栄養士になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!
2022年03月01日
はじめに
栄養士になるためには栄養士養成施設か管理栄養士養成施設に登録されている専門学校・短大・大学のうち、どちらかを卒業する必要があります。高校を卒業した後に管理栄養士を目指さず、まずは栄養士を目指す人にとって、進路の選択肢を合理的に判断すると専門学校か短期大学の二択に絞られます。将来栄養士として活躍したいという目的から逆算した場合、現場での実習で専門性を鍛え、即戦力として活躍できる人材に成長することが出来る専門学校への進学が最適と言えるでしょう。
専門学校のメリット
栄養士になるために専門学校に通うメリットは、自分の興味のある分野に特化した知識やスキルを学ぶことが出来ることです。専門学校に通うことで、現場で必要とされている能力を身に着けることができ、卒業後に即戦力として活躍することができる人材へと成長することができます。
専門学校選びの軸①:カリキュラム
結論から言って、カリキュラムを軸として設定することで自分のキャリアプラン実現に最適な専門学校を選ぶことが出来ます。専門学校は栄養士の職場で必要とされる能力に合わせて様々なカリキュラムを設置しています。具体的には、病院・福祉栄養に特化したカリキュラムやスポーツ栄養に特化したコース、学校給食の調理に特化したコースなどがあります。ホームページや本で調べることで、栄養士の職場と仕事内容を理解し、自分は栄養士の中でもスポーツに関係する栄養士になりたいといったように具体的な目標を設定することが重要です。
専門学校選びの軸②:就職実績
専門学校選びの軸に就職実績を設定することが重要です。なぜなら、自分が就きたい職場の就職実績がある学校か確認する必要があるからです。専門学校が自校のホームページにて公開している就職実績を見ることで、栄養士の職場の中でも、どの職場に強い専門学校であるのかがわかります。また、栄養士の専門学校は企業と提携していることが多く、業界に対して密なつながりを持っていることが多いです。つまり、就職実績を軸に設定することで、将来自身が付きたい職場に就職することができる可能性を上げることができると言えます。逆に言えば、就職実績の中に自分が将来就きたいと考えている職場への実績がない場合、その専門学校から自分の将来のキャリアを描くことは現実的な選択ではないと言えるでしょう。
専門学校の選び方
以下では具体的な専門学校選びをご説明いたします。ぜひご自身の専門学校選びの参考にしていただきたいと思います
二つの軸と立地
まず、栄養士の専門学校選びには軸を設定することが重要であるとご説明いたしました。その軸とはカリキュラムと就職実績です。仮に将来は保育に携わる栄養士として働きたいと考えている場合、栄養士をベースに保育栄養に特化したカリキュラムを提供している専門学校を探します。つぎにその専門学校のカリキュラムで教えていることが実際の現場で通用するものであるのかを調べるために就職実績を調べます。具体的には保育園への就職者数が全体として多くを占めているかを確認します。この二軸である程度調べがついたら、立地を確認します。具体的には自身のお住まいから通学する事が可能であるのかを調べます。
学費で決める
二軸で大まかに絞り、立地でスクリーニングしたら、選択肢は数校になっていることでしょう。そこまで選ぶことができたら、次は学費が安い専門学校順に優先順位をつけると良いでしょう。同じようなカリキュラムで同じような就職実績をもつ学校があるのであれば当然安い学校を選ぶのが適切です。
自分の目で確認する
ここまでふるいにかけたことで数校に絞れ、数校であれば自分の目で確認することが現実的に可能になります。説明会やオープンキャンパスに参加することで、実際の施設設備を確認することが出来ます。また、学校の雰囲気など直接的には決定に影響しない情報であっても、入学前に入手可能な情報を全て把握した上での比較検討を行うことが、最適な専門学校選びには重要であるので、オープンキャンパスや説明会には積極的に参加すると良いでしょう。
口コミで確認
入学したい専門学校の候補が決まったら、その学校の口コミを見てみましょう。口コミは学校側からの情報ではないため、学生目線でのその学校の評価が分かります。「学校のHPにはこう書かれているけど、実際のところどうなの?」などの疑問をお持ちの方は、口コミを見てみると新たな発見があるかもしれません。専門学校の口コミがわかるサイトもあるので、気になる方はご参照ください。
お勧めの専門学校
服部栄養専門学校
服部栄養専門学校の強みは調理スキルです。調理師コースと栄養士コースが設定されていますが栄養士コースであっても他の専門学校に比べて調理に関するカリキュラムには力を入れています。将来、保育園や幼稚園で調理を行う栄養士を目指す場合や学校給食や社員食堂での活躍を志す場合には最適の就職先であると言えます。
東京栄養専門学校
東京栄養専門学校の強みは病院への就職実績です。臨床栄養のカリキュラムが評価されている影響からか、病院への就職が全体の26%を占めており比較的多いです。将来臨床の現場で栄養士として活躍したいと考えている人にはお勧めすることが出来ます。
まとめ
専門学校選びの軸の重要性と方法について参考になりましたでしょうか。ここで紹介した方法にて専門学校選びを行うことで、ご自身にとって納得のいく、最適な専門学校が見つかることでしょう。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 東京栄養専門学校
- https://www.tokyoeiyo.ac.jp/
- 服部栄養専門学校
- https://www.hattori.ac.jp/
実際に働いている人の口コミをチェックしよう!
栄養士として実際に働く方にアンケートをとり、
「専門学校の選び方」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
栄養士の
「専門学校の選び方」の
口コミ一覧
全33件
大阪府の40代女性
パートタイム/アルバイト / 100万円以上~150万円未満 / 専門学校卒
就職先:給食委託会社
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どのように専門学校を選んだか
家から一番近くて、通いやすい。オープンキャンパスは参加できなかったけど資料からの雰囲気と先生たちの雰囲気で決めた栄養士育成専門の学校
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なぜその仕事に就いたのか
漠然と栄養士という仕事としか考えていなかったけど、学校で学ぶうちにどんどん興味が深まり栄養士に決めた
山形県の20代後半女性
正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
地元の山形県で調理の仕事ができるから。クックチルという新しいシステムの会社が山形県にあったから。
愛知県の30代後半女性
正社員 / 200万円以上~250万円未満 / 大学卒
就職先:障害児施設
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なぜその仕事に就いたのか
給食が作りたかったからです私たちの身体は食べ物でできています。特に乳幼児期は食が大切な時期なので、添加物なく安心、安全な食を提供 したいからです。
滋賀県の30代前半女性
パートタイム/アルバイト / 100万円未満 / 大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
子どもの頃の学校給食が美味しく、子ども達に美味しい給食を食べさせたいからです。
福岡県の30代後半女性
正社員 / 100万円以上~150万円未満 / 高卒
就職先:病院
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なぜその仕事に就いたのか
母親の影響で自分も自然に。 それと自分はお年寄りに寄り添いたかったから携わる人になりたかったからという思いだけです。
愛知県の40代女性
フリー / 100万円以上~150万円未満 / 専門学校卒
就職先:デイサービス、料理教室
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どのように専門学校を選んだか
やりたいことを突き進んだ結果今に至ります ホテル業からの転職で、料理好きから栄養士の道に進みました。ホテル業は、小さい子供がいるとなかなか働けないですが、今の仕事は、時間に自由も効き、裁量で仕事量も自由になることから、独立し、料理教室講師の傍ら、デイサービスで調理をしています
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なぜその仕事に就いたのか
今の仕事は、結婚後、専業主婦からの再就職です。料理が好きで、自分の裁量で自由に時間をやりくりできることから、独立を決めました。
群馬県の20代後半女性
正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 短期大学卒
就職先:障害者施設
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なぜその仕事に就いたのか
食べることも料理をするのも好きなので、将来は食に関する仕事に就きたいと重いためです。
秋田県の20代後半女性
契約社員 / 100万円以上~150万円未満 / 短期大学卒
就職先:社員食堂
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なぜその仕事に就いたのか
料理に携われて、普通食を提供できるところだったからです。 接客もあり将来的にも良い経験になると思ったからです。
徳島県の40代女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 短期大学卒
就職先:病院
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なぜその仕事に就いたのか
食を通じて健康維持や病気治癒に携わりたい 生活にかかせないものに通じて深く知りたい
石川県の20代後半女性
正社員 / 100万円以上~150万円未満 / 短期大学卒
就職先:保育園
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なぜその仕事に就いたのか
栄養士の仕事がしたかったからです。具体的には子どもの給食や献立作成を行いたかった
東京都の40代男性
正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 専門学校卒
就職先:病院
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どのように専門学校を選んだか
私の専門学校は筆記試験がなく、入学希望者は願書の提出だけで入学できるので、そこに決めました。
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なぜその仕事に就いたのか
専門学校での知識をいかせるためです。わざわざ専門学校に入ったので、そこからまた別の道に行く気持ちはありませんでした。
岡山県の40代女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 短期大学卒
就職先:保育園
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なぜその仕事に就いたのか
学生時代、調理師と栄養士の資格を取得し、それらの資格が活かせる職場で働きたかった為
愛知県の30代後半女性
パートタイム/アルバイト / 100万円以上~150万円未満 / 大学卒
就職先:保育園
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なぜその仕事に就いたのか
就業時間と勤務地がちょうどよく、職務内容もやりたいことだったし、子供たちに提供できることをやってみたかったからです。
山形県の30代前半女性
契約社員 / 100万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
栄養士だと座って献立作成して楽だと思ったからです。実際はそんな事はなく辛くて毎日辞めたいと思います。
千葉県の20代前半女性
正社員 / 200万円以上~250万円未満 / 専門学校卒
就職先:学校
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どのように専門学校を選んだか
実習のおおさ、就職率、資格の取りやすさ、環境、先生との関係など良い雰囲気、校風などで決めました。
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なぜその仕事に就いたのか
自分の実力経験を積めると思ったし、色んな経験ができると思ったから。この先の経歴や実力にも繋がると思っているからです。
岡山県の30代前半男性
正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 大学卒
就職先:給食委託会社
-
なぜその仕事に就いたのか
元々食べることが好きだったが、太っており、体型が気になっていた。また、他にやりたいことが無かった。
富山県の30代前半女性
正社員 / 150万円以上~200万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
料理が好きだったので、人の役に立つ仕事ができる職業に就きたかった。 なので栄養士を選びました。
大阪府の40代女性
正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 専門学校卒
就職先:学校
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どのように専門学校を選んだか
よく聞く有名な専門学校のパンフレットを取り寄せ、オープンキャンパスに参加後、入学を決めました。
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なぜその仕事に就いたのか
就職に困らず、手に職のある職業に就きたいと考えていたので、また料理を作ったりするのが、好きだったので。
高知県の20代後半女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 短期大学卒
就職先:病院
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なぜその仕事に就いたのか
学生の頃ダイエットをするようになり、食材の栄養素等を調べることが増え、栄養士の勉強をしてもっと学びたいと思ったから
栃木県の20代後半女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 専門学校卒
就職先:給食委託会社
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どのように専門学校を選んだか
高校で指定校推薦の枠があり、県内で栄養士の資格が取れる唯一の専門学校だったため。
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なぜその仕事に就いたのか
中学生のころの栄養教諭の先生のみんなからの美味しいという声が嬉しいという言葉を聞いて栄養士を目指した
埼玉県の40代女性
正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 短期大学卒
就職先:病院
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なぜその仕事に就いたのか
オープンに伴い募集があり自宅からもとても近かったので応募しました。また資格があったので手当等も付くので
愛知県の20代前半女性
派遣労働者 / 100万円未満 / 短期大学卒
就職先:工場
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なぜその仕事に就いたのか
色々な料理の種類を知ること、作り方などを覚え、手に職をつけたいと思ったからです。
東京都の20代後半女性
正社員 / 400万円以上~450万円未満 / 大学卒
就職先:保育園
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なぜその仕事に就いたのか
子どもの成長を一番間近で見ることができるから。様々なことを覚えていく時期でもあるので、その時期に食育を通して色々なことを知ってほしいから。
長野県の30代前半女性
正社員 / 200万円以上~250万円未満 / 大学卒
就職先:保育園
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なぜその仕事に就いたのか
保育園に通う子どもたちに美味しい給食を出したいと思い、保育園給食の仕事に就いた。
長崎県の30代後半女性
時短正社 / 150万円以上~200万円未満 / 大学卒
就職先:特別養護老人ホーム
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なぜその仕事に就いたのか
自分の親が持病持ちだったので、栄養や食に関する知識があれば親の老後を見るときに役に立つと思ったからです。
富山県の30代前半女性
正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
とくに理由はない。 国家試験がなくて卒業すれば資格がとれるものの中から選んだ。
神奈川県の20代後半女性
正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
食べる事が好きで学校給食が大好きだったため、栄養士になって給食を作りたいと思ったが、勉強していくにつれて、病院給食に興味を持ち委託会社に入社しました
石川県の20代後半女性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 専門学校卒
就職先:福祉施設
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どのように専門学校を選んだか
短大よりも専門的に勉強でき、実技がおおくできる専門学校がよかったことが第一でした。
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なぜその仕事に就いたのか
昔から食べ物に興味があり、作ることもすきだったから。一生に関わる生きていくのに不可欠なことだったから。
埼玉県の30代前半男性
正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 専門学校卒
就職先:介護デイサービス
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どのように専門学校を選んだか
高校で調理師の資格が取れるクラスに入り調理師取得後さらにステップアップしたいと思い栄養士の資格が取れる専門学校を3校ほど絞り 試験がなく簡単に入れる所を探して説明会、体験に行き即入学を決めました。
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なぜその仕事に就いたのか
専門学校卒業後、病院の厨房で働いたが自分には合わなかった、その後レストランや介護施設の厨房を掛け持ちしながら働いていた所 介護施設側の新店舗運営の話が来て引き抜かれ現在は料理長としてやっている。なぜこの仕事を選んだかはわからない
東京都の30代前半女性
正社員 / 500万円以上~550万円未満 / 大学卒
就職先:学校
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なぜその仕事に就いたのか
元々は、親戚のお姉さんが栄養士をしていたことから栄養士の存在を知りました。栄養士の資格を、取得したのは料理好き、料理を考えるのが好きだから。子どもが好きなので、学校勤務を選択しました。
愛知県の20代後半女性
正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
学生の時に母親が糖尿病になり、少しでも知識をつけて母親のためになにかできることはないかと思い栄養士の仕事に就こうと思いました。
三重県の40代女性
正社員 / 400万円以上~450万円未満 / 大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
栄養士の資格が生きる仕事に就きたいと考えていたが、給食会社に転職する前は金融機関に勤めていました。
愛知県の20代前半女性
正社員 / 100万円以上~150万円未満 / 短期大学卒
就職先:給食委託会社
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なぜその仕事に就いたのか
将来的に料理や栄養は使えるし、人の役に立ちたかったから。小さい子から高齢者まで食で助けられるのは栄養士だけだから
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