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私立東京都/東大前駅
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在校生 / 2015年度入学
古き良き日医は失われました
2016年02月投稿
- 3.0
[講義・授業 2| 研究室・ゼミ 4| 就職・進学 2| アクセス・立地 2| 施設・設備 1| 友人・恋愛 2| 学生生活 -]医学部医学科の評価-
総合評価普通古き良き日医は失われました。2014年度入学生から、大きなカリキュラム変更がありました。これは、アメリカのBSL72週に対応するためのものだったようですが、全体的に新カリキュラムの構成にかなり無理があるように思われます。
「医師にとっては、広い視野を養うために基礎教養も重要、時間がないからといってこれまでやってきたことを減らすことはできない」として、BSLを72週に伸ばしたにもかからず、ほとんど授業は減らさずにすべて前倒しとなっています。
確かに掲げている理想は素晴らしいし、その理想は素晴らしいと思う。カリキュラムはその内容だけを見れば非常に充実しているし、無駄な時間もなく理想的なのではないでしょうか。
しかし、現実はこれまで90分でやっていた授業を無理やり70分に収め、休み時間を減らし、授業開始を早くし終了時刻を遅くすることで対応しています。
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講義・授業悪いこれまで朝9時開始、90分授業×4コマだったのが、8時40分開始、70分授業6コマにカリキュラム変更になりました。授業内容は当然ほとんど減っていません。もともと1コマ90分の授業構成だったものを、70分に減らし、BSLの分すべて前倒しにしている状態です。
いきなり授業のスライドなどを全部新しくするわけにもいかず、90分授業の内容を70分に圧縮して教えているため、教員は当然早口にならなければならず、学生を置いてけぼりにしてしまっています。
課題も多く、PCではなく手書きレポートを強制させるため、授業の予習復習や自主学習に充てる時間はあまりとれないです。また、昼の休み時間が10分短くなり、たかだか10分でもその差は大きく、授業も延長しがちなため、十分に休めずお昼も、例えば買いに行って帰ってくると食べる時間はほとんどありません。
出席確認は教務科が毎回全員のところをまわるため、とても厳しく、みんな出席はするものの授業中は寝ていたりぼーっとしている学生も大勢います。
形式だけにこだわり、学生を締め付けるだけ締め付けている典型ですね。 -
研究室・ゼミ良いゼミは特別ないようですが、先輩方の話によると3年生で基礎配属というものがあり、割と自由に研究に携わらせてもらえるようです。研究発表などで優れた内容のものは、入学式のときに新入生の前で表彰されます。
自分から積極的に学ぼうとする学生に対して、研究などに自由に参加させてくれる姿勢は古き良き日医を残しており、とても良い点なのではないでしょうか。
ただ、上記の通り本当に詰め込み放題の、まったく無駄な時間のないキツキツなカリキュラムのため、自分から研究に参加したい、と意欲をわかせる余裕のある学生はなかなかいません。少なくとも、1年生3学期現在や、先輩方2年生の様子などを聞くとそんな感じです。
もしかしたら、3年生で臨床が始まると多少余裕ができて、研究に目を向ける時間が出てくるのかもしれませんが、今はただ授業に出席し、毎日をこなしていくことだけで精一杯です。
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就職・進学悪い日本医科大学は附属病院が今度新しく建ち、外から見ると就職には困らないように思えます。実際、卒業された先輩方は非常に倍率の高い病院に研修のマッチングが決まったとか、USMLEをとって海外にいかれた、などという話をちらほら聞きます。仮に成績があまりよくなくても大学の系列病院が拾ってくれるという噂も耳にしました。
しかし、私たちの代の新しいカリキュラムでは、CBTの足切り(留年)の点数が国に定められ、マッチングなどにCBTの点数や国家試験の点数が大きくかかわってくると聞きます。
現2年生の先輩の話によると、いわゆる進級判定の「緩い科目」と「厳しい科目」があり、「緩い科目」の授業中には多くの学生が授業は無視して、「厳しい科目」の試験勉強を内職しているのが現状のようです。そうしないと、時間がないため勉強時間が足りずに「厳しい科目」の単位を落としてしまいかねないからです。
こうして犠牲となった「緩い科目」もCBTでは平等に問題にでますよね。
このままのカリキュラムでいって、みんなが授業をほとんど聞かない「緩い科目」で十分な点数がとれるのか、今から心配です。 -
アクセス・立地悪い立地はよいのでしょう。他の私立医大に比べれば。
1年生の校舎は、武蔵小杉のものが閉鎖となり、2014年度から武蔵境の日本獣医生命科学大学へと移設されました。ここは、武蔵境駅から歩いてすぐの、かなりの好立地です。
ただ、もともと日本獣医生命科学大学のサッカーグラウンド(?)だったところをつぶして、新しく建てた校舎であるため、日本獣医生命科学大学の学生から非常に反感をかってしまっているのが現状です。学校側としては仲良くしてもらいたいみたいですが、日本獣医生命科学大学の学生としてはきっとたまったもんじゃないですよね…。
本校舎は、あくまでも「東京都内にある」、「文京区という閑静で勉強に最適な環境にある」というだけのもので、アクセスはよくありません。
一番近い「東大前駅」からも徒歩10分はかかります。
現在1年生3学期は、週の3日を武蔵境の1年生用の校舎で、2日を文京区の千駄木にある本校舎で行う非常に移動が多いものとなっています。また、本校舎と大学院棟が地味に遠く、昼休み中に移動しなければならないため、ただでさえ短い昼ごはんの時間が削られてとても大変です。
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施設・設備悪い千駄木のキャンパス近くに東洋大学があるのですが、そこに行ってから千駄木のメインキャンパスにいくと絶望します。
とにかく教室が狭く、講義室の数も十分にありません。そのため、1年生の3学期は仕方なく大学院棟の大きな教室で授業をしています。
それに対して、1年生用の校舎である、武蔵境校舎の施設・設備は素晴らしいです。教室も広く、とてもきれいです。
ただ、せっかくそれだけ素晴らしい設備があるにもかかわらず、かなり制約が多いです。例えば、人数分あるPCルームは週に1~2回しかない英語や情報の授業の時しか解放されず、普段は使うことができません。使うことが許されるのは、10人程度がようやく座れる程度の、小さな自習室にある、モッサリ動くPC数台だけです。
教室なども大教室以外は、授業のないときは基本的に締め切られていて、自習などで自由には使えません。まぁ、これはセキュリティーのためどこの大学でも同じかもしれませんが。
あと、千駄木キャンパスには学食がありません。周辺には割と高級なレストランしかなく、基本的にはコンビニで買うかお弁当です。ご参考までに。
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友人・恋愛悪い友人については、学年にもよるかもしれません。現2年生はとても仲良いと話を聞きますが、私たち1年生は仲は悪くはありませんが、あまりまとまりはよくないように思えます。ただ、これについてはその学年のカラーなどがあるのでなんとも言えないと思います。
恋愛については最低評価をつけさせていただきます。
女子の割合が比較的多いため、最初は同じ学年内で恋愛の噂も聞きますが、いったんひと段落するとそのあと出会いはありません。これは、単科大学の宿命だとは思いますが、本当に出会いはありません。
1年生時は日本獣医生命科学大学と合同キャンパスのため、当初は獣医学部の人との出会いもあるかなーとは思いましたが、上記の通り後から突然やってきた眼の上のたんこぶな私たちは、あまり好ましく思われていないため、とにかく出会いはありません。
ただ、来年度から日本獣医生命科学大学と合同で学園祭をやる話がでているようなので、少し改善されるかもしれません。
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部活・サークル普通日医はかつて、1年生校舎が武蔵小杉にあったころはとても部活動が活発で自由な校風だったようです。今ではその面影はなく、厳しい運動部などに入ってしまった学生は、3学期になって基礎医学が始まり、絶望的に忙しくなって後悔している人も少なからずいるようです。
多くのの運動部は今でも武蔵小杉のグラウンドや体育館を利用していますが、武蔵小杉のキャンパスももうすぐ完全に閉鎖となるため、その後の部活動の実施場所が学内で問題となっています。
部活動を選ぶ場合は、練習場所に困らない、練習が厳しくないものを選択しないと、留年の危険性が高まるので注意したほうが良いでしょう。
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イベント悪い1年生が始まった当初は、割とイベント豊富なのかと思いましたが、そんなことはありませんでした。
昨年、武蔵境校舎で日本医科大学が単独で行った学祭は悲惨なものでした。
地域の方々は、日本医科大学の1年生のキャンパスが武蔵境に移ってきたことすら気づいていない方も多く、ほとんど来客がありませんでした。
日医の学生はというと、学祭中は授業が休みになり連休となるため、友人と旅行などに行く人が多く、日医の学生でさえほとんど学祭に参加がなく、閑古鳥が鳴いていました。
来年度は日本獣医生命科学大学と合同で学祭を行う話があるようなので、少し改善されるかもしれません。
ただ、1年生の3学期にはいるとイベントを楽しみにするような心の余裕は一切なくなります。私だけかもしれませんが。
その他アンケートの回答-
学科で学ぶ内容1年生は2学期まで基礎教養科目をみっちりやります。
基礎教養の先生方は基本的に学生の生活や学習環境に対して理解のある方が多いですが、ルールは守らなければならず、結果として形式を最も優先する形骸化した授業となっているように見受けられます。
内容としては、生命科学、発生学、熱力学、統計力学、英語、数学、分析化学、有機化学など、文面上ではこの先医学を学ぶ上で必要な教養科目がすべて詰まっており、本当に理想的な内容となっているように思われます。
十分な時間があればですが。
1年生の3学期では、解剖学、組織学、生体統御学、システム生理学、生化学、分子遺伝学などの基礎医学科目の総論を学びます。
1か月半くらいという短い3学期の間に、これだけ多くの教科を学び、それぞれに対して試験が課され、校舎の移動も増えるため、ブラック企業並みのQOLになってきます。しかし、この段階で基礎医学の総論を学ぶことは理屈上は理に適っており、理想的なカリキュラムです。
十分な時間があればですが。 -
所属研究室・ゼミ名ゼミはありません。
基礎配属は未修のためわかりません。
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面白かった講義名生命科学基礎
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面白かった講義の概要授業時間が90分から70分に短くなったにも関わらず、ほぼ同じ内容を本当に熱心に教えてくださいます。
授業も学生の顔を見回し、理解が追い付いていることを確認しながら丁寧に説明してくれるので、とても分かりやすく、理解できると非常に面白いです。
生命とはなにか。細胞とはどんなものなのか。私たちの体はどのようにして構成されていくのか。生命科学は学習するべきことがとても多く、基礎医学に入ってからもその知識や理解は非常に重要となってくるでしょう。
他の教養科目を無理やり詰め込み、授業時間だけ短くするくらいなら、いくつかの形骸化してしまっている教科を切り、その分の時間を生命科学基礎に充てれば、基礎医学に入ったときにより理解が深まり、良いのではないかと考えました。
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学科の男女比6 : 4
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就職先・進学先未定
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就職先・進学先を選んだ理由未定
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志望動機誰かの役に立てる仕事に就きたかった。
「ああ、この人生でよかった」と思える仕事に就きたかった。 -
現役or浪人生浪人生
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利用した入試形式一般入試
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利用した予備校・家庭教師大手予備校
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利用した参考書・出版社Z会 速読英単語
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どのような入試対策をしていたか過去問をひたすら解いた。
33人中31人が「参考になった」といっています
投稿者ID:175432 -
日本医科大学のことが気になったら!
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