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警察官を目指せる進路は?進路別のメリット・デメリットを解説!
2022年05月31日はじめに
本記事では、警察官になるための進路について詳しく説明しています。警察官として働くためには、地方自治体が行う採用試験へ合格し、採用される必要があります。では、実際に警察官として働くために選ぶべき進路はどのように決めたらよいのでしょうか。詳しく説明していきます。
目次
警察官にはどうやってなるの?
警察官は公務員の一種です。そのため、警察官として働くには、各都道府県の警察本部が行っている採用試験に合格する必要があります。採用試験は、自治体によって多少の違いがあります。例えば、警視庁(東京都)では試験の難易度別に、Ⅰ類・Ⅲ類があります。各区分は、筆記試験で出題される一般教養問題のレベルを表しており、I類で大学卒業程度、Ⅲ類で高校卒業程度の難易度になっています。
また、採用試験の受験資格も各地方自治体によって多少違います。受験資格は年齢によって決まることが多く、18歳から35歳程度までに受験資格があります。気になる方は、働きたい地域の採用試験の募集要項を見てみるとよいでしょう。
警察官を目指すのに向いている進路はある?
まず、警察官を目指す上での進路に正解はありません。警察官採用試験への合格以外に警察官になる方法がないからです。そのため、進路選択をする上では、各自の考え方に適した学校を選ぶことが重要です。それでは、各進路について、メリット・デメリットを見ていきましょう。
大学のメリット・デメリット
大学に進学し、卒業後に警察官を目指すメリットは2点あります。まず、将来のことを考える時間がある点です。警察官の仕事は、定年まで勤めあげる方が大半です。そのため、警察官になるという決断は人生において非常に重要なものになるでしょう。大学生として、警察官以外の進路も視野に入れながら、就職先を考える時間をもてるのは大きなメリットです。2点目は、「Ⅰ類」という難しい試験区分での合格を狙いやすい点です。この試験区分の問題難易度は大学卒業程度となっているため、大学での学びを試験に活かすことが可能です。試験区分が難しいほど、高い給与を貰えるため、可能であれば高い試験区分での合格を狙うとよいでしょう。
一方、デメリットも2点あります。1つ目は、コストがかかる点です。大学に通うことで、4年間という時間と数百万円の学費がかかります。警察官の昇進は学歴ではなく、昇任試験によって決まります。そのため、警察官になることを決めている場合、特別な理由がない限り、大学に進学する意味はあまりありません。2つ目は、採用試験の勉強を大学の学業とは別に行う必要がある点です。試験内容は、大学で学ぶ内容とは必ずしも一致しないため、試験のために独学、予備校への通学などが必要になります。つまり、大学進学によって警察官への道が開けるわけではないということです。
専門学校のメリット・デメリット
専門学校へ進学するメリットは、2点あります。1点目は、警察官採用試験合格に向けて最適化されたカリキュラムです。試験対策に特化した授業を、高校までの授業スタイルで学びます。そのため、授業を真面目に受けることで採用試験合格に近づきます。2点目は、採用試験の合格メソッドを持っていることです。例えば、警察官採用試験の内容は各自治体によって違いがあります。そして、専門学校では自治体ごとの採用試験の特徴を把握しているため、効率的な合格への道筋を作ってくれるでしょう。
デメリットは2点あります。1点目は、費用です。予備校や独学に比べて、試験合格に向けたサポートが充実していることもあり、費用が高くなります。2点目は、カリキュラムが固定されているため、時間の自由が少ない点です。予備校や独学では、自分の生活リズムに合わせて学ぶことが可能ですが、専門学校では自分が学校のカリキュラムに合わせる必要があります。
予備校のメリット・デメリット
予備校のメリットは、主にバランスの良さになります。ある程度は自分の都合に合わせて学習計画を立てることができますし、学習サポートも充実しています。そのため、生活リズムが不規則な方、独学で勉強しきれる自信がない方にとっては良い選択肢になるでしょう。
一方、デメリットは中途半端であることです。独学に比べると費用もかかりますし、専門学校と比べれば自己管理能力がより必要になります。そのため、試験合格までに使える費用と試験勉強の自己管理がについて考えてから、進路を決定するとよいでしょう。
独学のメリット・デメリット
独学のメリットは大きく分けて2つになります。1つ目は、圧倒的に安いことです。公務員試験の対策本や通信講座での勉強になるため、専門学校や予備校に比べて圧倒的に安いです。2点目は、自分の好きなように勉強できる点です。自分の生活リズムに合わせることが可能ですし、受験資格を失うまでならどんなスパンでも勉強することが可能です。
一方、デメリットは2点あります。1点目は、高い自己管理能力が必要なことです。周囲の人と一緒に勉強する専門学校・予備校と比べて、勉強のモチベーションを持続させることが大きなハードルとなるでしょう。2点目は、試験対策などの情報収集を自分でする必要があることです。専門学校や予備校では、合格するために必要な情報を豊富に持っていますが、独学の場合は情報を集めることも自分で行う必要があります。
進路はどうやって決める?
ここまで、進路ごとのメリット・デメリットについて見てきました。どの進路も一長一短で、結局どうやって選ぶのがいいかわからないという方もいるかもしれません。そのため、この章では読者の方に進路選択のイメージを膨らませてもらうべく、考え方別にオススメの進路を紹介していきます。
選択肢を沢山持ちたい人は大学!
「将来のことはよくわからないけど、警察官に少し興味がある」という方には、大学からの警察官ルートをオススメします。大学生活にはある程度の時間的な余裕があるため、様々な選択肢から将来の仕事について考えることができます。大学生活を通じて、キャリアへの考え方が変わる方は数多くいます。同じ公務員ということで、消防士などに興味がわくかもしれません。そのため、まだ警察官になることを決め切れていない方は大学への進学がオススメです。そして、警察官への気持ちが固まった段階で、予備校や独学などで警察官採用試験の勉強を始めれば良いでしょう。
とにかく警察官になりたい人は専門学校!
「警察官になると決めた」という方には、専門学校がオススメです。専門学校は警察官になるためのカリキュラムがしっかりと組まれています。また、警察官になるための施設ということで採用試験への対策が万全です。さらに、同じ志を持った仲間たちと日々切磋琢磨しながら試験合格を目指すことになるため、モチベーションを維持しやすいでしょう。そのため、とにかく警察官になりたいという方には専門学校がオススメです。
気になった方は、ぜひ当サイトで専門学校について詳しく調べてみて下さい。
一人で勉強するのが心配な人は予備校!
「警察官独学で学ぼうと思ったけど、一人で勉強できるか不安」という方には、予備校がオススメです。予備校では充実の講義内容に加えて、勉強スケジュールなども担当のアドバイザーと相談しながら試験合格を目指すことができます。そのため、独学での勉強に不安を感じる方には良い選択肢になるはずです。また、オンライン学習に対応できる予備校も多く、通学が厳しいという方でも、オンラインでの講座の受講や、学習サポートを受けることができます。独学に比べると費用がかかるものの、自分のペースで学べるのは非常に魅力的ではないでしょうか。
自由を求める人は独学!
「警察官にはなりたいけど、時間とお金、場所に縛られたくない」という方には独学がオススメです。自分のペースで試験合格を目指せるので、思い立ったときに始められて、もし途中で興味がなくなっても問題ありません。また、その他の公務員試験への切り替えも簡単です。そのため、警察官に少しだけ興味があるという方や、興味はあるけど働いているから学校には通えない方などは独学で試験対策をするのがオススメです。
まとめ
当記事を通して、警察官になるための進路選択について、説明してきました。警察官に興味のある方は、自分の進路選択についてなんとなくイメージできたでしょうか。もしそうであれば幸いです。ここまで、オススメの進路を紹介してきましたが、実際に進路を選ぶときは、できるだけ多くの選択肢から進路を選べると良いでしょう。思いもよらない点に皆さんの進路決定の要因があるかもしれないからです。多くの選択肢を見た上で、最後は現地に足を運び、自分の目で確かめて、学校を選べるとよいのではないでしょうか。
当サイトでは、他にも警察官について様々な記事がございます。より詳しく警察官について知りたいと思った方はぜひご覧ください。
当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております
- 警視庁HP
- https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/saiyo/2021/
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