とても特色のある園です：奈良女子大学附属幼稚園（奈良県奈良市）の口コミ

保護者 / 2020年入学

とても特色のある園です

2021年06月投稿

• 
• 3.0

[方針・理念 4｜ 先生 3｜ 保育・教育内容 3｜ 施設・セキュリティ 4｜ アクセス・立地 2]

• 総合評価
  子どもたちを自由に遊ばせ、自主自立を促す教育方針や異学年交流の充実、幼少一貫教育は素晴らしく、ここの園にしかない特色だと思います。
  他の幼稚園に比べて習い事系はないですし、保護者の関わる行事が多く、役員等の役割を避けられないなど保護者の負担が大きいです。保護者とともに園児の成長を見守るという園の考え方に基づくものですが、専業主婦が減っている今の時代にそぐわない側面があることは否定できません。
• 方針・理念
  教育方針や理念はしっかりしています。子どもたちの自主性を尊重し、自立を促す教育は素晴らしいです。広い園庭、異学年交流、附属小学校との一貫教育など、この幼稚園にしかないものがたくさんあります。特色としては、附属幼稚園のため、研究の場である側面が強いです。
• 先生
  先生の入れ替わりはそれほどなく、長年勤めておられる先生も多いです。園として、個別の先生に指導をする機会自体がそれほどなさそうです。クラスの担任の先生によって教育内容が大きく変わる印象です。
• 保育・教育内容
  園では、教えるということはしません。勉強はさせません。もちろん習い事系（学習塾、体操教室、英会話など）は園での取り扱いはありません。遊びの中で自分たちで学んでいく感じです。異年齢での交流もあり、その中でも自然と学びます。園庭が広いので、遊べるのは子どもたちにとって非常によい環境だと思います。クラス全体での活動時間もあるので、放任というわけではありませんが、他の幼稚園が習い事系も取り入れるところが多い中で、教育が充実しているかどうかの評価は分かれるのではないかと思います。幼稚園の降園後に習い事に複数行っている子は少なくありません。
  園の教育時間（保育時間）は、他の幼稚園に比べて少なく、降園時間が早かったり、長期休みの開始が早かったりします。
• 施設・セキュリティ
  正門には登降園時に警備員さんが立っておられるので、部外者は入ることはできません。それ以外の時間帯も常に施錠されているので安心です。
  古くからある幼稚園ですが、遊具などの管理も行き届いていそうです。園庭が広く、先生の人数と限られていることから、絶対安心安全とは言いきれないところはあります。
  コロナ対策としては、手洗い、消毒、マスク着用などしっかりしているようです。
• アクセス・立地
  園は、学園前の駅から徒歩圏内のため、便利な場所にあります。しかし、車や自転車での通園はできません（今はコロナで特別に可能になっていますが、いつまた禁止になるかはわかりません。また、園の駐車場はありませんので、毎日登降園時はコインパーキングに入れる必要があります。）。通園バスもありません。学園前の駅からの道は歩道にガードレールや縁石がなく、車の交通量も多い信号や横断歩道のない住宅地なので、危険です。
  年少さんで電車通園を考えておられる方は、ご自宅から最寄り駅までの距離や時間（最寄り駅までも徒歩か公共交通機関利用です。）、学園前駅から歩く距離や時間を考えて入園を検討された方がいいと思います。
  大人目線での立地という意味では、いい場所にありますが、幼稚園の立地という点では、高い評価は付けられません。

幼稚園について

• 父母会の内容
  クラス懇談会、教育内容説明会が定期的にあります。誕生日会や親子遠足、親子交流会など、保護者が参加する行事も多数あります。
  保護者会は育友会と後援会があります。園への貢献度は高く、役員は負担がそれなりにあります。土曜日に託児なしで理事会があるので、園児以外にもご兄弟がいる場合、保護者が2人とも土曜日休みであるか、預け先の確保が必要です。卒園までに、保護者は必ず何かの役（役員や、園外のアルバム製作や謝恩など）をしなければいけませんので、あえて役員を選ばれる方も多く、希望者が多いです。特に年少や年中は役員の中でも負担が少ないので、希望者は多いです。父親限定の役員があります。
  あと、自由参加ですが、保護者向けの部活動（コーラス部、人形劇部、園芸部、手芸部、バレーボール同好会）があり、園児向けに披露することや、花壇の手入れをするという活動があります。
• イベント
  コロナで今はだいぶ行事は少ないですが、通常では（今でも形を変えて行われているものもあります）、誕生日会、親子遠足、遠足、運動会、季節ごとの子ども会、親子交流会、年長は園内キャンプなどがあります。保護者が参加する行事は結構あります。（例えば、毎月の誕生日会は、誕生日月の園児の保護者は参加する必要があるなど。）
• 保育時間
  コロナで変更もありますが、弁当なしの日は、8時45分から11時30分（年長は11時45分）。弁当日は、降園が14時。弁当日は、火・木で、年長は金も弁当日。年少は弁当日は二学期から、年中は三学期から金曜日も弁当日。4月は年中はほとんど弁当日がなく、7月は弁当日がありません。給食はありません。
  
  2021年度から預かり保育が始まりました。午後5時までです。１回の利用料金は、弁当なしの日は1300円、弁当日は700円です。弁当なしの日は預かり保育のために弁当持参します。おやつも各自持参です。習い事系のプログラムなどはありません。定員が少なく、先着順なので、予約は取りにくいです。定期預かりでも、必ず利用できるわけではありません。毎月決まった日に翌月分の予約を取る必要があり、満席のため、予約できないことがあります。利用に就労等の要件はなく、誰でも利用できます。春休み、夏休み、冬休みの長期休みは、預かり保育がありません。
  フルタイムの共働きの家庭は、預かり保育だけをあてにするのはかなり厳しいと思います。近くに祖父母宅があるなど、他に預け先を確保しておかないと、難しそうです。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  自主性を重んじ、自立を促す教育方針や、異年齢交流の充実、幼少一貫教育に魅力を感じて決めました。
• 試験内容
  抽選（ないこともあります）、面接等