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スポーツトレーナーの仕事内容とは?仕事の魅力・やりがいを解説!

2022年03月01日

はじめに

2020年東京オリンピックが開催されたこともあり、スポーツトレーナーの人気は高まっています。本記事では、スポーツトレーナーの仕事内容や1日のスケジュール、魅力などを詳しく解説します。

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーの定義

スポーツトレーナーは、スポーツ選手や実業団向けに技術指導や健康の管理、ケガの予防策を考えるなど、競技に集中できるような指導を行う者を指します。法律上の用語ではなく、特別な国家資格を必要としないため、法律では業務範囲に関して明記されていません。ただし、柔道整復師や鍼灸師、理学療法士の資格を活かしてスポーツトレーナーの従事している方々もおり、これらの資格は国家資格に該当します。

スポーツトレーナーの仕事内容

スポーツトレーナーの仕事内容は主に3つあります。

1つ目は、運動能力を高めるためのトレーニング指導です。筋力強化トレーニング・柔軟性を意識したトレーニング・バランス感覚を身につけるトレーニングなどを組み合わせて、選手に適したトレーニングメニューを作成・実施します。

2つ目は日々の健康管理です。選手がベストな状態でスポーツに取り組めるように、食事や睡眠に関するアドバイスを行います。また、メンタル面の指導も行い、選手のパフォーマンスを後押しします。

3つ目はケガに対する応急処置やリハビリテーションです。また、ケガによってスポーツができない体になってしまっているのなら、その後のリハビリテーションを主治医が定める方針に従って適切に指導します。

スポーツトレーナーの種類は5つ

スポーツトレーナーは役割によって主に5つの種類に分かれます。

1つ目は選手の調子をケア・ケガの処置を行うアスレティックトレーナーです。ケガの処置を行うため、基礎医学の知識が必要です。アスレティックトレーナーは資格を必ず取得しなければならないという決まりはありませんが、「JASA-AT」や「JATAC-ATC」といった専門資格も用意されており、その重要度は他のスポーツトレーナーよりも高いと認識されています。

2つ目はパフォーマンス向上を目的とするストレングストレーナーです。体力や身体機能を高めるためのトレーニングプログラムを作成し、競技でのパフォーマンスを最大限活かせるよう努めます。また、ケガの予防策を事前に伝えるという指導もストレングストレーナーの役割です。

3つ目はケガをした人の復帰を目的としたサポートを行うメディカルトレーナーです。医師や理学療法士などと連携をとり、身体機能・運動能力の回復を意識したメニューを作成・指導します。また、ケガの再発予防もメディカルトレーナーの役割です。

4つ目はスポーツに取り組む人が最大限のパフォーンマンスを発揮できるように、日々の健康管理・練習後のコンディションサポートを行うフィジカルトレーナーです。主にコンディションを整える役割があることから、コンディショニングトレーナーとも呼ばれます。

5つ目はフィットネスクラブやジムなどでトレーニングメニューを作成・指導・提案などを行うフィットネストレーナーです。また、トレーニングマシンのレクチャーやスタジオレッスン、施設点検や清掃など、フィットネスクラブの管理を行うことも重要な業務の一つです。スポーツインストラクターもほとんど同じ役割を担っています。

スポーツトレーナーの1日のスケジュール

スポーツトレーナーの1日は、9:00の出勤から始まります。出勤後すぐにトレーニングジムの清掃や器具の調整などを行い、10:00受付業務開始に備えます。その後休憩を挟み、レッスンを始めます。1日に2コマのレッスンを行うことが基本です。レッスンの合間にはフロアの清掃や巡回・マシンの使い方指導などを行うことが多いです。ジムが閉まった後は、翌日のシフト確認や指導書の作成などを行います。基本的にはシフト制で業務が行われていきます。

スポーツトレーナーの一日のスケジュール例 スポーツトレーナーの一日のスケジュール例

スポーツトレーナーに必要な資質

選手のことを1番に考える

選手の活躍をサポートすることが第一に求められます。自分が持つ知識や技術、経験、時間を選手につぎ込むため、「自分にとって利益がある方法を選ぶ」というのは問題です。仕事とプライベートの境界がないような状態となりますが、それが自分の役割だと意識した上で選手に必要なことを考え続けることが大切です。

自分に足りない点を考えられる

スポーツトレーナーは自分に足りないことを考え続ける必要があります。選手が成長しないことは自分のせいだという認識で、チーム・選手の成長のために何ができるかを考える必要があるでしょう。

辛いことに耐えられる精神力

スポーツが好きという理由でスポーツトレーナーを目指した方によく見られますが、「意外にきつい仕事だった」というケースが多いです。スポーツが好きでも楽しく働ける現場というわけではありません。好きだからこそどんな辛いことにも耐えられる強い気持ちが大切です。

スポーツトレーナーの魅力

選手の成長を感じられる

自分が指導した選手の能力が上がった時、スポーツトレーナーになった喜びを感じるでしょう。自分がトレーニングメニューを組んだことで競技の順位が上がった時や、できなかったことができるようになった場合の喜びは他にないほど幸せなことだといえます。

スポーツの現場に関われる

スポーツが好きな人にとって、長期的に現場に関わり続けられることは非常にメリットが大きいことでしょう。たとえば、ケガや不調が原因でスポーツに携われなくなった人でも、スポーツトレーナーになることで喜びを感じられるはずです。

選手の活躍を見守れる

選手の活躍をすぐそばで見守れるのはスポーツトレーナーの大きなメリットです。例えば、ケガが原因で長期のリハビリテーションが必要だった人が、スポーツの大会で活躍している姿を見守れるのはとても喜ばしいことだといえます。

スポーツトレーナーのやりがい

スポーツトレーナーのやりがいとして最も大きいのは、スポーツを通して社会に貢献できる点でしょう。オリンピックやワールドカップなど、スポーツの祭典が行われる際には、スポーツ選手はもちろんですが、スポーツトレーナーの存在が必要不可欠です。「自分が社会貢献している」と感じながら仕事ができるのは非常にやりがいがあるのではないでしょうか。

また、選手の弱点を分析・克服できる点もやりがいといえます。選手は少なからず欠点を抱えており、その欠点を自分で認識するのは非常に難しいことです。しかし、トレーナーが改善点を見抜いて分析することができれば、選手の成長に大きな1歩を与えることができるはずです。また、その分析力は自身がスポーツをするときにも役立ちます。

スポーツトレーナーの仕事を始めると、これらの価値を最大限に見出せるはずです。

スポーツトレーナーとして大変なこと

コミュニケーション能力が必要

信頼が重要な職業なので、コミュニケーション能力は必要不可欠です。特に、昔選手として活動していた人はストイックな人が多く、コミュ二ケーションよりも技術面を磨いてきている人が多いです。言動1つでスポーツトレーナーの質が危ぶまれる世界ですので、意識してコミュ二ケーションに取り組む必要があります。

自分だけの価値が必要

スポーツトレーナーは「誰でもできる仕事」ということもできます。そのため、自分なりの付加価値がないと、職業として務まらないのも事実です。全国1位の実績を持った人やトレーナー歴10年以上という人がいる中で、自分がどのようにスポーツトレーナーとして役立てるかを把握しておく必要があります。

モチベーション管理が難しい

選手の活躍をサポートする上で、トレーニングメニューの構築やケガのサポートは業務的に行うことが可能です。しかし、選手のメンタル面をサポートする場合、1人1人性格が異なる相手を扱うわけなので、一筋縄にはいかないのが事実です。サポートする相手の状況や能力を踏まえた上でモチベーション維持を行うことが大切です。

まとめ

スポーツトレーナーはスポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートするのが主な仕事内容となっています。具体的には、健康管理・ケガの予防・リハビリテーションなどを行います。また、仕事内容によって5つの専門職に分かれているのもスポーツトレーナーの特徴です。自分の強みを認識した上で仕事を行う必要があるかもしれません。スポーツトレーナーを目指す方は本記事で紹介した、やりがい・大変なことを踏まえた上でスポーツトレーナーへの道も検討してみてください。

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

スポーツトレーナーとして実際に働く方にアンケートをとり、 「仕事内容」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
実際に働いている人の
スポーツトレーナーの「仕事内容」の満足度
★★★★☆ 4.0 (60件)

スポーツトレーナーの 「仕事内容」の 口コミ一覧

全60件

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群馬県の20代後半男性

契約社員 / 250万円以上~300万円未満 / 大学卒

就職先:プロスポーツチーム

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    チームが試合で勝ったら嬉しい気持ちがあじわえる。 真剣に取り組んできてよかったなと思えるから。

  • ワークライフバランス

    休みが全然とれない。 一番忙しいときは27連勤をした時期があった。仕事内容もひとりでこなしている。

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東京都の20代前半女性

正社員 / 200万円以上~250万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    直接人と関われる仕事のため、感謝の気持ちや感想を直接聞くことができるため、嬉しい気持ちになる、自分の成長につなげることができる

  • ワークライフバランス

    パーソナルとかレッスンでその人個人との時間がで制限される時間は良いが、その他の事務作業をする時間が確保されていなく、残業が多い、レッスン覚えるので日常が制限される

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愛知県の40代男性

自営業 / 1,000万円以上~1,100万円未満 / 高卒

就職先:スポーツジム

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    人々の生活全般の質の向上に貢献できるので、頂く反応がとても感謝に満ちていた嬉しいから。

  • ワークライフバランス

    自身で全ての時間をコントロールする事ができるので、働くのも働かないのも自由だから。

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広島県の40代男性

業務委託契約の事業主 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    人の体型やパフォーマンスが上がっていく事が間近で感じられやりがいへと繋がっていくのを実感できるから。

  • ワークライフバランス

    自分で決めて自分の予定で仕事が組め仕事のみならず私生活もじゅうさぞつさせることができるから。

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埼玉県の20代後半女性

正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

仕事内容の満足度 ★★★☆☆ 3.0
  • 仕事内容

    通っている方が成果でたり、周りの人から褒められたりするとやっててよかったなって思うことがある

  • ワークライフバランス

    残業がなく定時で帰れる。日曜祝日もお休みなのでいいですが、年末や夏休みは休みが4日しかないのが残念

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