教員養成が主目的ではなく教育を学問として:東北大学教育学部教育科学科の口コミ

卒業生 / 2008年度入学

教員養成が主目的ではなく教育を学問として

2016年02月投稿

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• 3.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 3｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 3｜ 施設・設備 4｜ 友人・恋愛 3｜ 学生生活 -]

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教育学部教育科学科の評価

• 総合評価

  普通
  教育を学問として学ぶための学科なので、教員を目指したり教授法などをもっと具体的に学びたい人にとっては、実践的な講義は少なく物足りないかもしれません。ですが、教員（教授）は各フィールドで著名な研究者で、個人的に話しを聞きにいくと快く色々こたえてくれ、いざという時に頼りになる方は多かったと思います。
• 講義・授業

  良い
  教員によりますが、基本的には座学の授業が多く、一般教養の授業とあまり変わらないようなものもあったので、教員学部としてはちょっと物足りない印象がありました。
• 研究室・ゼミ

  普通
  教育心理系のコースは臨床心理士を目指す人が多く、臨床データなど熱心にとって研究している感じがしました。教育政策系のコースは、教授が学会等で常に忙しい印象で、学部自体だけの研究室としては活動は個人の頑張りに左右されていました。
• 就職・進学

  良い
  公務員を目指す人が多く、大学として公務員試験対策用のコースがありました。民間企業への就職は、教育学部内では希望者はさほど多くないため、学科としての支援は殆どなく、大学としてのセミナーなど個人で情報収集して活動するしかありませんでした。
• アクセス・立地

  普通
  私が在籍していた当時は、公共交通手段は仙台駅からバスに乗るしかなかったですが、昨年大学までの地下鉄の駅ができ、アクセスは良くなったと思います。
• 施設・設備

  良い
  教育学部棟は文系キャンパスのなかではかなりきれいな建物で、最上階の窓からは仙台の街並みが一望できます。自習ブースや教育関連の文献に特化した図書室もあり、自己学習の環境もきちんと整えられていました。
• 友人・恋愛

  普通
  他学部と比べると人数が少ないため、否応なしに顔見知りが増え、アットホームな雰囲気の学部です。学童支援のボランティアなど教育学部独自のサークルもいくつかあり、そのようなサークルに所属すると先輩後輩との関わりも盛んなようでした。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  １～２年次は一般教養8割、学部固有の講義２割程度の構成で、座学中心のものがほとんどでした。３年次から学部固有の講義とコース別の講義・演習になり３年の後半から研究室のゼミが始まりました。私は教育政策コースで、教育社会学の授業で教育統計調査方法を学んだり、比較教育学の授業で諸外国の教育政策について学びました。
• 所属研究室・ゼミ名
  宮腰研究室
• 所属研究室・ゼミの概要
  比較教育や教育制度を専門に学ぶ研究室で、各自卒論のテーマとしてどなのようなトピックに興味を持って、どう研究を進めるかを話し合うかたちの研究室でした。
• 学科の男女比
  4 : 6
• 就職先・進学先
  ITメーカー／システムエンジニア
• 就職先・進学先を選んだ理由
  日本の大手ITメーカーとして、特に学校や自治体向けのICTシステム導入に実績がある会社であり、サービスの運用に携わりたいと思ったためです。
• 志望動機
  教員になるためという枠にとらわれず、教育を学びたかったためです。また、オープンキャンパスでも、学習教授法の先生が工夫を凝らした授業を行っており魅力を感じました。
• 利用した入試形式
  一般入試
• 利用した予備校・家庭教師
  現役時は東進衛星予備校、 浪人時は地元の予備校に通っていました。
• どのような入試対策をしていたか
  東北大の二次試験過去問はもちろん、他の旧帝大をはじめとした国立大の過去問を色々解いていました。浪人時は積極的に模擬試験を受け、試験の場に慣れることや色々な問題に触れて、全国のなかで自分の実力がどれくらいなのか意識し、中だるみしないようにしていました。