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視能訓練士になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!

2022年03月01日

はじめに

この記事では視機能のプロフェッショナルである視能訓練士の専門学校への進学を目指す方向けに、専門学校の選び方をご紹介します。数多ある専門学校の中から、どのように自分にとって最適な学校を選べばよいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。視能訓練士の専門学校を選ぶ際に重要な点をいくつかご紹介するので、学校選びに迷っている方はぜひご参照下さい。

視能訓練士を目指す上で専門学校を選ぶメリット

高校卒業後すぐに視能訓練士を目指す場合、主に専門学校、大学、短期大学に進学するというルートがあります。その中でも、本気で視能訓練士を目指したいという方には専門学校への進学をおすすめします。以下では専門学校のメリットについてご紹介します。

メリット①最短で視能訓練士になれる

専門学校に進学することで最短で視能訓練士になることができます。これは大学が卒業までに4年かかる一方で、専門学校の多くは3年制であるためです。早くから視能訓練士として活躍できれば、他の進路よりも早く実践経験を積むことで、お給料を上げることができるなど様々なメリットが期待できます。

メリット②視能訓練士国家試験に特化したカリキュラム

専門学校のカリキュラムは4年制大学のカリキュラムとは異なり、視能訓練士国家試験に特化したものになっています。これは専門学校が、学生が卒業後に視能訓練士として活躍することを想定しているためです。したがって専門学校では視能訓練士に必要な知識や技術を豊富に学ぶことができ、視能訓練士になることだけに集中して勉強することができます。

以上のことから、視能訓練士になるには専門学校への進学が一番の近道であると言えるでしょう。

選び方の軸①:視能訓練士国家試験の合格実績で選ぶ

視能訓練士の専門学校のメリットが分かったところで、早速選び方の話に移りたいと思います。

視能訓練士を目指せる専門学校を選ぶ上で最も重要な軸は、学校の国家試験合格実績です。なぜなら視能訓練士は国家資格であるため、最終的に国家試験に合格しなければ視能訓練士になることはできないからです。厚生労働省の毎年の視能訓練士国家試験合格発表によると、ここ最近の視能訓練士国家試験の合格率は約90%台で推移しています。ここで「合格率が90%ならどこに入学しても同じなんじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし専門学校の中には毎年のようにほぼ全員が合格している学校もあれば、合格率が50~60%の学校もあるようです。したがって、視能訓練士の専門学校を選ぶ際には、学校のHPなどで必ずその学校の合格実績を確認しましょう。合格実績を確認する際には、「継続して高い合格率かどうか」「合格者数が多く、かつ合格率が高いか」などに着目すると良いでしょう。

選び方の軸②:カリキュラム(特に臨床実習)の充実度で選ぶ

どうせ目指すならワンランク上の視能訓練士を目指そう

専門学校を卒業する前により高い専門技術を身につけておくことは将来を見据えた際に大事になってきます。なぜなら現在視能訓練士として活躍する先輩方の多くが専門学校卒業時での専門技術が不十分だと感じているためです。日本視能訓練士協会の『視能訓練士実態調査報告書2020年』によると、6割以上の視能訓練士が養成校の修業内容が「やや不足」「不足」と回答しており、その中でも約7割の方が「専門技術」の充実が必要だと回答しています。つまり、視能訓練士の現場では専門技術の高い人材が求められているということです。必要とされている専門技術を専門学校在学時から磨いていれば、将来的に就職の幅が広がったり、高待遇で雇われたりするかもしれません。そのためにも、臨床実習が豊富に設けられていたり、最新設備を使用できる授業があったりなど、専門技術を身につけるためのカリキュラムが充実している学校を選びましょう。

臨床実習が就職に繋がることも

臨床実習とは、ある一定の期間、実際の医療現場で実習生として働く実習のことです。実習生という立場ではありますが、実践経験を積むことができる重要な機会です。同時に、臨床実習が就職に繋がることもあります。視能訓練士の専門学校に通う学生の中には、実習先に就職が決定する方や、実習先のツテで就職が決まる方もいるようです。実習先が豊富にあればその分選択肢が増えることにもなるため、学校選びの際には臨床実習の充実度もチェックしてみると良いでしょう。

編集部おすすめの視能訓練士専門学校

安定の実績と最新の設備!札幌看護医療専門学校

札幌看護医療専門学校は北海道札幌市にある医療系の専門学校です。1988年に開校し1万1000人以上もの卒業生を輩出してきた北海道ハイテクノロジー専門学校が前身となっています。道内初の養成校で、道内で活躍する視能訓練士の約81%が札幌看護医療専門学校(北海道ハイテクノロジー専門学校)の卒業生です。また2020年度の視能訓練士国家試験では、合格率100%を達成しました。こうした安定の実績を残している札幌看護専門学校の特徴の一つが最新設備の充実です。3D眼底カメラやホロレンズ2など最新の眼科医療を学ぶ設備が整っています。学内・学外実習や臨床実習も豊富に設けられており、どこに就職しても即戦力になれる人材の育成に力を入れています。

長い歴史と強いネットワーク!東京医薬専門学校

東京医薬専門学校は東京都江戸川区にある医療と健康の専門学校です。東京医薬専門学校では学生一人ひとりに合ったテキストを作成する個別サポートや学園独自のe-ラーニングシステムなど、国家試験対策が非常に充実しています。その結果、毎年のように高い合格率を誇っています。また視能訓練士の養成校として関東一の24年という実績があります。長い歴史の中で多くの卒業生を輩出しており、業界との強いネットワークがあるのも大きな特徴です。首都圏に位置しているということも相まって、実習先・就職先が非常に豊富にあります。卒業後も含めて東京医薬専門学校ならではの経験ができるのではないでしょうか。

充実のカリキュラム!大阪医療福祉専門学校

大阪医療福祉専門学校は大阪府大阪市にある医療福祉系専門学校です。大阪医療福祉専門学校ではカリキュラムが非常に充実しています。学内実習、幼稚園実習や臨床実習などの専門技術を磨ける機会が豊富に設けられていることはもちろん、興味を持った分野の力を伸ばすコース学習も取り入れられています。その結果、2019年度の視能訓練士国家試験では合格率100%を達成しています。また大阪医療福祉専門学校には日本で唯一、子どもの発達分野への支援を専門的に学べる「こどもリハビリテーション支援専攻コース」があります。このコースでは、視能訓練士・理学療法士・作業療法士のリハビリ系国家資格のうち1つの取得を目指しながら子どもについても専門的に学ぶことができます。子どもに特化したリハビリに興味・関心がある方にはおすすめのコースです。

入学したい専門学校の候補が決まったら

口コミを見てみよう!

入学したい専門学校の候補が決まったら、その学校の口コミを見てみましょう。口コミは学校側からの情報ではないため、学生目線でのその学校の評価が分かります。「学校のHPにはこう書かれているけど、実際のところどうなの?」などの疑問をお持ちの方は、口コミを見てみると新たな発見があるかもしれません。
専門学校の口コミがわかるサイトもあるので、気になる方はご参照ください。

説明会やオープンキャンパスに参加してみよう

口コミを参考にという話をしたばかりですが、やはり自分の目で見て、耳で聞くことが最適な学校選びに繋がります。そのために活用したいのが、各専門学校が開催する説明会やオープンキャンパスです。説明会では基本的に学校の先生などから直接説明を聞くことができます。オープンキャンパスでは、体験入学を実施している学校もあり、参加することで普段の学校の雰囲気に近いものを感じることができます。学校の雰囲気が自分とマッチするかを確認したり、入学後の自分をイメージしたりするのに絶好の機会といえます。また視能訓練士の場合、実習が多いため実習施設や設備を直接確認することも大切です。コロナウイルスの流行で対面でのイベント開催が難しい状況にもなりましたが、オンラインでのイベントを開催するなど様々な工夫を凝らしている学校もあります。オンラインであれば実際に足を運ぶのが難しい場所の学校の話も聞くことができるので、こうした機会を活用し、専門学校選びに役立てましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。視能訓練士を目指す方向けに専門学校の選び方をご紹介してきました。学校選びの際に何を重視するかは個人によって異なります。この記事では視能訓練士を目指す上で最低限注目していただきたい点についてご紹介しました。皆さんの専門学校選びの参考になりましたら幸いです。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

学校法人大阪滋慶学園大阪医療福祉専門学校HP
https://www.ocmw.ac.jp/
学校法人滋慶学園東京医薬専門学校HP
https://www.tcm.ac.jp/
日本視能訓練士協会HP
https://www.jaco.or.jp/ippan/about/
公益社団法人日本視能訓練士協会『視能訓練士実態調査報告書2020』
https://www.jaco.or.jp/wp-content/themes/jaco_renew/assets/pdf/2020survey.pdf
学校法人滋慶学園札幌看護医療専門学校HP
https://www.snm.ac.jp/

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

視能訓練士として実際に働く方にアンケートをとり、 「専門学校の選び方」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

視能訓練士の 「専門学校の選び方」の 口コミ一覧

全24件

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岡山県の30代後半女性

正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:病院

  • なぜその仕事に就いたのか

    資格のある仕事をしたいと思ったから。家族が患っていた眼の疾患から眼科に興味を持つようになったため。

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群馬県の40代女性

正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 短期大学卒

就職先:クリニック

  • なぜその仕事に就いたのか

    パートでOMAの仕事をしていて、働きながら資格が取れてスキルアップができ収入が増えるので。

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鹿児島県の30代前半女性

正社員 / 400万円以上~450万円未満 / 大学卒

就職先:クリニック

  • なぜその仕事に就いたのか

    もともと医療関係の仕事に興味があった。高校生の時に医療系の学校を調べていた時に視能訓練士という職業を知り学んでみたいと思った。

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東京都の30代後半女性

正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 専門学校卒

就職先:クリニック

  • どのように専門学校を選んだか

    就職してすぐに即戦力として働くためには専門学校の方が実習がしっかりしていたから。

  • なぜその仕事に就いたのか

    国家資格を取りたかったため。家族が眼科にずっと通っていたため馴染みがあったから。

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鹿児島県の30代後半男性

正社員 / 700万円以上~750万円未満 / 専門学校卒

就職先:病院

  • どのように専門学校を選んだか

    口コミや評判。専門誌などの評価。年間の学費。国家試験合格率。国家試験を受験する人数。

  • なぜその仕事に就いたのか

    母親が目の病気で、目に関する職業に就きたいと思っていたから。自分の出来る範囲の仕事だから。

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