製パン本科に関する評価

• 総合評価

  学生生活全般を振り返ると、洋菓子では無く、パンを中心に学びたいと思う人には最適と言える(パンを中心、という学校は他に少ないため)。最初の就職が決まるまでは、しっかりとしたサポートを受けられる。

• 就職

  学校を卒業したのち、地元に帰って就職してしまうと、あまりその後のサポートは充実していない気がするから。学校が理解できる範囲の就職先ならば、サポートは完璧だとは思う。

• 資格

  資格は、卒業と同時に資格取得の権利が貰えるが、資格取得完了は、自力で試験を受けに行かなければならない、という点がある。

• 授業

  後期になると8割が実習になり、パンを作る頻度が上がるため、技術的には身に付く。座学はテストはほぼマークシート形式で、やろうと思えば付け焼刃でカンで高得点を取れてしまう点が少しもったいないかな、と思う。

• アクセス・立地

  最寄り駅は三ノ宮駅。JR、阪急、阪神が近いので、便利。周辺には幾つかのパン屋、カラオケ、さんちか等もあるので、学校帰りに友達同士で遊びに行ける場所も多い。

• 施設・設備

  マンションのような作りの建物なので、1階ごとの設備は少ない。６階まで実技室があるが、エレベーターと階段とを選べるため、移動は問題ないと思う。実習で使う設備は現場で実際に使うものばかりなので、就職前に使い方をしっかりと憶えることが出来る。

• 学費

  学費に関しては、１年制の製パン本科では高いと感じるかもしれないものの、実習費や授業費等々、全て込みの金額なので、しっかり学べると考えると安いと思われる。

• 学生生活

  実習の授業は数人のグループで行われるため、グループ内で意見を言い合える分、意見交換が多くなる。その結果、クラスメイトが友達でライバルになり、競い合い、助け合いながらできるので、仲が深まっていくのが良い点。男子女子年齢関係無く、平等に楽しめる生活が送れる。