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建築士になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!
2022年03月01日はじめに
日本には多種多様な専門学校が存在しており、「何を基準に選べば良いのか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、建築士を目指す方へ「適切な専門学校の選び方」を紹介します!
目次
建築士を確実に目指すなら!建築系専門学校へ!
建築士になるためには、木造建築士・二級建築士・一級建築士のいずれかの資格を取得する必要があります。これらは高卒者でも取得可能ですが、建築系の大学や専門学校を卒業した人の方が、より早く取得することができます。さらに、専門学校では入学試験が設けられていないため、基本的に誰でも入学することができます。そのため、建築士になる意志が固い方には、建築学科のある専門学校がおすすめです。
専門学校選びのポイント2選!
建築士試験の合格率は高いか
建築士資格には3種類あり、難易度が低い方から順に、木造建築士、二級建築士、一級建築士となっています。令和3年度実施分の合格率は、それぞれ33.0%、23.6%、9.9%でした。ここから、建築士試験は全体的に難しい傾向にあると伺えます。
また、一級建築士免許の取得にあたっては「試験の合格」と共に「2‐4年間の実務経験」が義務づけられています。そのため、試験に合格するまでに何年も要してしまうと、一級建築士になる年齢もそれだけ遅くなってしまいます。
建築士としてのキャリアをしっかりと築き上げたいのであれば、若いうちに免許を取得するべきです。そのためには、多くの合格者を輩出している学校へ通うことをおすすめします。なぜなら、合格者数の多さは指導の丁寧さを測る上での基準となるからです。
学外コンペで受賞者を輩出しているか
建築学生が就職活動をする際には、保有資格に加えて実績も重視されます。ここでいう「実績」とは、建築物のデザインアイデアに関する大会での入賞経験などを示します。
確かに、学校の授業や課題に真面目に取り組み好成績を残すことも大切です。しかし、都道府県やハウスメーカーなどが主催する学外のコンペで評価をもらうことは、社会に出てからも生かせる実践的なスキルを身に着けていることの証明になります。
こうしたコンペで過去に受賞者を輩出していることは、建築に関する知識のみならず発想力までもがしっかりと育まれる環境であることを意味します。ぜひ、気になる学校の受賞歴を確認してみましょう。
編集部おすすめの専門学校3選!
京都建築大学校
同校の強みは、建築士試験合格者数の圧倒的な多さです。令和3年度実施の一級建築士試験合格者数ランキングでは、専門学校の中で1位、大学を含めても北海道大学に次いで44位でした。また、専門学校では珍しく4年制コースが用意されています。そのため、通常の専門学校卒では「試験の合格」と「4年間の実務経験」が必要とされるところを、「試験の合格」と「2年間の実務経験」のみで一級建築士になることができます。
大阪工業技術専門学校
同校では、学外コンペの受賞者を多数輩出しています。令和3年度における一級建築士試験の合格者数は、全国の専門学校の中で2位でした。当然ながら二級建築士の合格率も高く、学科試験合格率の全国平均が41.9%であるのに対して同校では80.6%を、製図試験では全国平均48.3%に対して78.3%を記録しました。
修成建設専門学校
同校は学外コンペの受賞者を多数輩出しており、中でも大阪府主催のコンテストでの成績が良好です。令和3年度における一級建築士試験の合格者数は、全国の専門学校の中で3位でした。大学も含めると57位ですが、筑波大学よりも上位にランクインしています。この好成績の背景には、独自のカリキュラムや問題集の作成、受験指導などといった学校側の強力なサポートが挙げられます。
候補が絞れたら…
口コミを見てみよう!
口コミは、実際にその学校へ通ったことがある人々による生の意見です。学校の公式ホームページなどとは異なり、同世代の目線で、悪評も含めた正直な声が並んでいます。GoogleやTwitterにて学校名を検索するだけでも見ることができますが、それらは各々が好き勝手に書いているため情報が不足している場合があります。「授業の質」「校風」「学費」などの共通の尺度を用いて、十分な情報の下で各校の比較を行いたい場合は、以下をご参照ください。
資料請求・オープンキャンパス参加へ!
口コミで評判を確認したら、専門学校に資料請求をしてみましょう!カリキュラムや学校行事などに関して、公式ホームページよりも詳しく掲載されています。そして本命の学校が5校ほどに絞れたところで、各校のオープンキャンパスに参加してみましょう!オープンキャンパスとは、専門学校の校内が開放され、高校生が自由に出入りできるイベントです。模擬授業や学生との交流会が設けられている場合が多く、実際の学生生活を体験することができます。先生や学生の雰囲気、学校の設備の充実度などをよく知るためには、現場に足を運んでみることが大切です。無料で参加できるため、オープンキャンパスの機会をぜひ積極的に活用してみましょう!
まとめ
建築士になる意志が固い場合は、専門学校への進学がおすすめです。建築士の国家試験はいずれも難易度が高いため、各校の合格者数や実績を確認し、手厚い指導を受けられる学校を選びましょう。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 建築技術教育普及センター
- https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-data.html
- 京都建築大学校
- https://www.kasd.ac.jp/
- 大阪工業技術専門学校
- https://www.oct.ac.jp/
- 修成建設専門学校
- https://www.syusei.ac.jp/
実際に働いている人の口コミをチェックしよう!
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
建築士の 「専門学校の選び方」の 口コミ一覧
全25件
愛知県の40代男性
業務委託契約の事業主 / 550万円以上~600万円未満 / 大学卒
就職先:建築設計事務所
-
なぜその仕事に就いたのか
中学生の時にもっとも興味のあることだったので、その道に進もうと考えて進みました。
福岡県の30代後半男性
正社員 / 450万円以上~500万円未満 / 大学卒
就職先:建設会社
-
なぜその仕事に就いたのか
衣食住は人が生活する上でとても重要なことです。その衣食住の中で、服を着ることも食べることも、建築物という拠点がないと成り立たないと私は思ってます。そんな最重要事項である建築物を建てることに携わり、いろんな人の拠点を支える人なりたいと思い建設会社を志望しました。
東京都の30代前半男性
正社員 / 400万円以上~450万円未満 / 専門学校卒
就職先:建設会社
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どのように専門学校を選んだか
就きたい職業に就けるのが、その専門学校の専攻しかなかったからその専門学校を選んだ。
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なぜその仕事に就いたのか
結局就きたい職業には就かず、専門学校の知識を少しでも活用できる職業ん選んで就職した。
東京都の40代男性
正社員 / 350万円以上~400万円未満 / 大学卒
就職先:建築設計事務所
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なぜその仕事に就いたのか
阪神大震災を目の当たりにし、人々の暮らしを支える建物の安全を担保する建築構造設計を行う仕事に就きたいと思ったためです。
東京都の30代後半男性
正社員 / 400万円以上~450万円未満 / 専門学校卒
就職先:建築設計事務所
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どのように専門学校を選んだか
受験勉強に挫折したから、試験のない専門学校に行ってしまった。 今は後悔していて、もっと普通の人生を歩めば良かったと強く思います。
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なぜその仕事に就いたのか
建築の世界には幼少期より興味があったので。 設計者になったのも楽な道を選んだ結果です。
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