対象は宇宙から地中まで森羅万象:東京大学理学部地球惑星物理学科の口コミ

卒業生 / 2007年度以前入学

対象は宇宙から地中まで森羅万象

2014年06月投稿

• 
• 4.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 4｜ 就職・進学 3｜ アクセス・立地 3｜ 施設・設備 3｜ 友人・恋愛 3｜ 学生生活 -]

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理学部地球惑星物理学科の評価

• 総合評価

  良い
  太陽系、宇宙、惑星から地上の大気、海洋の流れ、そして地球の中で起きているプレートの動きや火山活動まで様々なことを学ぶことができます。身近な自然現象に興味がある人は、自分に合った研究分野を必ず見つけることができるでしょう。ただ、どの分野を学ぶにせよ物理学、更には数学が基礎となります。コンピューターを使ってプログラムを作成することも多いので、そういったことに対してアレルギーがある人は辛いかも知れません。（講義や演習でしっかり教えてもらえるので、現状で得意である必要はありません）分野が多岐に渡るため教員の人数も非常に多く、年齢層も様々なので勉強に限らず困った時に相談できると思います。就職については、大学名から連想されるほど良い訳ではなく、企業への推薦もほとんどありません。良くも悪くも自分の実力次第になります。
• 講義・授業

  良い
  その道の専門家である教授（テレビで見かけることも多い人がたくさん）が分かりやすくレベルの高い講義を行います。教授陣と学生の距離も近く、分からないことはどんどん質問できるのでとてもためになる時間です。計算機演習では若手の助教の方々や、大学院生からコンピューターの使い方を学びますが、これも時間をかけて丁寧に教えてもらうことができます。特に３年時には講義の数が多く、拘束時間は長くなりますが、身につけられることの多さという面ではかなり充実していると思います。１学年30人程度と人数も程よいので、一方的な講義だけを聞かされて付いて行けなくなる、ということも避けやすいです。
• アクセス・立地

  普通
  キャンパスの中央付近（安田講堂裏）の１号館が教授の居室などがある本拠地ですが、学部生（４年生まで）の間は少し根津寄りの浅野キャンパスにある３号館がメインになります。立地は静かですが、根津以外の駅からは少し離れて徒歩10分程度かかります。都心（文京区）という立地は良いとも言えますが、高い家賃かそれなりの時間をかけた満員電車による通学か、のいずれかの選択が必要になります。大学院になると柏の葉や駒場が本拠地になる場合もありますが、その場合も卒業単位を取得するために必要な講義は本郷でしか実施されないので研究室から講義を受けるために本郷へ通う必要があります。
• 施設・設備

  普通
  建物の中はそれほど古臭いわけではなく、綺麗です。計算機（コンピューター）も多数設置されている他、実験室などについても世界レベルの研究が行われる設備なのでかなり充実していると思います。敷地内は帝国大学時代から大学の敷地として引き継がれているため、都心としては貴重な緑の多い空間になっています。赤門や安田講堂を毎日見ていたというのも後になって思えば贅沢な環境だったのかも知れません。
• 友人・恋愛

  普通
  良い意味で勉強一辺倒ではなく、その一方でやることはやる人の集まりでした。研究分野が多いだけではなく趣味や性格も色々なものを持った人間がいたため、非常に楽しく充実した友人関係でした。恋愛についてはそもそも男女比が偏っているので、女子は比較的簡単に相手を見つけられるかも知れませんが、男子としては期待しない方が良いでしょう。
• 部活・サークル

  良い
  世間一般のイメージとは違うかも知れませんが、部活動、サークル活動は大変熱心に行われています。私の学年には運動系の団体に所属している者が多く、試合やどうしても出なくてはならない練習がある場合などは実習を手伝ったりノートを貸したりとお互いに協力していました。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  太陽系の成り立ち、惑星の進化、オーロラのメカニズム、地球の磁場、台風の構造、100年単位での気候の変動、目には見えない深海まで及ぶ海の流れ、地震波の解析、火山の観測、マントルの対流等々、まさしく森羅万象と言うにふさわしいくらいの幅広い自然現象について知る機会が用意されています。もちろん、自分が研究できわめられるのは一つですが、選択肢はとても多くあります。
• 所属研究室・ゼミ名
  大気海洋科学大講座
• 所属研究室・ゼミの概要
  地上の大気・海洋の流れや波動、それらによって引き起こされる天気、気候の変動について学ぶことができます。
• 学科の男女比
  8 : 2
• 就職先・進学先
  国家公務員
• 就職先・進学先を選んだ理由
  自分が学んだことを活かして日本のために働くことに意味を感じたため。
• 志望動機
  身近な自然現象について学ぶことができるため。
• 利用した入試形式
  一般入試
• どのような入試対策をしていたか
  基本を繰り返し身に付け、更に過去問や有名予備校が実施する模試で実践力をつけました。