物事の背景に対する好奇心旺盛な人が集まる:東京大学理学部数学科の口コミ

在校生 / 2022年度入学

物事の背景に対する好奇心旺盛な人が集まる

2024年07月投稿

認証済み

• 
• 3.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 3｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 4｜ 施設・設備 4｜ 友人・恋愛 2｜ 学生生活 4]

理学部数学科の評価

• 総合評価

  普通
  本当に純粋な数学が好きな人なら、周りにも数学については賢い学生がたくさんいますので、非常に楽しめるかと思います。実用的な数学を学びたいのであれば、工学部の学科や理学部の物理学科など、他に適したところがあります。また、楽しい青春を大学生活に求めるのであれば、数学科はあまりおすすめしません。この点については少し後悔しているところでもあります。
• 講義・授業

  良い
  前期教養学部での数学からさらに深く、位相空間など抽象的な話題が多くなります。
• 研究室・ゼミ

  普通
  3年前期現在、ゼミは始まっていません(後期から選択科目としてあります)。学科とは関係ありませんが、discordで自主的に数学や物理を中心に自主ゼミを行うサークルのようなものが最近できました。数学科以外の人も多く所属しています
• 就職・進学

  良い
  就活をまだ初めていないので詳しくは分かりませんが、多くの人は修士課程に進みます。学科の研究棟には、キャリア相談員の先生がいらっしゃいますし、定期的に説明会も行われるようです
• アクセス・立地

  良い
  最寄り駅は京王井の頭線の駒場東大前駅で、そこから駒場キャンパスの数理科学研究棟までは徒歩2,3分とすぐです。付近の飲食店は、大学生協の食堂や購買の他に、お弁当屋さんや小さいスーパー、ラーメン屋がいくつかあるくらいです。
• 施設・設備

  良い
  研究棟を含めキャンパス内の各所には冷たい水の出るウォーターサーバーがあるので夏は非常に助かります。御手洗はきれいですし、建物の老朽化についてはそれほど気になりません
• 友人・恋愛

  悪い
  数学科の中では、自分から動かないとほぼ繋がりはできないといっても過言ではありません。さらに、ほとんどが理科一類からの進学で、進学時には既にグループができているようですので、これから難しい講義を乗り越えていくためにも積極的に話しかけることをおすすめします。
  
  前期教養時代では、クラスの中は非常によかったです。進学先に関係なくほとんどの授業をいっしょに受けますし、文化祭でもクラス企画で協力するので、自然と仲良くなっていきます。サークルに入れば、さらに共通の趣味をもつ仲間と出会えます
• 学生生活

  良い
  サークルは数え切れないほど多いですね。運動なら相撲や登山、フェンシングにボディビルなど珍しいものもたくさんありますし、文化系もマジックや落語など充実しています。合唱サークルは10以上あったかと思います。それだけ文化祭の規模も大きく、多様な企画を楽しむことが出来ます

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  進学内定後、2年後期では抽象数学の入り口として、1年で学んだ線形代数をより深く、そして位相空間論や複素関数論などを学びます。3年前期では複素関数論の続きと、代数学、幾何学、測度論の4つが必修になり、後期からは選択科目が多くなります。学部生の段階では卒論はありません。
• 学科の男女比
  9 : 1
• 志望動機
  高校生までの数学は、得意だったし好きだったので、大学の抽象的な数学にも挑戦してみたくなった。公式なども、成り立つ理由を知らないと使いたくないめんどうな性格だったので、厳密な理論を展開する数学科を選んだ