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体育教師になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!
2022年11月01日はじめに
当記事では、体育教師の専門学校の選び方についてご紹介いたします。体育教師になれる専門学校は全国でもほとんどありませんが、専門学校で体育教師を目指すメリットは少なからずあります。そこで、当記事では専門学校で体育教師になるメリット、体育教師を目指せる専門学校の特徴について詳しく説明していきます。ぜひご覧ください。
目次
体育教師を目指すための専門学校を選ぶ際に気を付けるべきこと
大前提として、体育教師を目指すことができる専門学校は非常に少ないです。また、体育教師を目指すにあたり専門学校を選ぶ際、いくつか考慮しなければいけない点が存在します。ここでは、専門学校に通い体育教師を目指す上での注意点について簡潔にご紹介します。
まず小学校・中学校・高校の体育教師になるためには教員免許の取得が必須ですが、それぞれ異なる教員免許を取得する必要があります。小学校の教員免許を取得すれば全教科教えることが可能ですが、中学・高校は各科目ごとに免許を取得する必要があるため、教員免許の特性がそれぞれ全く異なります。そのため、専門学校を選ぶ際はカリキュラムなどを注意深く見て選ぶ必要があります。
また、専門学校に通うだけで体育教師を目指せる学校は横浜高等教育専門学校しかなく、またこの学校は小学校体育教師しか目指すことができません。つまり、専門学校に通うだけで中学・高校の体育教師を目指すことはできません。先ほどの例外を除き、専門学校に通い体育教師を目指す際、必ず大学との併修が必須になります。
他にも、専門学校の比較ではありませんが、短大と専門学校で一つ大きな違いがあります。それは、専門学校では大学の併修を行うことで高校の体育教師を目指すことは可能ですが、短大では高校の体育教員免許を取得することができない点です。(2022年4月時点)
専門学校で体育教師を目指すメリット
体育教師を目指す方の大半は大学に進学し、教員免許を取得します。しかし、専門学校でも体育教師になることは可能です。では、専門学校で体育教師になるメリットには何があるのでしょうか。大学・短大とも比較しながら説明していきます。
大学に比べて学費が半分!
大きなメリットとして、学費が大学に比べて安い点があげられます。4年制大学の場合、総額400万円近くかかりますが、専門学校の場合およそ200万円程度と、大学の約半分で教員免許を取得することが可能です。また、通学期間も大学が4年通うのに対して、専門学校の場合は2年もしくは3年になるため、より早く社会人として働きたい方にはメリットになるでしょう。一方、短大と比較した場合、単純な学費や通学期間に違いはありません。ただし、学費補助などのサポートは専門学校の方が豊富な場合が多く、学費は安くなる傾向にあります。
自分に合ったスケジュールで学びやすい!
もう1点のメリットとして、自分の都合に合わせたスケジュールで学びやすいという点があります。専門学校は、様々な学生のニーズに合わせたカリキュラムを設置しているため、自分に合った学習をしやすいという特徴があります。
体育教師を目指せる専門学校
体育教師として働く場合、大きく分けて2つの方法があります。1つ目が、小学校の先生として、国語・算数・理科・社会などを教えながら、体育も教える方法です。2つ目は、中学校・高校の先生として、保健体育の授業に特化して指導を行うという方法です。1つ目は、小学校の教員免許が必要で、2つ目は中学校もしくは高校の保健体育の教員免許状が必要です。
そして、2つの方法に対応する専門学校があります。1つ目の場合、専門学校を修了するだけで免許を取得できる専門学校と、併修しなければ取得できない専門学校の2種類に分かれます。2つ目の場合は、大学との併修が必須になります。ここからは、この2つの方法に対応する専門学校について紹介します。
横浜高等教育専門学校
横浜高等教育専門学校は、全国で唯一大学の授業を併修せずに小学校の教員免許を取得できる専門学校です。この学校は、名前の通り、神奈川県横浜市にあり、小学校教諭の免許と同時に希望すれば幼稚園教諭免許も取得することが可能です。2年で小学校の先生になれるため、大学で免許を取得する学生よりもいち早く先生として活躍することが可能です。この専門学校の特徴は2つあります。
1点目は、幅広い年齢層の方が教員を目指して学習していることです。高校卒業後すぐに入学する方もいれば、一度社会人として活躍された後に入学する方もいらっしゃるようです。そのため、普通の学校では出会わないような多様な人と一緒に先生を目指すことができるでしょう。
2点目は、アクティブラーニングを取り入れた実践的な学習方法です。教員として働くことを想定した授業内容になっているため、将来学校の先生として指導するときに役に立つ知識を獲得することができるでしょう。同じく2年で小学校の教員免許を取得できる短大などと比較したうえで、進学を検討すると良いでしょう。
三幸学園グループの専門学校
学校法人三幸学園グループの専門学校では、中学校・高校の保健体育の教員免許取得を目指せます。この専門学校は全国の主要都市などに10校あります。この学校で教員免許を取得する場合、星槎大学との併修をする形になります。専門学校を卒業後、星槎大学に編入し通信教育で学習しながら教員免許の取得を目指します。最短4年で中学・高校の教員免許が取得可能です。この方法で教員免許を取得するメリットは大きく分けて2つあります。
1点目は費用が大学に比べて安く済む点です。大学で中高の教員免許を取得する場合400万円程度かかりますが、この方法だとおよそ300万円で免許の取得を目指せます。また、2年で専門学校を卒業し、働きながら勉強を進めるため、実際には金銭的負担はより小さいでしょう。
2点目は、スポーツに関連する専門性を獲得できる点です。この専門学校では、大学では取得できない様々なスポーツ関連資格の取得を目指すことが可能です。例えば、アスレティックトレーナーの資格などです。また、プロスポーツチームなどの実習先もあり、現場でスポーツに関わる機会がたくさんある点も大きな魅力の1つです。
以上のように、この専門学校に通うことで、スポーツに関する深い専門性を獲得した上で、体育教師として子どもへの指導を実践できるようになるでしょう。
まとめ
当記事を通して、専門学校で体育教師を目指すことについての理解は深まったでしょうか。大学で体育教師を目指すという一般的な方法だけではなく、専門学校を通じて体育教師を目指すという方法も一つ視野に入れていただけたら幸いです。どんな進路で体育教師を目指すにせよ、免許取得のために一生懸命勉強することが重要になるでしょう。
当サイトでは、ほかにも体育教師についての記事がございます。興味のある方はぜひご覧ください。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 学校法人三幸学園
- https://www.sanko.ac.jp/group/job/sports.shtml
- 横浜高等教育専門学校
- https://www.kosen.ac.jp/
実際に働いている人の口コミをチェックしよう!
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
体育教師の 「専門学校の選び方」の 口コミ一覧
全27件
東京都の30代後半女性
正社員 / 700万円以上~750万円未満 / 大学卒
就職先:高校
-
なぜその仕事に就いたのか
つきたかった。憧れがあった。たくさんの人と関わってみたかった。部活動を指導してみたかった
千葉県の30代後半男性
正社員 / 750万円以上~800万円未満 / 大学卒
就職先:中学校
-
なぜその仕事に就いたのか
教えることに興味が小さい頃からあったため、教え方を工夫することは、自分自身の成長にもつながるため、この仕事に就きました
愛知県の30代後半男性
正社員 / 700万円以上~750万円未満 / 大学卒
就職先:小学校
-
なぜその仕事に就いたのか
教えることが好きで、中学生の頃憧れる先生に会い、この人みたいになりたいと思ったから。
岡山県の20代前半女性
パートタイム/アルバイト / 200万円以上~250万円未満 / 高卒
就職先:保育園や幼稚園等の園教場、体育館、スタジオ
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なぜその仕事に就いたのか
子供が好きなのと、人と関わる仕事がしたいと思い、自分が習っていた器械体操に関われる仕事につきました。
佐賀県の40代男性
正社員 / 850万円以上~900万円未満 / 大学卒
就職先:高校
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なぜその仕事に就いたのか
中学生のころからの憧れの職業だったから。子どもと接するのが好きだから。やりがいのある仕事だから。
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