすさ
ほとんどが女性の職場なので子供が生まれてからなど理解してもらいやすいので仕事を続けやすい
福岡県の40代女性
契約社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒
就職先:結婚式場
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仕事の将来性
結婚式自体がなくなることは、今後も考えられないと思うので、将来性はあると思います。
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女性の働きやすさ
女性が多い職種であるということは、それだけ女性特有のことに関して理解はされやすいから
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