【総合評価】
自分の人生の中で在籍したことのある5つの学校の中では一番幸せだったかもしれない学校。時間はゆったりと流れ勉強も人間関係も負担が小さ全うできた。ただまったりしすぎでシステムに慣れないと転校前も含めて高校生活通算6年てこともあるので人生を急がない人か目的意識、向上心が常にある人向けかも。
【授業内容・コース】
昼間定時、夜間定時及び通信制の3コースがある学校でそれぞれ授業を行う時間や登校日数が違う。中学からの入学や他の高校からの転学なら通信制がいちばん受け入れやすいかなという印象。定時制は本当に働きながら卒業認定をとりたい人が多く日曜日が休みなので通信制の日曜スクーリングを選択するとほとんど会うことはない。通信制はほかに木曜スクーリングの選択も可。
【高卒資格の取りやすさ】
授業の単位と履修が肝になるが最短2年半もあれば74単位が取れて卒業できる。転校や転学なら前の学校での単位も合算されるのでもっと速い。定期と期末試験も記号選択を中心に100点満点中30点取れば合格できるので楽といえば楽。学校行事への参加が一定以上という条件もあるが勉強と通学の負担の軽さを思えば意識して取ろうとするだけであっという間に満たせる。在学期間中で運動会と日帰り遠足に1回ずついければ十分なので学生生活に夢が持てる制度かも。
【スクーリング】
日曜か木曜から選んだ曜日と火曜日の週2回以外学校には行かない。授業の単位数にもよるが半期で6コマも出れば出席日数は足りるので人によっては火曜日は全く行かないということもある。その分を半期で最大12枚のレポート作成で埋めるが教科書に書いてあることで穴埋めすれば大半は埋まるのでどうしてもの時に火曜日のサポート授業で出席日数を満たしつつレポートを作成することになる。自学自習の精神を培う都合とはいえリフレッシュをしたり自由にできる時間が多いのはプラスになることが多いはず。
【サポート体制】
教師だとか職員室の職員全員が対人関係が苦手だとかで通信制を選ぶ生徒に慣れているという印象。そういう意味では特別のサポート体制より学校の職員の方全員で見守ってくれているといえて割と居心地はいい。
【先生の親しみやすさ】
教師というより教授といった感じで自分の授業をひたすら教えるのが得意な人が多い。ただ学校のシステム自体は熟知しているので困ったことがあっても相談すればベストな回答が返ってくるのも確か。学生に負けず劣らずの個性の豊かさはあるので信頼できる人に出会えれば人生の指針も得ることができるかも。
【進路実績】
就職している人や定年退職した人が多いこともあって年齢がまだ十代学生でも進学よりも就職を目指すことになる人が多い。ただ授業で高評価をとり続ければ推薦での4年制大学進学は推奨してるのでやる気さえあれば進学の機会もある。
【友人関係やいじめについて】
どちらかというと中学までとか高校の途中で人間関係がうまくいかなくなった人と中卒で就職してしまい社会経験を多く積んでから高卒認定が欲しくなった人の集まりなのでいじめは起こる余地がない一方生徒の年齢層が広めかつ在籍年数や入学時期がバラバラなので仲のいい友達はできにくいかも。
【学費】
決まった学費というより受講する授業ごとのレポート用紙という名の問題集と教科書、教材を年度や半期ごとに全部買い替えるので半期に一度、半期分費用が掛かるという分かりやすい支出。ただ高校卒業までにかかる費用としては普通の高校と比べても決して高くはない。
通信制高校・サポート校選びの参考になる情報
【この通信制高校/サポート校を選んだ理由】
最初に入学した高校で全然授業にも学校にもなじめず1年かけても全く単位が取れず2年生になっても回復しないと思ったときに当時の担任に名指しで転学を勧められたのが動機。
【進学先・就職先】
四日市大学環境情報学部環境情報学科
この通信制高校・サポート校への進学を考えている方へメッセージ
【メッセージ】
人生の模範解答は一つじゃないというのが理解できそしてそれに救われる学校。十歳代で入学するなら絶対に人生を焦らないこと、それをひたすら意識し続けることになるしそれがこの学校を選んだ意味だと身に沁みながら卒業することになる。転学するのも自分の正直な気持ちを作文に込めれば認めてもらえるので普通の高校や中学校での生活がつらいなら選択肢にぜひ加えてほしい。