通信制高校在宅学習と通学パターン
通信制高校は、在宅学習による「自学自習」が基本です。しかし、中には週のうち2~5日通学するパターンの高校もあります。生徒のニーズの多様化に伴って、通学日数については、さまざまなタイプが登場しています。
まず、スクーリングが月2回程度の、従来からあるタイプ。このタイプが在宅学習による「自学自習」の通信制と言えます。自分の時間を十分に持てるという利点がありますが、自分で生活のリズムを作らないと続かないため、学校以外の時間の過ごし方を工夫する必要があります。
次に、最近増えつつあるのが、"通学タイプ"の通信制高校です。月曜日から金曜日の週5日制、週4日、週2日、などいくつかパターンがあります。これらのタイプの高校は、授業形態に特長を持たせたり、多様な科目を設置したり、生徒の興味や関心を引き出す工夫がされています。
また、「集中スクーリング」と学習センターへの登校を併用したパターンも増えています。集中スクーリングとは、1年1回程度、宿泊により1週間程度行うスクーリングです。集中スクーリングは、学校ごとの特色を活かしたプログラムが用意されており、自然の中で体験授業を行う学校もあります。
まず、スクーリングが月2回程度の、従来からあるタイプ。このタイプが在宅学習による「自学自習」の通信制と言えます。自分の時間を十分に持てるという利点がありますが、自分で生活のリズムを作らないと続かないため、学校以外の時間の過ごし方を工夫する必要があります。
次に、最近増えつつあるのが、"通学タイプ"の通信制高校です。月曜日から金曜日の週5日制、週4日、週2日、などいくつかパターンがあります。これらのタイプの高校は、授業形態に特長を持たせたり、多様な科目を設置したり、生徒の興味や関心を引き出す工夫がされています。
また、「集中スクーリング」と学習センターへの登校を併用したパターンも増えています。集中スクーリングとは、1年1回程度、宿泊により1週間程度行うスクーリングです。集中スクーリングは、学校ごとの特色を活かしたプログラムが用意されており、自然の中で体験授業を行う学校もあります。
通信制高校のレポート・スクーリング・テストについて
通信制高校における学習は、①レポート(報告課題)、②スクーリング(面接指導)、③テスト(試験)を通して行われます。自学自習を基本の学習形態としており、自分に合った学習計画を立てて学ぶことができます。カリキュラムも非常に柔軟です。
- ①レポート(添削指導):自学自習の成果のまとめとして、科目ごとに出される課題に対して解答を作成し、提出して添削指導を受けます。提出回数は科目により異なります。
- ②スクーリング(面接指導):登校して直接先生の授業を受けます。教科の授業以外に、ホームルーム・クラブ活動・学校行事などの特別活動も行います。月に2回程度、主に土・日曜日に行われますが、カキや冬期に集中スクーリングを実施する学校もあります。学校によっては、居住地の関係で登校が困難な場合に、居住地に近い協力校でスクーリングや試験を受けることもできます。近年は週に5日通学して全日制と同様の学校生活を送れる、通学タイプの学校も増えてきています。
- ③テスト(試験):レポートとスクーリングの学習が終わると、学期末または学年末などに試験を受けます。
各教科・科目 | 添削指導(回) | 面接指導(単位時間) |
---|---|---|
国語、地理歴史、公民、数学に関する科目 | 3 | 1 |
理科に関する科目 | 3 | 4 |
保健体育に属する科目のうち「保育」 | 1 | 5 |
保健体育に属する科目のうち「保健」 | 3 | 1 |
芸術及び外国語に関する科目 | 3 | 4 |
家庭及び情報に関する科目並びに専門教科・科目 | 各教科・科目の必要に応じて2~3 | 各教科・科目の必要に応じて2~8 |
通信制高校の入学・卒業の時期
通信制高校の入学・卒業時期は、「4月入学(3月卒業)」と「10月入学(9月卒業)」が一般的です。
4月に中学校から通信制高校へ入学する場合、出願時期は全日制高校などに比べると早く始まり、遅くまで出願できます。
全日制高校(国公私立)の入試日程は推薦入試を含めると、地域によっては1月から始まり、3月には終了します。
他方、私立の通信制高校は、一般的には1月から募集を開始します。早いところだと11月頃から、募集を行います。募集終了は、4月下旬まで行う学校が多くみられます。つまり、全日制高校などの入試が終わったあとでも、通信制高校では新入生として入学することが可能です。
通信制高校では、多くの学校で単位制を採用しているため、10月に入学を受け付けている学校もあります。ただ、出遅れた分、単位の取得には努力が必要です。先生がサポートはしてくれますが、自分でやりとげようとする強い意志を持つことが重要です。秋からでも決して遅くはないので、学校に行きたいという思いを大切にして行動しましょう。
4月に中学校から通信制高校へ入学する場合、出願時期は全日制高校などに比べると早く始まり、遅くまで出願できます。
全日制高校(国公私立)の入試日程は推薦入試を含めると、地域によっては1月から始まり、3月には終了します。
他方、私立の通信制高校は、一般的には1月から募集を開始します。早いところだと11月頃から、募集を行います。募集終了は、4月下旬まで行う学校が多くみられます。つまり、全日制高校などの入試が終わったあとでも、通信制高校では新入生として入学することが可能です。
通信制高校では、多くの学校で単位制を採用しているため、10月に入学を受け付けている学校もあります。ただ、出遅れた分、単位の取得には努力が必要です。先生がサポートはしてくれますが、自分でやりとげようとする強い意志を持つことが重要です。秋からでも決して遅くはないので、学校に行きたいという思いを大切にして行動しましょう。
通信制高校の時間割モデル
通信制高校の時間割の例を紹介します。通学日数や選択する教科は、生徒それぞれの目的や状況によって自分に合った時間割を組むことができます。最初は週1日の登校からスタートし、慣れてきたら登校日数を増やすなど、途中で変更できる学校も多いです。
また、個別指導の時間を設けたり、ホームルームや学校行事などの特別活動を行っている学校もあります。
また、個別指導の時間を設けたり、ホームルームや学校行事などの特別活動を行っている学校もあります。
【週5日通学生の時間割例】
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1限 | ホームルーム | 英語 | 数学 | 国語 | 情報 |
2限 | 数学 | 国語 | 理科 | 英語 | 英語 |
3限 | 英語 | 数学 | 公民 | 理科 | 数学 |
4限 | (個別指導) | 理科 | 総合 | (個別指導) | レポート作成 |
5限 | (部活) | 情報 | 英語 | (部活) | 公民 |
【週2日通学生の時間割例】
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
1限 | ホームルーム | ― | ― | 英語 | ― |
2限 | 公民 | ― | ― | 理科 | ― |
3限 | 情報 | ― | ― | レポート作成 | ― |
4限 | 数学 | ― | ― | 総合 | ― |
通信制高校の年間行事・クラブ活動
通信制高校の年間行事には、入学式や卒業式、文化祭、体育祭を始め、社会科見学、特別な体験授業など、全日制と変わらない行事を実施している学校も増えています。修学旅行などの宿泊行事や職場体験学習を年に数回行っている学校もあります。学校によっては、イベントを生徒が中心となって企画・運営しているところもあります。
部活動に積極的に参加する生徒も多く、運動部、文化部問わず様々な種類のクラブを設置している学校もあります。こうしたクラブ活動やイベントは生徒同士がコミュニケーションをとる機会の一つとなっています。
行事やクラブ活動は、学校によって、また、選択するコースによっても異なります。自分が望む行事がない学校もあります。自分がどのような高校生活を送りたいかを考えながら、入学前にその学校の行事について調べおくと良いでしょう。
部活動に積極的に参加する生徒も多く、運動部、文化部問わず様々な種類のクラブを設置している学校もあります。こうしたクラブ活動やイベントは生徒同士がコミュニケーションをとる機会の一つとなっています。
行事やクラブ活動は、学校によって、また、選択するコースによっても異なります。自分が望む行事がない学校もあります。自分がどのような高校生活を送りたいかを考えながら、入学前にその学校の行事について調べおくと良いでしょう。
【年間行事の例】
4月 | 入学式、前期始業式 |
---|---|
5月 | 校外学習、ボランティア活動 |
6月 | 体育祭 |
7月 | 健康診断 |
8月 | 夏休み |
9月 | 前期試験、前期終業式 |
10月 | イベント |
11月 | |
12月 | 冬休み |
1月 | 修学旅行 |
2月 | 後期試験 |
3月 | 卒業式、後期修行式 |
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