故人の尊厳を守るエンバーミング技術習得

• カリキュラム
  本学科は、故人を生前の姿に近づけるための科学的・医学的な技術であるエンバーミングを専門的に学ぶ2年制の学科です。​遺体の修復、防腐、防疫といったエンバーミングの3つの主要な役割を深く理解し、実践的な技術を習得します。
  1年次には、人体の構造や機能を理解するための人体構造学や病理学、微生物学などの基礎医学を学びます。​これにより、遺体の変化や処置の必要性を科学的に理解する力を養います。​また、エンバーミングの理論や関係法規、公衆衛生など、遺体衛生保全に必要な知識を習得します。​さらに、エンバーミング実習や修復術実習、フューネラルメイクなどの実技科目を通じて、実践的な技術を身につけます。
• カリキュラム
  2年次には、より専門的な科目として、エンバーミング科学や修復学、災害支援概論、海外搬送実務などを学び、幅広い状況に対応できる技術と知識を深めます。​また、ケースアナリシス実習を通じて、実際の事例に基づく問題解決能力を養います。​さらに、葬儀概論や宗教と葬儀、フューネラルマネージメント、グリーフサポート（心理学）などの葬祭学科目を学び、葬儀全般に関する知識と技術を総合的に習得します。
• 就職
  これらのカリキュラムを通じて、学生はエンバーマーとして必要な高度な技術と知識を身につけ、故人と遺族に寄り添うプロフェッショナルとして社会に貢献することができます。卒業後は、葬祭業界の専門職としてエンバーミングを行う企業や葬儀社で活躍することなどが期待されます。
  国内外で需要が高まる職種であり、専門資格の取得を通じて将来のキャリアの幅が広がります。