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メイクアップアーティストを目指せる進路は?進路別のメリット・デメリットを解説!

2022年03月01日

はじめに

この記事では、メイクアップアーティストになりたい高校生の進路選択について、美容系の専門学校への進学を中心に紹介しています。メイクアップアーティストに少しでも興味のある方はぜひご参照ください。

メイクアップアーティストになるには

美容系の専門学校に行くのが無難

メイクアップアーティストには明確な定義がなく、誰でもなることができます。ただし技術力が求められる職業のため、専門学校へ進学することをおすすめします。メイクを学べる大学や短期大学も存在しますが、学校数が少ないため専門学校がおすすめです。なお、厚生労働省の情報によると現在メイクアップアーティストとして就業されている方の約8割は専門学校の卒業生です。

資格は不要!ただし美容師免許の取得がおすすめ!

資格を保有していなくとも、メイクアップアーティストとして就業することは可能です。ただし、美容師免許を持っていると業務の幅が広がるため、取得をおすすめします。なお、混同されることの多い「ヘア」メイクアップアーティストでは、美容師免許の取得が義務付けられていますのでご注意ください。

美容師免許を取得するなら美容専門学校へ!

美容師国家試験の合格を目指す2年間!

美容師国家試験合格を意識したものになっており、座学と実技の授業が設けられています。座学では、皮膚・毛髪に関する生物科学的知識などを学び、実技では、ヘアカラーやネイルなどの施術方法を学びます。さらに、メイクやマツエクなどに関して深く学べる講義も開講されており、自身の志望職に沿って自由に選択受講することができます。通学期間は昼間・夜間課程では2年、通信課程では3年です。

入試は学力テスト不要!

専門学校の入試形態としては主に「AO(自己推薦)」「高校推薦」「一般」の3種類が挙げられます。どの形態も基本的には書類審査・面接・作文から構成されています。なお、高校・大学入試とは異なり、内申点の提出や学力テストの受験などは必要ありません。AOは高校3年生の6月頃、高校推薦は10月頃、一般は11月頃と、高校入試や大学入試よりも早い時期から選考が始まるためご注意ください。

卒業までの学費は約250万円!

学校によって差はありますが、卒業までの学費(入学金・教材費込)は昼間過程が250万円前後、夜間課程が200万円前後、通信課程が80万円前後です。美容師免許の取得が可能な短期大学は310万円、大学は460万円(教材費別)ほどかかることから、専門学校の学費は比較的安いと言えます。

メイクアップに専念できる専門学校も!

学校ごとに特色が異なるカリキュラム!

美容専門学校とは異なり、メイクアップの専門学校では取得必須の国家資格がないため、学校ごとに独特のカリキュラムが用意されています。1年次にメイクとネイルの基礎を学ぶ点は共通していますが、アロマやヘアスタイルなど幅広い分野を学べる学校もあれば、特殊メイクや色彩などメイクに特化した授業が充実している学校、大手ファッション誌とのコラボなど実習に力を入れている学校もあり、形態は様々です。大抵の学校は2年制ですが、一部3年制の学校もあります。

卒業までの学費は約290万円!

学校によって差はあるものの、卒業までには250万円以上を要します。ここには入学金・教材費も含まれています。3年制の学科ではさらに1年分の学費が追加されるため、300万円近くなります。ただし、いずれの学校においてもAO入試の受験者に対して入学金を免除しているケースが多いため、各校の奨学金制度を確認しておくと良いでしょう。

専門学校卒業後の進路

プロダクション・大手美容室

芸能人の「メイクさん」として働きたいのであれば、テレビ関連の仕事を請け負う専門のプロダクション・美容室に就職するのが一般的です。ただし、最初の約3年間はアシスタントとして、撮影現場にて先輩の補佐や雑用を担うことになります。

ブライダルサロン・撮影スタジオ

いずれも一般のお客様に対し、メイク及びヘアセットを行います。こちらも最初はアシスタントとして下積みを経験する必要がありますが、芸能の現場よりは和やかです。

化粧品メーカー

百貨店の化粧品売り場でお客様にメイクを施すことが主な仕事です。「美容部員」「ビューティーコンサルタント(BC)」「ビューティーアドバイザー(BA)」などと呼ばれることもあります。

海外留学

ハリウッドなど、「世界を舞台に活躍したい!」という方には海外留学がおすすめです。中でもアメリカ・ロサンゼルスでは、一流のメイクアップアーティストやスタイリストから指導を受けられる学校が多数存在します。なお、国内の専門学校で最低限の技術を学んでから留学するケースが一般的です。

フリーランス

卒業後、プロダクションやスタジオなどで経験を積んだのちにフリーランスとなる方もいらっしゃいます。メイクアップアーティストの業界では紹介によって仕事を獲得するケースが多いため、下積み時代から人脈を作っておくことが大切です。

まとめ

メイクアップアーティストになるには特別な資格や学歴は不要ですが、美容系の専門学校に進学するのが一般的です。就職先を見据えた上で美容師免許が必要か否かを判断し、専門学校を選びましょう。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

東京モード学園
https://www.mode.ac.jp/tokyo
横浜fカレッジ
https://yfc.iwasaki.ac.jp/index.html
東京総合美容専門学校
https://www.tsbs.jp/
バンタンデザイン研究所
https://www.vantan.com/index.php
厚生労働省職業情報提供サイト
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/118
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