調理専攻科に関する評価

• 総合評価

  学校はとてもアットホームな雰囲気で、生徒と先生の関係もとてもいいと思います。どちらかというと地元密着型の学校で、就職先も地元が多いです。地域の行事に参加したり、近隣の子供たちとかかわることもあります。和食や洋食などの科に分かれていない分いろいろな分野を学ぶことができ、仕事を始めてみてとても役に立っていると思います。

• 就職

  就職は地元からの求人が多く、生徒も地元に残って就職する人のほうが多いです。就職率も100パーセントではないですが、かなり高いです（自分が通っていたころは）。地域に密着した学校ということで、求人を出すなら悠久山にという会社もありました。先生方も親身になって一緒にいろいろと考えてくれました。

• 資格

  卒業と同時に調理師免許が取得できます。在学中も、食育インストラクターの試験を受けたりすることができます。卒業後、専門調理師をとる時に筆記を免除することができるテストも受けられます。

• 授業

  実習では、ホテルや個人店のプロの調理師の方の実習と、学校の先生の授業があります。プロの調理師の先生方の授業は本当に勉強になります。実際にお店で出しているメニュー、普段目にしないような食材など、学校に行かなければわからないことがたくさんあります。また細かい科に分かれていないので、和食洋食製菓はもちろん、給食調理（実際大量調理をしてほかのクラスの生徒、先生に食べてもらいます）や、介護食、病人食、離乳食など、いろんな調理の実習があります。座学では衛生学やフードマーケティングなどの職に関わる勉強はもちろん、調理に生かせるカラーコーディネートの授業や、お店を持った時に役に立つ簿記の授業など、様々なことに役に立つ授業があります。就職してみると衛生について学んだことは本当に役に立っています。長期休みには課題もあります。

• アクセス・立地

  長岡駅まで電車で、そこからバスに乗り換えてくる生徒が一番多かったような気がします。バス停はすぐ近くにあります。車での通学も可能なのですが、生徒の止められる駐車場はないので各自近くの駐車場を借りていました。学校からそんなに遠くないところにアクロスプラザというショッピングセンターがあるので、そこにはいろいろなお店があります。みんなで集まるところは長岡駅周辺が多かったです。学校の近くに学校があっせんしてくれるアパートがあり、そこから通学している人もいます。

• 施設・設備

  ふだんのクラス活動座学で使う教室はよくある普通の学校の教室です。実習で使う調理室のほかに、給食調理のための教室、衛生学の実験のための教室、調理関係の本のそろった図書室、就職指導のための教室などもあります。実習室にはテレビモニターが付いていて、先生の調理する手元がよく見えるようになっています。

• 学費

  学費はほかの調理師養成施設と比べても高くはないほうだと思います。入学金が無料になる制度などもあるので、調べてみるといいと思います。

• 学生生活

  クラスの人数がそんなに多くないので、みんな仲良く和気あいあいとしていると思います。球技大会やバーベキューなど、みんなが親しくなれる行事もあります。実習は班で行い、その班もいろんな人と組むので、そのたび仲良くなることができます。