日本でいちばん楽しい学校：きのくに子どもの村小学校（和歌山県橋本市）の口コミ

保護者 / 2010年入学

日本でいちばん楽しい学校

2016年05月投稿

• 
• 5.0

[方針・理念 5｜ 授業 5｜ 先生 5｜ 施設・セキュリティ 2｜ アクセス・立地 2｜ 保護者関係(PTA) 5｜ イベント 5]

この口コミは投稿者のお子様が卒業して5年以上経過している情報のため、現在の学校の状況とは異なる可能性があります。

• 総合評価
  体験学習主体の学校で、一般の学校とは何もかも違います。
  こんな学校と出会えるなんて、奇跡です。
  細かい所では、思っていたのと違ったこともありますし、何もかもが理想通りというわけにはいきませんが、概ね理念に則ってやっていると言えるでしょう。
  スタッフは皆子どもを尊重してくれて、愛情をもって接してくれます。
  時々誤解されますが、障害を持つ子のための施設ではなく、一般の学校です。
  詰め込み教育はしないので、勉強を頑張りたい場合は向きません。
  
• 方針・理念
  まずは子どもを幸せにしよう。
  認可された自由学校として有名な学校です。
  知識を押し付ける授業はせず、考える力を育て、自己肯定感をもてるようになる教育をしています。
  系列に、「かつやま子どもの村学園」「南アルプス子どもの村学園」「北九州子どもの村学園」があります。どんな学校なのかわかりづらいと思いますので、
  検索して保護者の方が書いているブログを参考にされるといいでしょう。
  各学校の地域性はありますが、基本理念は同じなので、どの学校のも参考になります。
  
• 授業
  体験学習が主体で、教科書は使いません。なので、
  一般の学校で習ういわゆる受験向けの知識はここでは得ることができません。
  子どもたちが自分で考え失敗し学んでいきます。
  この学校では失敗することが許されています。これはすごいことです。
• 先生
  教科書がないという事は、自分たちで授業を作っていく必要があり
  大人は遅くまで学校に残って頑張ってくれています。
  とても大変だと思いますが、どの大人も（この学校では先生と呼ばれる人はおらず、ニックネームで呼ばれます）
  とても子どもたちと過ごすことが楽しいと言ってくれています。
  子ども一人一人をよく見てくれて、大切にしてくれます。
  
• 施設・セキュリティ
  一般的な私立の学校を思い浮かべてはいけません。
  校舎は木造でボロく、きれいとはとてもいえません。
  壊れた所は自分たちで（子どもも含む）修理して大事に使っているようです。
• アクセス・立地
  山の中です。自然に囲まれてとてもいいところですが、アクセスは悪い。
• 保護者関係(PTA)
  PTAはありません。保護者会があります。
  保護者も自由度が高く、なかなか楽しくやっています。
• イベント
  遠方から通っている子もいるため、
  イベントは土日祝に行われることがほとんどです。
  保護者も気軽に参加でき、子どもも大人も皆が笑顔になります。

小学校について

• 登下校方法
  橋本駅からスクールバス
• 制服の有無
  なし
• 給食の有無
  あり
• 給食の詳細
  麓の仕出し料理やさんが持ってきてくれます。
  バイキング方式です。
  残念ながら、給食だけは子どもたちに不評で、多くの残飯がでています。
  改善をのぞみます。
  ただ、クラスによっては、授業内で食事を作る事が多いので
  給食を食べられなくても何とかなります。
• 費用
  私立なので高いですが、その価値は大いにあります。
  これだけの体験をしてこの金額はとても安いです。

入学について

• 志望動機
  いい大人になるための練習ではなく、子供時代を充実させてこそ、充実した人生をおくれると考えているため、公立小学校に魅力を感じなかった。
• 試験の有無
  あり
• 試験内容
  試験はありませんが、体験入学と親の面接があり、そこで入学が決定します。
• 試験対策
  近年、入学希望者が多く、空き待ちになっているようなので、できれば1年生から入学した方が入りやすいと思います。

進路について

• 進学先
  きのくに子どもの村中学
• 進学先を選んだ理由
  こどもが希望した。
  中学まで行ってこの学校の教育がさらに価値あるものとなると感じたため。