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メイクアップアーティストになる方法、仕事内容、必要な資格、年収等を解説!
2022年03月01日はじめに
この記事では多方面で注目を集めるメイクアップアーティストについて網羅的にご紹介しています。メイクアップアーティストに興味・関心がある方はぜひご参照ください。
目次
メイクアップアーティストとは?
メイクアップアーティストの仕事内容
メイクアップアーティストとは、テレビや舞台、映画などで活躍するモデルや俳優などの芸能人に、華やかなメイクを施す職業です。プロのメイクはブライダル関連でもニーズがあり、一般の方がクライアントになることもあります。メイクと同時にヘアスタイルのセットやアレンジも行う場合もあり、ヘアメイクと呼ばれることもあります。さまざまな条件に合わせて、その場に最も相応しいメイクを施すのがメイクアップアーティストの役割です。
資格は必須なの?
結論から言うと、メイクアップアーティストになるのに資格は必須ではありません。したがって技量や知識があれば誰でもメイクアップアーティストになることができます。しかし他の資格を持っていると仕事の幅が広がるのは事実です。例えば美容師免許を持っていればヘアカットやカラーリングなどもできるようになります。またこうした他の資格の保有は待遇などにも繋がりますので、メイクアップアーティストを目指す際には検討してみると良いかもしれません。
メイクアップアーティストのやりがい
やりがい①人に感動と輝きを提供することができる
メイクアップアーティストの仕事は見た目を美しく飾り付けるだけではなく、その人らしさを引き出すことにあります。自身が施したメイクでクライアントが喜んでくれれば、これほど嬉しいこともありません。それが相手にとって特別な日であるほど、メイクアップアーティストにとっての感動もひとしおです。仕事を通して感動と輝きを人に与えることができることは、他の仕事にはない大きなやりがいにつながります。
やりがい②一期一会
指名されたり専属にならない限り、メイクを施す相手はほぼ毎回変わり、シチュエーションや要望も多種多様です。仕事の度に新しい出会いと発見があり、職業も立場も異なるさまざまな人々と関わることは自分自身の成長にもつながります。一期一会の出会いを大切にできるのも、この仕事の魅力です。
メイクアップアーティストの年収は?
年収は329万円!
厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査によると、メイクアップアーティストの平均年収は329万円(平均年齢38.8歳)でした(理容師・美容師含む)。それでは全業種の平均年収と比べてメイクアップアーティストの平均年収は高いのでしょうか。国税庁の令和2年分民間給与実態統計調査によると、日本の全業種の平均年収は433.1万円でした。したがって全業種の平均よりも100万円ほど低いという結果になりました。これにはメイクアップアーティストの平均年齢が低いなどの要因が考えられます。
メイクアップアーティストの将来性
メイクアップアーティストの現状:低収入
メイクアップアーティストの業界で課題として挙げられるのは、収入の低さです。キャリアをスタートしたばかりの頃はアシスタント業務を担当する場合がほとんどなので、月給が10万円台、あるいはそれ以下というケースも多々あります。自分がメインでメイクを担当できるようになったり、実績を積んで独立をしたりとステップアップを重ねるごとに収入は改善されますが、初めの数年は金銭的に厳しい状況が続くことは覚悟しておく必要があるでしょう。
メイクアップアーティストの今後:誰にでもチャンスがある職種に?
ひと昔前までは、厳しい修行期間を耐えて一人前のメイクアップアーティストとして独立したり、社内でのポジションを上げていく方法が一般的でした。しかし、現在はインターネットやSNS、動画サイトの発達により、自分が手がけたメイクアップの作品を発信しやすい環境が整っています。そのため、早くからファンを獲得してフリーランスとして活動するのも夢ではありません。こうしたトレンドは今後も続いていくでしょう。
メイクアップアーティストになるには
美容系の専門学校に行くのが無難
メイクアップアーティストには明確な定義がなく、誰でもなることができます。ただし技術力が求められる職業のため、専門学校へ進学することをおすすめします。メイクを学べる大学や短期大学も存在しますが、学校数が少ないため専門学校がおすすめです。なお、厚生労働省の情報によると現在メイクアップアーティストとして就業されている方の約8割は専門学校の卒業生です。ちなみにメイクアップアーティストを目指すのであれば、美容師免許の取得を目指せる美容師専門学校やメイクに特化したメイクアップ専門学校などが候補に挙げられます。
メイクアップアーティストを目指せる専門学校の選び方
学校選びの軸①メイクに関する科目が充実しているか
美容専門学校は美容師免許の取得に特化した学校です。そのため、美容師国家試験の出題内容に関する授業しか開講していない学校も存在します。一方、メイクアップ専門学校の中にも、アロマやヨガなど、メイクとは直接関係のない授業が大半を占めているところも存在します。しかし、それでは「メイクアップの腕前を磨く」という本来の通学の目的が損なわれてしまいます。そのため、メイクの技術を存分に吸収できる学校を選びましょう。
学校選びの軸②自分の志望業界へ卒業生を輩出しているか
一言でメイクアップアーティストと言っても、化粧品売り場、舞台、ブライダル、メディアなど、活躍の場は様々です。そのため、卒業生の就職先を確認し、自身が志望する現場に強みを持つ学校なのか否かを判断する必要があります。志望先に卒業生を輩出している学校を選ぶ方が、将来の相談がしやすくおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。メイクアップアーティストは今、多方面から注目を集める職種の一つです。メイクアップアーティストという資格や免許がないため様々なお仕事にメイクアップという側面から色々な関わり方ができます。今回ご紹介した各内容についてそれぞれ詳細をご紹介した記事もありますので、関心のある方はぜひご参照ください。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 厚生労働省職業情報提供サイト
- https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/118
- 厚生労働省令和2年度賃金構造基本統計調査
- https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files
- 国税庁民間給与実態統計調査
- https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf
実際に働いている人の口コミをチェックしよう!
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
メイクアップアーティストの 口コミ一覧
全3件
岡山県の40代男性
業務委託契約の事業主 / 100万円以上~150万円未満 / 大学卒
就職先:個人事業主
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仕事内容 (満足度4)
男女年齢問わず美しくなっていく様子を見るのと、自分の仕事に対してありがとうとお礼を言ってもらえるところにやりがいを感じるからです。
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ワークライフバランス (満足度5)
仕事先とのスケジュールの調整次第で自分の思った時に休みが取れることと、一回の仕事の時間があまり長くないためです。
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年収 (満足度2)
個人事業主のため、仕事量が一定ではなく、仕事の量によって収入が増減するからです。
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仕事の将来性 (満足度4)
子どもからお年寄りまでを仕事の対象としているため、生涯にわたってお客様を対応することができるため、将来性はまだ高いと思います。
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なぜその仕事に就いたのか
自分のセンスを他人のために発揮でき、他の人を幸せな気持ちにさせることができるような仕事に就きたかったからです。
岡山県の40代男性
業務委託契約の事業主 / 100万円以上~150万円未満 / 大学卒
就職先:個人事業主
-
仕事内容 (満足度4)
メイクを施術した方の喜ぶ顔を見ると、自分の技術を認められたという感覚を得られるためです。
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ワークライフバランス (満足度5)
個人事業主のため、お客様との日程調整次第で、自分の時間を確保することが可能だからです。
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年収 (満足度2)
個人事業主のため、仕事が毎日あるわけではなく、なおかつ単価報酬制のため、収入に安定感がないためです。
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仕事の将来性 (満足度4)
高齢者や子どもなど、お客様の年齢層を幅広くしておけば、将来的にもお客様の獲得に困らないためです。
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なぜその仕事に就いたのか
性別や年齢に関わらず、いつまでも美しさを保つことを多くの人に伝えたいのと、さまざまな色彩を自分の手で作り出すことができる楽しさを感じたからです。
宮城県の20代後半女性
正社員 / 600万円以上~650万円未満 / 大学卒
就職先:ヘアメイク事務所
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仕事内容 (満足度4)
好きなことを仕事にしたため、勤務中は常に楽しいからです。ただたまに理不尽な目に遭います。、
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ワークライフバランス (満足度2)
あまりに残業が多く、勤務外でもやらなければならないことも多くて不満があります。コスメを探したり、新作を見に行ったり。
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年収 (満足度2)
労働量や活動量、活動時間などを考えると少ないような気がします。必要経費もそれなりにかかります。
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仕事の将来性 (満足度2)
もし視力が老化と共に落ちた場合、また流行りについていけなくなるついていけなくなると同時に可愛く思えない時も来るのかと思うと怖い
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女性の働きやすさ (満足度2)
業界全体で女性が多いと思います。むしろ女性があまりにも多く人間関係で大変な間に合いがちです。
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なぜその仕事に就いたのか
元々メイクが好きで他人に施すのも好きだったから楽しんで仕事ができるのではないかと思ったから
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