地球惑星科学を学ぶ環境として十分すぎる:東京工業大学理学院地球惑星科学系の口コミ

在校生 / 2023年度入学

地球惑星科学を学ぶ環境として十分すぎる

2024年08月投稿

認証済み

• 
• 5.0

[講義・授業 5｜ 研究室・ゼミ 5｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 4｜ 施設・設備 5｜ 友人・恋愛 5｜ 学生生活 5]

理学院地球惑星科学系の評価

• 総合評価

  良い
  施設、人間ともに、地球惑星科学を学ぶ上で申し分ない環境です。教授には著名な方が多く、ここでしか聞けない最先端の研究の話もありますので、来る価値は大いにあるでしょう。
  
  あとは自分の将来の夢や、好きな分野と、学ぶ内容をよく照らし合わせるといいと思います。モチベーションは大事です。
• 講義・授業

  良い
  結論から言えば、とても充実しています。
  2年次では、多くの人が高校で地学を履修していないことを前提に、基礎から丁寧に講義をしてくださいます。あと、私の代だけかは分かりませんが、授業中に容赦なく質問が飛びますので、先生はその都度しっかり答えてくださいます。授業外はもちろん、授業中でも質問がしやすい雰囲気です。
  2年生で言えるのはそれくらいです。
  
  また専門的な授業は、教授が自身の研究を織り交ぜながら話してくださるので、2年生でもなんとなく、それぞれの研究室の個性というのがわかる気がします。
• 研究室・ゼミ

  良い
  まだ研究室配属されておらず、ゼミもしていないので。他の方のを参考にされるといいと思います。
• 就職・進学

  良い
  在学生なので、聞いた話になります。
  
  学部卒修士卒に関わらず、地球惑星との関わりがそこまで強くない所へ就職する人が多いと聞きました。それはサポートが不十分というわけではなく、例えばIT系やコンサルなど、研究していく中で見出した自分の強みを生かせる、そういう仕事である場合が多いということでした。
  
  一方で勿論、地球惑星に関係する企業に勤めたり、研究員になる方もいらっしゃいます。私個人としては宇宙開発の分野に貢献できる企業につきたいと考えています。
• アクセス・立地

  良い
  主に、大岡山キャンパスの石川台というところで授業は行われます。門は東急目黒線・大井町線の大岡山駅にかなり近いですが、石川台はそこから7分ほどあります。とは言っても他の大学と比べれば近いです。
  
  大学の周辺には昼食を取れる場所がそこそこあります。
• 施設・設備

  良い
  建物は年季が入っているものもあれば、新しいものもあります。今まで使ってきた教室はきれいですし、空調も明るさも十分で快適です。
  最近ELSIという生命研究所ができました。近代的な設計で、まだ授業は行っていませんが、とてもきれいです。
  
  主に黒板を使う授業は、今のところ1つだけで、あとはスライドやZOOMで済んでいます、視力が悪くて心配な方は前に座れば良いと思います。
  
  研究設備については他の方のを参考にされるといいと思います。一説には、地球惑星科学系の学部がある大学での中ではトップクラスの物を持っているようです。
• 友人・恋愛

  良い
  おかげさまで友人は少なくありません。コミュニティが狭いので、課題を一緒に考えてるうちに、系の中では自然とできます。
  
  系外との関わりが少ない人は逆にそこで留まってしまうかもしれないので、友人を多く作りたい方は引き続きサークルへの参加をおすすめします。
  
  カップルはちらほら見られる程度です。
• 学生生活

  良い
  東工大全体の話をします。
  
  サークル、イベントともに充実しています。
  新入生は健康診断後のビラ配りと若葉祭というイベントで、サークルの概要を知り、見学に行きます。
  文化祭は工大祭という名で秋頃に2日間開催します。ただでさえ広いキャンパスを広く使っているのでかなり大規模です。また、科学大になっても名前は変わりません。
  
  滝プラザという学生会館のようなものがあります。普段は学生の憩いの場で、友人と課題を進めたり、休憩したりしますが、そこを管理しているTaki Plaza Gardener という団体が時々イベントを催します。若葉祭もその一つで、他には滝祭という夏祭りや、TAKIFESという音楽フェス、国際交流イベントなどがあります。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  1年生は系所属前ですので、他の系を志望する学生たちと一律に授業を受けます。地球惑星科学系関係の専門科目では宇宙地球科学や実験があります。実験では富士山を登ったらしいです。
  
  2年生は系所属後です。物理数学、解析力学、惑星科学、地球科学、実験、巡検をやりました。
  巡検は、神奈川県西部の丹沢というエリアに1泊2日で行きます。地殻の運動によってできた実際の地形、石の面構えを肌で感じながら、その地域のルートマップという地図を作成することが目標の一つです。
• 学科の男女比
  8 : 2
• 志望動機
  昔から理学全般に興味があり、理学院を志望しました。系所属前はどこでもいいかなと思っていたのですが、自分のやりたい研究が惑星生命よりだったことと、学際的な研究がしたかったという理由から、物理と迷って、選びました。