デザイン学科に関する評価

• 総合評価

  自由業としての作家を目指す人のためのコースなので、就職についての保証はできないが、
  就きたい仕事に就くために何が必要かわかっているのであれば、有用な授業や講師が揃っていると思う。
  学校で授業を受けていれば作家になれると思っている人には向かない。

• 就職

  自由業としての作家を育成する学科なので、そもそも「就職」という枠に当てはまらない学生も多いが、就職希望の学生に対してのサポートはきちんとしている。
  就職サポート専門の先生もおり、面談の練習や履歴書の書き方なども教えてくれる。
  ただ、卒業後の自分のビジョンについて担任の先生に相談してもあまり手応えのある答えは帰ってこず、学生自身が自ら就きたい仕事を選択して動かないと、有用なアドバイスやサポートは受けられない。

• 資格

  受験者数に対する合格者は多い。
  ただその資格がどう役立つかしっかり説明できないので、受験者そのものが少ないときもある。

• 授業

  いろいろな表現技法に触れられるので、高校までに「一般的な美術の授業」しか受けてこなかった人には非常にいい授業だと思う。
  二年次には「絵本」や「本の装丁」など、仕事としての作品を制作する時間もある。

• アクセス・立地

  駅から近く、通学バスも出ている。
  コンビニや個人商店も近い。
  大型ショッピングモールも車で30分のところにあり、放課後に友人と遊んだりできる。

• 施設・設備

  特筆するようないい設備は特にないが、学校生活で困るようなことはなく、課題に集中できる環境だったと思う。
  

• 学費

  美術を習うなら一般的な学費だと思う。
  奨学金制度があるのでそれを利用していた。
  特待生は一年次の学費が半額免除されるので、現役受験生の時は描いていた漫画や作品を持ち込んだが、これにはとても助かった。

• 学生生活

  みな絵を習いに来ているので、同じ趣味の友人は確実にできると思う。私も友人も、卒業後も仲良くしている。
  部活動が活発なので、部活に入れば他の学科の友人もできる。