単に臨床工学技士の養成学校ではない:東海大学工学部の口コミ

在校生 / 2017年入学

単に臨床工学技士の養成学校ではない

2020年10月投稿

認証済み

• 
• 4.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 4｜ 就職・進学 3｜ アクセス・立地 2｜ 施設・設備 4｜ 友人・恋愛 3｜ 学生生活 2]

工学部の評価

• 総合評価

  良い
  臨床工学技士にもなれるし、機器メーカーや研究者、開発者になることも可能である。分野が狭いことはあるが、それなりな選択肢はあることが他大学との違い。機械に興味がある、プログラミングができる、病院で働きたい、機械を通じて人助けをしたい、そんな思いがある人にはマッチした学科となっている。
• 講義・授業

  良い
  授業の内容はレベルが高いものが多いが、テストは学生のレベルに合わせて難易度はやや低くなっている。授業でやったことを全て身につければかなり高いレベル且つ、数少ない存在になれる。しかし医学と工学を範囲とするため、力学、電磁気学、情報、プログラミングなどの知識に加え、最低でも国家試験に対応できる程度の広い医学知識、また臨床工学技士に必要とされる操作技術、機器の安全管理等膨大な量となる。生徒の学習状況は、状況を事前に知っている付属生、勉強を多く積んできた浪人生がやや高くなり、一般入試勢は入学後のやることの多さから、やや下の順位に偏る現状がある。また付属での人気が高いために、各付属校の上位の生徒が入るため、比較的このような傾向がある。臨床工学技士についてはここでの取得はかなり難しい。それは他の大学であるような臨床工学科ではなく、工学部の医用生体工学科だというところにある。もちろん指定科目を取れば受験資格を得れるが、工学範囲においては工学部だけに学習内容はオーバーラップする部分もある。生化を選択している場合はかなり苦戦する。他人が臨工を断念したり、開発を目指す中でも臨工を目指すメンタルが必要。
• 研究室・ゼミ

  良い
  教授はバックグラウンドから大きく工学系と医学系に分かれる。他ではなかなかできない脳波系を用いた研究室、世界的な画像診断医、臨床経験の長い教授などが在籍し、バラエティに富んでいる。基本的にはやる気を評価する教授が多い。研究室は4年から本格的に始まる。
• 就職・進学

  普通
  病院に臨床工学技士として就職する場合と医療機器メーカーに技術で入るもしくは技術営業や営業として入ることが多い。病院就職は近年シビアな状況が続いているが(需要の関係)、本校の強みは工学部であり、きちんと勉強していれば工学の道があることである。
• アクセス・立地

  悪い
  アクセスは湘南に関してはかなり悪い。最寄駅から15分、学内でも5-10分は歩く。伊勢原も伊勢原駅から近いとは言えない。しかしながら遊んでいるいわゆる一般的な大学生の影響を受けにくい。
• 施設・設備

  良い
  PC環境、医学系の実習、電気系の実習にそれぞれ対応した環境がある。湘南、伊勢原両方に属するのは強み。
• 友人・恋愛

  普通
  人数は60-80人ほど。学内での恋愛は少ない。人数が少ないので大体大きく3、４個ほどに分かれるが全員知り合い程度にはなる。とにかく取得単位が多くなり多忙なので、自由さは少ない。
• 学生生活

  悪い
  他学科とは忙しさが違うのでサークルに所属する学生は極めて少ない所属しても幽霊部員になる場合が多い。先輩を見ているとサークルや部活に入ることが学業不振につながる場合がとても多い。とにかく勉強に時間を割く必要がある。東海大自体には無数のサークルがある。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  解剖学、免疫学、生理学、生化学、細胞分子生物学、安全管理学、情報処理工学、システム工学、プログラミング、電気工学、電子工学、計測工学、バイオマテリアル、バイオメカニクス、臨床工学技士に必要な科目。
• 学科の男女比
  7 : 3
• 就職先・進学先
  決まってない
• 志望動機
  ものづくりと医学を掛け合わせたことに興味を持ったから。4年生では他にはなかなかない分野。