ペット総合学科に関する評価

• 総合評価

  全体的に、良い点も悪い点もある学校。
  一年目は全学科の内容を学年全体で学ぶため、一人一人へのサポートが少ない。設備も人数の割に少なく、最初の難関であるトリマー三級の合格率は7割程度。
  二年目からは学科別に学ぶため、人数が減り、サポートが増える。資格試験についても学びやすくなる。
  就職先は大手から小規模の病院まで幅広く、インターンも希望すれば行けるため、自分に合った就職先を探すことができる。県内、県外など、希望に合った就職先を紹介してもらうこともできる。
  卒業後も、ほとんどの学生がペット業界へ進む。

• 就職

  二年目の直前に一部企業や病院の就職説明会があり、希望した企業の説明を聞くことができる。それをきっかけにインターンへ行く生徒も多い。
  就職活動のサポートも充実しており、希望している就職先を紹介してもらうことができる。
  看護学科ではインターンに行くための一連の試験があり、全て合格してからのインターンになるため、とにかく勉強し早めに実力をつけた方が就職にも有利になる。

• 資格

  一年目の最初の実技試験であるトリマー三級は、資格試験まで大人数で学ぶため、設備が足りず、サポートも少ない。自身で乗り切らないといけない場面が多数ある。合格率は7割程度だが、不合格者は再試験を受けることができる。
  一年目の他のペーパー試験は、全員で同じ授業を受けるため、真面目に勉強すれば合格できる。全て合格率は8割程度。
  二年目の看護学科では最後に動物看護師の資格試験があり、就職にも必要不可欠。二年目後半は授業のほとんどが試験対策になり、先生方からのサポートも万全。

• 授業

  一年目は全学科で大人数での授業になるため、実習も講義も、全体的に指導やサポートが受けられにくい。
  二年目からは学科別になるため、人数が少なく指導は受けやすい。教師とは別に病院の先生や看護師の方などの講義も受けることができた。

• アクセス・立地

  学校からバスが出ており、車で10分ほどの最寄駅まで送迎がある。但し、本数が限られており、講義が早く終わってもバスを使うことができず、30分程歩いて駅まで帰る生徒もいた。
  駐車料金はかかるものの、駐車場があるため車通学もできる。
  学校周辺は住宅街なので、徒歩圏内だとスーパーが一つだけ。遊べるところは特にない。

• 施設・設備

  二つに分かれたキャンパスに三つの学校が入っているため、教室は狭い。
  ロッカーはあるが更衣室は無いため、着替えはロッカーか教室かお手洗いしかない。
  実習は、一年目は大人数のため施設が狭く設備も足りていない。
  二年目は少人数になるため、教室の狭さは感じない。設備も古く使えないものもあるが、大体は揃っている。

• 学費

  学校の設備や自身の使う道具、講義などを含め、学費は少し高めに感じた。ただ、就職のことを考えると、サポートも充実しているため、妥当にも感じる。
  学費とは別に、試験の冊子や試験費用、再試験費用、道具の手入れなどは別料金になる。

• 学生生活

  サークルはあるにはあるが、活動しているかどうかはわからない。
  一年目は大人数で動くことが多いので、友人は作りにくく感じた。
  二年目からは学科ごとに独立し、他学科と会うことが少なくなるため、学科の中で仲良くなることがほとんど。
  男女比が顕著に偏っているため、学校内での恋愛などはほぼ聞かない。