子どもが本気で遊びに打ち込める園：白梅幼稚園（東京都小平市）の口コミ

保護者 / 2019年入学

子どもが本気で遊びに打ち込める園

2020年10月投稿

• 
• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 5｜ アクセス・立地 3]

• 総合評価
  幼児期を過ごす環境としては最高の場だと思っています。子どもの意見をできる限り尊重してくれる先生方、遊びに集中できる工夫がこの幼稚園にはあります。我が家は幼稚園から距離があり、送迎できるか不安でしたが、幼稚園に行けば気の合う保護者の方々と毎日会えるので、話すと息抜きになりますし、色々な情報交換ができるので苦ではなくなりました。子どもだけでなく、親としても成長できている実感が持てたこともあり、白梅幼稚園を選んで本当に良かったと思います。
• 方針・理念
  白梅幼稚園は、ただの遊び中心の園ではありません。この園は、発表会や習い事にあまり時間を割きません。それは、子どもたちの自由な発想力を引き出し、創造するためには、たくさんの時間が必要だからです。例えば、ダンスが好きな子は毎日好きなだけダンスをしますが、ただ踊るだけでなく、かっこいい衣装を作り、布や段ボール、廃材を使ってステージを作ります。さらには、他のクラスから観客をどうやったら集客できるかアイデアを出し合ったりしていました。園庭は既製の遊具は最小限に、泥遊びに適した良質な土の山や、畑、砂場、季節の草花などが配置されていて、子どもが徹底的に遊び込める工夫が随所にみられます。作りかけの作品や、遊び途中の物は、最小限に片付けをしつつ翌日以降も作れるように保管してくれます。白梅学園大学付属の園ということもあり、先生方は幼児教育に非常に熱心で、園の環境を良くしていこうという気概を感じます。また、フリーの先生が子どもたちの生活や遊びをアシストしてくれるので、目が行き届いている安心感があります。
• 先生
  先生方の年齢層も幅広く、若い先生も成長できる環境が整っていると感じます。NHKの子育て情報番組「スクスク子育て」「まいにちスクスク」に出演されている汐見稔幸先生が顧問をされており、幼児教育に熱心な先生が多いです。先生方の目が行き届いているので、友達同士のトラブルがあった時はすぐに報告してくれますし、パパやママが疲れている顔をしている時も、さりげなく声かけしてくれます。とても有り難いです。
• 保育・教育内容
  お勉強やお稽古ごとはありませんが、子どもはいつもたくさんのお土産を持って帰ってきます。花で作った色水、何かの実、恐竜を触る棒（新聞紙を丸めて色をつけたもの）、ばくだん、お面、ロケット、宇宙服、園で捕まえたオニヤンマ、ダンゴムシ、バッタ、蝶…などなど。年中になると、お休みの人を調べて報告する当番の仕事や、グループで子どもたちだけで話し合いをしながら決め事をするなど、組織だった動きを学ぶようになります。園での出来事を家で語る時、子どもはとてもいい顔をしています。給食がない園のため、毎日のお弁当作りにかなり抵抗がありましたが、食べるよりも遊ぶ方が好きな我が子にとっては、お弁当で正解でした。先生が、お子さんの好きな物を！食べきれる量を！スカスカでも良いので！…と言ってくださるので、冷食を活用しつつ、短時間でパパッと作って持たせています。料理が苦手でも毎日作っていると小慣れてきますし、必要な分だけ持たせられるので、子どもも完食できることが嬉しいようです。何より経済的です。
• 施設・セキュリティ
  教室にあるおもちゃの質が良い！カプラやネフ社の積み木があります。また、ごっこ遊びの道具も、本物の電話やパソコンのジャンク品が置いてあるので、親の真似をしたい子どもたちに大人気です。最近図書室も改修されました。絵本を読む席も用意されたので、さらに絵本好きな子が増えそうです。遊び込み要素が満載で、正直自分が遊びたいくらい。羨ましいです。園庭は広すぎず狭すぎず。目がちょうど行き届く広さだと思います。守衛さんが常駐しています。
• アクセス・立地
  駅から離れているため、自転車で登園する方が多いです。駐車場は、車を利用する保護者と幼稚園とで借り上げた駐車場を利用できます。園バスがないため毎日送迎が必須となりますが、毎日先生や保護者と顔を合わせることができるので、子どもの様子がとても良くわかります。

幼稚園について

• 父母会の内容
  梅の実会という保護者の組織があります。梅の実会は幼稚園のサポーターという位置付けながら、子どもだけでなく親も一緒に成長していこうという意図が感じられます。現在は新型コロナウィルスの影響で父母会の活動は止まっていますが、テニスやわらべ歌などのサークル活動や、保護者が主催するお祭りなどもあります。付随するお茶会なども多いです。ただ、参加は自由なので負担はそれほど感じません。白梅幼稚園の理念に共感する保護者が集まっているので、良い距離感で気持ちよくお付き合いできていると感じています。都度話し合いによって運営方針も変化しており、保護者の実情に応じて役員会なども簡略化が進められています。「園庭ワークショップ」が不定期で行われており、先生と保護者、時には子どもたちも一緒に園庭を作るという取り組みが現在進行形で行われています。パパやママがDIYしたお家やロープ遊具もあります。
• イベント
  成果発表する場としての運動会や発表会はありませんが、子どもたちが日頃取り組んでいる遊びを見る機会が年に何度かあります。保護者参観では、一緒に遊びの輪に入ることもできますよ！幼稚園の近くを流れる玉川上水を散策したり、大学の敷地に遊びに行ったり。また、季節に合わせて、園で取った梅の実でジュースを作ったり、畑で野菜を育てたりもしています。季節を感じられる取り組みが充実しています。
• 保育時間
  にじ組という延長保育があります。朝7時半から夕方18時半まで。働くお母さんが増えているので人気です。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  これから子どもが成長し、20年後社会で活躍する姿を想像したとき、みずからが自由に発想し、仲間と意見を交換しながら創造する力が必要だと考えました。また、早期教育に興味があり、就学前の読み書きなどの準備は家庭でやると決めていましたので、とにかく遊びに打ち込める園を探していました。色々な園を見て比較検討しましたが、子どもの意志を汲み取ってくれ、熱中して遊ぶ環境を用意してくれるこちらの園が最適と考え、こちらの園に決めました。
• 試験対策
  特になし