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![京都工芸繊維大学](https://image.minkou.jp/images/school_img/20486/200_20486.jpg)
国立京都府/松ヶ崎駅
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在校生 / 2013年度入学
建築の歴史や造形設計を学べます。
2015年06月投稿
- 5.0
[講義・授業 4| 研究室・ゼミ 5| 就職・進学 4| アクセス・立地 4| 施設・設備 5| 友人・恋愛 4| 学生生活 -]この口コミは投稿者が卒業して5年以上経過している情報のため、現在の学校の状況とは異なる可能性があります。工芸科学部デザイン・建築学課程の評価-
総合評価良いこの京都工芸繊維大学の建築学科は生徒のサポート体制がとても丁寧です。私の友人に有名私立大へ進学した者がおりますが、話を聞くと大学によって随分校風が違うのだなと感じました。どこの大学でも建築学科の中で一番大切な授業は建築設計の実習だと思うのですが、京都工芸繊維大学ではひとつの課題が出されれば毎週草案を担当の先生に提出し、指摘やアドバイスをもらうのですが、友人の通う私立大では草案も数回しかなく、最終提出をしても先生からの指摘やアドバイスは目をかけられた数人だけが知れて、あとの生徒は教科の成績とし不可、可、良などと書かれているだけだそうです。また、製図台が製図室に学生の人数分置いていなくて、大抵の生徒は自宅で課題を済ましてしまうそうです。それでは他の学生と一緒に同じ課題をしている意味がありません。しかし、京都工芸繊維大学は生徒へのサポートが丁寧すぎて生徒の自立性が養われないという懸念もあります。どのような校風が自分に合っているのか確かめてから志望校を決めると良いでしょう。
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講義・授業良いこの学科は一回生の前期にデザインの道へ進む人たちと一緒に学ぶだけあって、その後建築の道を選択した後もデザインに関する授業を時間さえ合えば受けることが出来ます。また、全体的にこの学科は他の大学には珍しく建築の歴史の分野に力を入れていますので、授業でも歴史的要素に言及する機会が多いです。
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研究室・ゼミ良いゼミに所属するとそのゼミにある大型印刷機を自由に使用することが出来ます。また、ゼミの教授が外部から受けてきた仕事を下請けすることもあり、昨年話題になった東京駅百周年記念の博覧会で展示された昔の東京駅とその周辺の模型制作に携わることが出来ました。とても貴重な経験でした。
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就職・進学良い就職活動をする人もいますが、大抵が進学を選ぶようです。一昨年、学部が一部改変され、造形工学課程からデザイン・建築課程へと変わりました。就職ではなく学部と院の六年間教育が推奨されるようになり、それに伴って大学院のほうも募集人数が増えました。今後、進学を選択する人は更に増えるでしょう。
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アクセス・立地良い京都市営地下鉄の松ヶ崎駅がすぐ近くにあり、交通の便はとても良いです。徹夜お泊まりで製図室にこもり、設計課題をすることが頻繁にあるこの学科としては、高野川を挟んだ向こう側すぐに銭湯が2つも、定休日をずらしてあるのがとても便利です。食事は一乗寺まで下れば美味しいラーメン店がありますし、近くにも夜2時まで開店している店もあります。コインランドリーも近くにあるので、とても恵まれた立地です。
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施設・設備良い建築学科もデザイン学科も生徒一人一台、製図台とロッカーが与えられ、製図室も24時間解放しています。みんなこの製図室を第二の家のようによりどころにしています。徹夜の時は、設置された大きな本棚に寝袋を敷いて、みんなで2時間ほどずつ使用シフトを決めて仮眠をとっています。とても楽しいです。 学食は安くて量が多いと評判で、隣のノートルダム女学院の生徒や、京都府立大学の生徒たちが食事をしに来ることがあります。
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友人・恋愛良い課題のあるたび、ひとによっては草案があるたびにみんなで製図室にお泊まりするので、学部のみんなの仲はとても良好です。ただ、そうすると女子たちの女子力といいますか、おしゃれ具合がどんどん削れて行きますし、恋愛の仲になる人はあまりいません。また、他の学部とはサークル活動をしない限りあまり関わりがありません。
その他アンケートの回答-
学科で学ぶ内容一般教養、建築の歴史、構造、美術史、設計、計画、設備などについて学ぶことができます。例えば京都大学ですと構造や設備についてとてもしっかりと学ぶ一方で、京都工芸繊維大学では歴史や美術史などに力を入れています。
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学科の男女比5 : 5
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志望動機私が好きな建築は、丹下健三設計の香川県庁舎です。あの建物は民主主義化したのちの県庁舎建築の類型となった、文化的にもとても価値のある近代建築ですが、まだ鉄筋コンクリートが現れたばかりで、建築基準法による規制がなかった時代に建てられたため、このままの姿を保つには修復・補強しなければなりません。この県庁舎は県民にも人気があり、保存を求める声も多数上がっています。しかし、それには何百億というお金がかかり、それを税金で賄おうとするととても大きな負担になってしまいます。こういった問題に私は興味を持ち、近代建築の保存・修復に携わることが出来たらよいなと考え、歴史に力を入れているこの学科を選びました。
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利用した入試形式一般入試
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どのような入試対策をしていたか赤本は買いましたが、結局開いたのは数回程度でした。どの教科も、基本を何度もしっかりと復習しました。
9人中8人が「参考になった」といっています
投稿者ID:127510 -
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