文系で数学的なことを学ぶには良い環境:慶應義塾大学経済学部経済学科の口コミ

卒業生 / 2010年度入学

文系で数学的なことを学ぶには良い環境

2015年06月投稿

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• 4.0

[講義・授業 3｜ 研究室・ゼミ 3｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 5｜ 施設・設備 4｜ 友人・恋愛 4｜ 学生生活 -]

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経済学部経済学科の評価

• 総合評価

  良い
  ふつうに良い大学だと思う。具体的に言うと自由であり、人やサークルなどの選択肢も多いがそれゆえ何をやっていいかわからなくなることも多い。月並みな言葉だが、100人いれば100通りのキャンパスライフがあるのであろう。
• 講義・授業

  普通
  学生、教授とも数が多いので授業の種類が幅広く充実しているといえる。しかし、大人数の授業に関しては演習等もなくテスト前にやったきり垂れ流しになるケースが散見され残念である。三田に行くとゼミがあるのでいいが、日吉時代には自由研究セミナーというものがあり少人数でゼミをやるのでこれはおすすめ。
  また、経済っぽいことの中で数学的なことをやりたいのならば理工学部管理工学科などの授業の他学部聴講や東京工業大学との単位互換制度を使って経営システム工学科や社会工学科の授業をうけるのがおすすめ。卒業単位にもなる。
• 研究室・ゼミ

  普通
  ゼミに所属できるのがせいぜい全学生の7割程度なのでここは改善すべき。
  慶應経済では2年から3年に上がるときのゼミ試験が一大イベントとなっており、まずはA日程で一つゼミを選び受験、受かれば終わりだが落ちるとB日程で余り物から一つ選び受験、落ちればC日程となりここでも落ちるとノンゼミとなり友達から煽られる。
  ゼミの選考も様々であり、面接だけ、面接と筆記、筆記のみ等色々なゼミがある。たまに学生面接だけのゼミなどもあるので注意が必要。
  また、経済学に興味がなくなった場合は選考さえ突破すれば他学部のゼミにも所属できる。単位はもらえるし、ゼミや卒論は必修ではないので卒業への影響もない。
• 就職・進学

  良い
  慶應経済は就職がいいとかよく言われているが、かなり良いところに就職するのは10～15％、メガバンクなどの大量採用も含めた大手に就職できるのは3～4割という噂であるが、それでも東京一工以外の大学よりはいいのだから世知辛い世の中である。大学院進学はだいたい50人位で慶應の経済学研究科には半分くらい？しか進学せず東大をはじめとした他大学、他専攻に進学する人も多いらしい。
• アクセス・立地

  良い
  日吉キャンパスは駅から近いので文句なし。三田キャンパスは一番近い三田駅からでも若干歩く。またキャンパスが丘の上にあるので毎日坂を登るのが辛い。生協が坂の下にあるのでしんどい。義塾の先人は何も考えなかったのだろうか。都心なので就活するときに結構楽だというメリットも有る。ちなみに理系の矢上キャンパスは駅から10分以上歩き、坂も三田よりきついので覚悟したほうが良い。
• 施設・設備

  良い
  最近では建物の建て替えが進んでおり、一部古い建物も残るものの立派な建物が多い。トイレも新しい。図書館も蔵書数がかなり多く他キャンパスからの取り寄せも無料なので使い勝手もよい。また、最近元住吉（日吉の隣駅）に学校が寮を作ったらしい。地方の方は考えてみては。
  学食については、矢上の一部をのぞいて夜はやっていないのが残念。また、日吉のジムは1回200円で使えたり、1週間パソコンを貸し出してくれる（ただし学期始めはダメだった記憶）サービスや、1ヶ月に2000円以上病院代を使うと千円引いた額が返ってくる制度（当然限度額がある）などもあるので塾生注目である。
  最後に受験生の皆さんにアドバイスしておくと大学生はそれほどパソコンを持ち運んだりしないので家にパソコンが有れば十分である。大学にも備え付けのPCがたくさんありIDをもらえば使える。よって生協パソコンという名のオーバースペックでムダに保証の長いものを買わなくてもよい。そんな金があるならMacでも買ってスタバで広げよう。
• 友人・恋愛

  良い
  なんだかんだ言われているが優秀な人が多いと思う。友達は日吉ではサークル、三田ではゼミでできるのが一般的だろう。経済学部なので女の子の割合は2割以下だったと思う。基本的に受験して入ってきた人は中高一貫か地方トップ高校が多く、勉強しかしてこなかったもやしっぽい人が多い。一部大学デビューと称して残念なことになっているケースも見られる。また、経済学部だけで1200人もいるので奇妙な格好をしている人もいるがここは京都大学ではない。見ている方は面白いので良いのだが、SNSにアップして就活の時に人事に検索されるのは避けよう。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  経済学の中でもミクロやマクロ、計量経済など理論的なことについて興味がありました。ゼミでは計量経済を勉強し、プログラムを書いたりして分析を行っていました。
• 学科の男女比
  8 : 2
• 就職先・進学先
  他大学の大学院経由で某資産運用会社
• 就職先・進学先を選んだ理由
  進学先→授業料。研究のためのより良い環境を求めて。
  就職先→マーケットに関わる仕事がしたかった。大学で学んでことを少しでも生かせる仕事が良かった。それほど残業が多くない、東京勤務限定。
• 志望動機
  経済学を学んでもお金を儲けることとは関係ないということを聞いており、本当か確かめたかったため。数学的なことに興味があったため。
• 利用した入試形式
  一般入試
• 利用した予備校・家庭教師
  某3大予備校のうちの一つ。
• どのような入試対策をしていたか
  過去問を何年か解いた。苦手な教科は予備校を頼りに勉強した。