看護学科に関する評価

• 総合評価

  日赤の専門学校は看護教育の歴史が古く人道などの教えもしっかりしています。そのため、医療者としての考えや他人を思いやる行動の基盤をしっかり築くことができます。入学後は赤十字に染まらないとやってけないことばかりですが、自分が社会に出ていくとき、看護師として働く際に自分の行動を支えてくれる確かなものを学ぶことができらと思います。大学で適当な気持ちで看護師を目指すくらいなら、この学校で赤十字の教えと看護を学び、自分の考えをしっかりもった看護師を目指すことをおすすめします。

• 就職

  隣接する姫路赤十字病院だけでなく、様々な病院への就職実績があります（詳しくは学校HP参照）進路相談や面接練習等のサポートがあり、卒業後はほとんどの生徒が進学しています。ただ、日赤の専門学校なだけに日赤以外の病院や隣接する姫路赤十字病院以外への就職を希望すると、先生からきちんと理由を説明するよう詰められます。自分の意思がきちんと固まっていれば困ることはないと思います。

• 資格

  国家試験合格率は100%です。普段の講義から国試に出やすいところは「国試に出るよ」と教えてもらえるので、重要ポイントの把握がしやすいです。毎日の講義をしっかり受け定期試験をクリアしていれば国試に合格できる知識はつくと思います。また、3年次に国試対策の講義もあるので、プラスして自分の苦手分野を押さえれば安心して国試に臨めると思います。ここ数年合格率100%が続いているため国試へのプレッシャーが半端じゃないですが、学校からのサポートに甘えつつ、毎日コツコツ自分のできる限りの勉強をがんばればいいと思います（学校生活がとても忙しいので無理のないように）ちなみに、合格率100%のからくりというほど露骨ではないですが、2年から3年に上がるときに毎年数人留年しています。試験や実習で欠点を取ると（少しは救済してもらえますが）容赦なく落とされるので、毎日ぼんやり生活していると危ないです。

• 授業

  講義は、学内の先生、病院から来てくださる方（医師、看護師など）、それ以外（施設、大学など）からの先生が教えてくれます。学内の先生の講義はわかりやすくておもしろいです。実技も、講義の担当の先生だけでなく学内の他の先生も集まりコツやポイントをしっかり教えてもらうことができます。病院から来てくださる先生は、臨床での経験を交えながら実習にも役立つ知識を教えてくれます。それ以外の先生は看護以外のことも教えてくれます。そのため、いろいろな教養を身につけることができます。また、外部・内部に関わらず、講義内でのグループワークが多くあります。クラスメイトと協力して資料を作成し、意見交換をし考えを深めながら知識をつけることができます。ただ、2年次ではグループワークの時期が被ることが多く、空きコマや放課後を使い話し合いをする機会が増えます。そのため自由時間がだいぶ減ります。先生の指導は、正直言うとピンキリです。楽しくておもしろい講義もあれば、説明がイマイチよくわからない講義や先生がひたすら喋るだけの退屈な講義もあります。

• アクセス・立地

  JR姫路駅からバスで約15分、最寄りの播磨高岡駅からは徒歩で約20分です。バス停から学校まで徒歩約3分なので、バス通学の学生が多いと思います。隣接する病院に立体駐車場があるので、そこに自家用車を駐めている学生もいます。狭いですが、駐輪場もあるのでチャリ通学も可能です。徒歩圏内にコンビニが数軒、スーパー、ドラッグストア、ダイソー、ネットカフェなどがあります。それなりに充実しています。買い物やもっと遊びたいときは姫路駅に行く学生が多いです。

• 施設・設備

  実習室には臨床現場と同じものが設置されているので、実習前の実技練習やシュミレーションを行うことができます。模型もたくさんあります。図書室の蔵書は単科の専門学校なのでそんなに多くないです。また、古い本が多く最新の医療やエビデンスは雑誌から得たり自分で調べたりするしかないです。実習前は利用する学生が増えますが、普段はあまり利用されていないように思います。学内には食堂がないため、昼食は弁当を持ってくるかコンビニで買うかです。隣接する病院内にコンビニがありますが、コロナ禍のため出入りが制限されています。自動販売機はあります。種類が豊富でラインナップもよく入れ替わるので、利用する学生は多いです。情報処理室のPCはとても使いづらい（動きが重いです）が、資料作成や実習などで利用する機会があります。USBからのデータはここで印刷できます。コピー機は何台かありますが、カラーコピーができません。現在スマホからデータを飛ばせるコピー機が故障中で不便です。最近学校でfree Wi-Fiが使えるようになりました！調べ物などがしやすくなりました。とても便利です。

• 学費

  学費は他の学校に比べると安い方だと思います。私立の大学に行くくらいなら、とこの学校を選ぶ学生もいるほどです。教科書代がびっくりするほどかかりますが、医療系の学校では仕方ないことだと思います。奨学金制度もあるので、経済的余裕があまりない人も入学することは可能です。定期試験で欠点を取ると再試験の際に別途料金が発生します。2000円です、ちょっとお高いです。

• 学生生活

  1学年1クラス（約40人）です。3年間一緒に過ごすため、親友もできますが苦手な人もいます。学校生活や実習でつらいときに相談できる友人がいることはとても心強いです。いろいろな考えの人が集まるので衝突することもありますが、わいわい楽しくバカ騒ぎもできるクラスです（個人の感想です）学内での恋愛は期待しないのが吉です。毎年2人程度しか男子がいないため、女子は異性との交流はほぼないと思ってください。異性との恋愛を楽しみたいなら他をおすすめします。

学科における希望業界への就職率

• 10％以下

  30％程度

  50％程度

  70％程度

  90％以上

  ※上記は投稿者の感覚による数値となります

感染症対策としてやっていること

昨年の5月に2週間だけオンライン授業がありましたが、それ以降はまとまったオンライン授業はありません。実技の演習や先生の都合もあり、なかなかオンライン授業にできないみたいです。対面授業の場合、学年ごとに出入り口を分ける、時間差登校、教室の換気、手指衛生、などを行っています。また、よく触る場所や机など使用した後はアルコール綿で拭くようにしています。食事はクラスを半分に分け、2箇所で間隔を取って黙食です。自分たちの感染対策を評価する話し合いが定期的にあります。