満ち足りた幼少期を過ごせる、すばらしい園：聖救主教会キッドスクール（東京都江東区）の口コミ

保護者 / 2020年入学

満ち足りた幼少期を過ごせる、すばらしい園

2023年06月投稿

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• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 5｜ アクセス・立地 5]

• 総合評価
  通園していた頃は、幼保無償化の対象外で、他の園よりも出費がかさんだかもしれません。その分お金を多く払ってでもキッドスクールに通わせたいという熱心なご家庭が多かったような気がします。お子さま方も、活発だけど、やさしくておだやかな子ばかりでした。進学先は異なりますが、卒園してからも親も子もお付き合いが続いています。
  教育熱心なご家庭が多いとはいえ、いわゆる「お受験幼稚園」とは違います。家庭でのしつけ(食事のマナー、挨拶、礼儀など)は、家庭で行うことが大前提にあると思います。厳しいようですが、そういう面での甘えは期待しないでください。
  
• 方針・理念
  年少の頃より、小さな目標を一つ一つ乗り越えることにより、自信を持った子に育つ、よく練られたカリキュラムが整えられています。ハードルを乗り越えるよう強制されるわけではなく、縦割りのため上の学年の子がやることを見て、自分もやってみたいと思わせる環境が用意されています。先生方も指示することはなさらず、適切に「誘いかけ」をしてくださいます。年齢に合った適度な負荷は子どもを成長させてくれました。
  わが子は、キッドスクールで、時に失敗しながらも、成功体験を積み重ねたおかげで、困難から目をそらさず、自ら立ち向かう強さを持った子に育ったように思います。
• 先生
  少ない在園児に対して、十分すぎるくらいの先生がいらっしゃいます。ですが、干渉しすぎるわけではなく、子どもたちを「見守り」、自主性を「尊重する」保育をしてくださいます。
  「子どもには自ら育つ力がある」(自己教育力)が、モンテッソーリ教育の基本にあります。大人が「やらせる」のではなく、子どもの自発的な行動を促すための手助けをしてくださいます。
  「非認知能力」の重要性が叫ばれる昨今ですが、キッドスクールではそれ以前からずっと当たり前のようになさってきた教育です。
• 保育・教育内容
  わが子はほとんど通塾することなく、国立大学附属小学校に合格しましたが、それもひとえにキッドスクールのおかげだと思っています。
  モンテッソーリの教具は指先を使うものが多く、巧緻性の訓練になりました。キッドスクールに通う子は、自然と折り紙や工作が好きになるようです。自分で考えて、工夫してものを作るという環境が当たり前にありました。好きなことを存分にやらせてくださり、満ち足りた幼少期を過ごすことができたと思います。先生から教えていただいた言葉です。
  
  「子ども時代に心の池が満たされると、生涯涸れることのない泉になるでしょう」
  
  園庭は決して広くはありませんが、子どもたちは持ち前の想像力で、無限大に楽しんでいます。キッドスクールでは、よく考えることを大事にされているので、ハード面でのデメリットは、先生方や子どもたちの工夫次第でまったく気になりませんでした。それはソフトの部分、土台となる教育理念等がしっかりとしているからこそなのかもしれません。
• 施設・セキュリティ
  キッドスクールのお部屋にたどり着くまでに、鍵のかかった門が何重にもあります。その門は大人が開閉するように親も子も指導されていました。先生方の人数も多いですし、同じ建物内に、保育園や学童があるため、安全は十分に確保されていると思います。
• アクセス・立地
  最寄りの門前仲町駅から少し距離がありますが、自転車で通園していたので特に問題はありませんでした。通園のための送迎バスはありません。
  ニュースで送迎バスの事故等を見聞きしていたので、私は最初から自分で送迎したいと思っていました。結果的に、登降園の際に、季節を感じられたこと、子どもとたくさんお話しできたこと、また先生や保護者のみなさまと円滑なコミュニケーションがとれたことなどから、とても良かったです。

幼稚園について

• 父母会の内容
  PTA活動は活発で、少々大変に思うこともありました。大変だったからこそ、先生方や保護者のみなさまといい関係を築くことができましたし、自分自身も成長できる機会となりました。これこそキッドスクールでよく言われる、親も子とともに育つ「共育」だと思います。
  私も含め、働いているお母さまが多かったですが、みなさま上手に時間をやりくりして、PTA活動をなさっていました。お父さま同士も仲がよく、年に数回飲み会をしたり、卒園、在園関わりなく子連れでお出かけしたりなさっています。
• イベント
  毎週金曜日はお弁当をもって近隣の公園へ出かけます。
  また、親子遠足、畑遠足、お別れ遠足などバスで遠出することも多々ありました。少人数なので、貸切バス代が少々かかりますが、ここでしか体験できなことでしたし、何よりも子どもがとても楽しそうなので、まったく苦にはなりませんでした。
  さらに学期ごとに行われるクッキング・デイを通して、お料理をすることに興味を持ち、よくお手伝いをしてくれるようになりました。
  夏まつり、運動会、バザーなど、同じ施設内にある保育園や学童、高齢者施設のまことファミリー全体での行事もあります。卒園してからも折あるごとにイベントへのお誘いがあり、卒園後も引き続きつながりが深く、ありがたく存じます。
• 保育時間
  今年度より、延長・早朝保育がはじまったようです。また卒園児を対象とした学童(含長期休暇)の導入も試験的に行われています。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  少人数であること、そのため子ども一人一人とじっくりと向き合ってくださること、モンテッソーリ教育、縦割り保育などが魅力で入園を決めました。
  近隣のいくつかの幼稚園を見学しましたが、親にとって都合のいい幼稚園が必ずしも子どもにとってもいい幼稚園とは限らないと思いました。キッドスクールは、親にとっては送迎やPTAなど大変な面もありますが、子どものことを第一に考えると、こちらの一択でした。
• 試験内容
  近年は、申込受付開始から先着順に入園のようです。以前は、定員以上の申込があった場合、抽選をしていたそうです。いずれにしても、試験というより、透明性の高い、誰もが納得できる選抜方法だと思います。

進路に関して

• 進学先
  国立大学附属小学校
• 進学先を選んだ理由
  地元の小学校もいい学校と聞いていましたが、よりよい環境を求めて受験をしました。