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私立東京都/鷹の台駅
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卒業生 / 2012年度入学
創ることを考え続け、自分と向き合い続ける
2018年03月投稿認証済み
- 5.0
[講義・授業 4| 研究室・ゼミ 4| 就職・進学 4| アクセス・立地 2| 施設・設備 4| 友人・恋愛 3| 学生生活 5]この口コミは投稿者が卒業して5年以上経過している情報のため、現在の学校の状況とは異なる可能性があります。造形学部工芸工業デザイン学科の評価-
総合評価良い何事も学生主体でよくも悪くも自由です。大学ではマーケティングやものづくりのスキル・作り方を教わるというよりも、学生個々人が新しい価値の創造や事象に対する感受性を深め考えていくことを大切にしている校風だと思います。何も考えず講評に向け作品を形作るだけでも単位さえ取れれば卒業はできるかも知れませんが、ものづくり以前の「物事・事象」と向き合い、自分と向き合い悩み考え抜いて、表現をすることを楽しむととても意義のある学生生活を送れるのではないかと思います。学生もとても個性的な人ばかりで刺激的でアンテナを張っているとどんどん成長できる環境があると思います。課題に追われて徹夜の連続だったり作品の講評でボロクソ言われ大変な思いをすることも多いですが、卒業してみて今の自分があるのはムサビのおかげだと思うことがきっとできると思います。
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講義・授業良い大学の先生方はご自身の作家活動やお仕事を持っている方ばかりです。人数も多くそれぞれの先生方の専門分野が異なるので制作の中で様々なアドバイスを頂けると思います。ただクラフト専攻の先生方は就職することに対してあまり良い印象をお持ちでない方もいて、就活と課題制作の両立が大変な時期もありました。色んな先生がいらっしゃるので合う人合わない人といましたが、そういった点も含めて自分は何がしたいのか、課題も将来もどうしたいのか考えるきっかけになりました。一般教養は科目も多く、学科の先生に負けないくらいの個性的な先生がいらっしゃって、美大ならではの授業が多いです。単位をとるのが楽な授業から難しい授業まで幅広いですが、為になることも多く制作にも役立てられることがあると思います。
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研究室・ゼミ良い学科の授業は3週間で1制作が基本でした。出席をとったり先生がチェックしに来てくださる日や講評の日以外は、自分のペースで作業をしていますが一様にして皆朝から晩まで制作に励んでいます。2年次後期からインダストリアルデザイン、インテリアデザイン、陶磁、金工、木工、ガラス、テキスタイルの7専攻に分かれます。専攻は基本的には自分の希望が通るので学年によって専攻の人数はバラバラです。いくつか課題こなすうちに考えが変わって専攻を変える学生も中には居ます。各専攻機材・工具は一通り揃っていますが、扱いが悪く故障したり人数が多いために順番待ちをして使用することになったりと色々ありますが、たくさんお世話になりましたし、クラフト系専攻はケガと隣り合わせなので健康には特に気をつけてください。専攻に分かれると課題で工房にこもりきりとなり、同じ専攻の仲間達以外と顔を合わせる機会は減りますが、学科の運動会やソフトボール大会など毎年恒例の行事があったり、課題で協力しあうこともできるので他専攻の友人とも4年間繋がりはあると思います。
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就職・進学良い就活を始める時期は人それぞれで早い人は4年生になる前には内定を頂いてることもありますし、就職を希望していてもなかなか決まらない人もいます。学科全体で見ると就職希望者がほとんどですが、大学全体で見ると作家活動や進学をする学生もいるので他大学に比べると就職に対して消極的に見えるかも知れません。私は3年次の2月頃から大学の就職課にお世話になり、担当の職員の方には色々とご相談させていただいたり、企業を紹介していただいて親身になって対応していただいたので精神的にとても助けられたと思います。企業によっては制作した作品をまとめたポートフォリオを重要視しているところもあり、大学入学時から作品をたくさん作り貯めてポートフォリオ制作にも力を入れている学生が沢山います。就職したい企業が早くから決まっている学生もいて焦りを感じることもありますが、就職をしたら多くの時間を仕事に割くことになるので働くことに対して何を重要視するか、4年間の中で自分と向き合い自分に合った選択肢をじっくり考えることも大切だと思います。
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アクセス・立地悪い私が在籍していたときは最寄り駅から片道徒歩20分の距離を歩いて通学していました。辺鄙と言えば辺鄙ですが、そこがムサビらしいと思います。近くに他の学校や大学もあるので朝は学生が多いです。また周りは一般の住宅地です。二輪車での通学は禁止で車は許可が必要ですが、学生は原則禁止だったと思います。今は通学路の川沿いの道にも街灯がつきましたし、コンビニが立ち並び私が在籍していたころとは随分変わって便利になってきているようです。2019年4月から市ヶ谷に新しいキャンパスがオープンするようです。
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施設・設備良い学科によっても他の美大と比べたときの設備の充実度は異なると思います。私のいた学科は一通りの設備はあったと思いますが、機械自体が古いものもあり故障したり作品の制度に影響がでる場面もありました。一歩間違えると大怪我に繋がるような機材・工具もあるので研究室からは注意換気や指導もあります。それでもケガをしてしまうことがありましたが先生方もケガに対する耐性がある方ばかりなので怒られることはなく冷静に対処されます。そもそも学生は入学と同時に全員保険に入らされます。他学科・他専攻の機材を使うときは許可を得ましょう。ケガと隣り合わせな学科なので設備を利用する際は十分に注意してください。
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友人・恋愛普通どの学科も女子のほうが割合多いです。ノリのいい学生もいますが全体的にキャピキャピした人は少ないので、恋愛に関してドロドロとした話は多くはないと思います。学内恋愛が多いか少ないかはわかりませんが、先輩後輩カップルや学科内カップル、助手と院生カップルなどがいました。芸祭執行部やepa!など人数が多いサークルでは恋愛が生まれやすいかも知れません。私の周りは比較的平和でしたが、工房で毎日顔を合わせる仲間とは時にぶつかり時に励まし合い思い出が沢山できて楽しかったです。
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学生生活良い1.2年次に芸祭執行部でした。サークルというよりは組織でしたが、ムサビの芸術祭は展示、出店、フリーマーケット、催し物などすべて学生主体で作り出しているため、執行部はそれらを安全に楽しく開催できるよう1年掛けて芸祭の骨組みを計画します。毎年芸祭のテーマを決めキャンパス全体の装飾を手掛ける部署に私は所属していました。授業の後、夏休みを使って自分1人では作れないような大きなものを制作したり、学科の授業では得られない知識やスキルを身につけることができましたし、沢山の仲間に囲まれて本当に刺激的な2年間だったと思います。学科の専攻に分かれてしまうとコミュニティが狭くなりがちなので、サークルに入ることはおすすめです。
その他アンケートの回答-
学科で学ぶ内容学科は大きくプロダクトデザイン(インダストリアルデザイン)、インテリアデザイン、クラフトデザインに分かれています。プロダクトデザインは社会に潜むさまざまな問題に目を向けて人々の生活を豊かに、これまでにない価値観を創造していると思います。インテリアデザインは人々の生活空間やパブリックスペースを提案しています。クラフトデザインはさまざまな素材が持つ力を学び、人とものとの心地よい関係性を思考します。それぞれの分野でモノを作ることだけが学科の目的ではなく、その先にある社会や人々との生活の結びつきに着目しこれまでにない新しい価値観の提案を考えることが注視されていると思います。
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就職先・進学先伝統工芸品の生産・販売をする中小企業の商品企画課
3人中3人が「参考になった」といっています
投稿者ID:431429
武蔵野美術大学のことが気になったら!
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