本物に触れ、豊かに育まれる園です：ゆかり文化幼稚園（東京都世田谷区）の口コミ

保護者 / 2015年入学

本物に触れ、豊かに育まれる園です

2015年10月投稿

• 
• 3.0

[方針・理念 3｜ 先生 3｜ 保育・教育内容 3｜ 施設・セキュリティ 3｜ アクセス・立地 3]

• 総合評価
  保育の内容、先生の質、園舎をはじめとする環境、全てにおいて素晴らしいポリシーがあります。「幼児期に本物に触れる重要性」を大事にし、すべてにおいて子どもへの愛が溢れている幼稚園です。幼稚園で使う画材もプロが使う画材を子どもサイズに特注しています。園舎も家具も丹下先生の作品です。保育内で演奏される音楽もプロの方が演奏しています。先取り教育のようなことは一切ありませんが、一人一人の子どもの本質を見て、個性を伸ばしてくださいます。子どもたちは、広い園庭でのスポーツ、イーゼルを使ってのお絵かき、クラフト活動など、毎日自分の興味があることをとことんすることが出来る環境が整っています。強制はありません。子どもが自分で納得するまでとことんすることが出来ます。頻繁に数キロ離れた公園へ散歩に行くので、身体もとても丈夫になります。
• 方針・理念
  「幼児期に本当に必要なことは何か」「本物に触れることの重要性」を大事にしています。文字や数字を詰め込むのではなく、幼児期には「生きる力」を大事にしています。そのために、沢山歩き、走り、オペレッタを全力で踊り、本物の画材でパッションのままに絵を描き、沢山笑います。そのための環境と指導者が揃っている幼稚園です。「ゆかりの子は小学校の高学年?中学生以降になってから、ぐんと伸びる」とよく言われています。目先の詰め込みではなく、幼児期に鍛えた生きる力が、自我の芽生えとともに活きてくるのだと思います。
• 先生
  幼稚園の理念を先生・事務員・用務員の方全てが共有化しています。子どもへの保育が最優先で、子どもたちへの愛をとても感じます。先生の質もとても高く、幼稚園の先生の資格に加えてピアノや美術が専門（園長先生はじめ芸大卒の先生も何人もいらっしゃいます）の先生が多くいらっしゃいます。先生が子どもと遊ぶときも、全身を使い全力で遊んでくださいます。
• 保育・教育内容
  延長保育はありませんし、毎日お弁当です。理由は、保育時間中に子どもも全力で遊ぶので、延長保育を出来るだけの体力が子どもに残らないこと（1日親も子どもと同じカリキュラムで過ごす機会があったのですが、その後、親の方が3日ほど体が動かなくなるほどの保育内容でした）。お弁当なのは、子どもはそれぞれに食べる量も違い、幼児期には子どもにあった親の愛情のこもったお弁当を食べることが重要という考えからです。一見自由保育のように見えますが、実は造形活動などは細かくカリキュラムが決まっていて、先生方は毎日園児全員分の膨大な保育記録を付けているそうです。（誰が何を出来るようになったかなど）その保育記録から子どもの会話を拾い、劇を作成したりしてくださいます。「紙は平面のものしか使わない〈立体は自分で紙から作る。工作で牛乳パックなどは使わない）」「絵の具の混色は段階を踏んで」など、造形一つとっても、理念が貫かれています。
• 施設・セキュリティ
  外から自由に入ることは出来ず、登園時も必ず副園長先生と園長先生が入口にたち、一人一人に声をかけます。これは、園児一人一人の様子をチェックすることも兼ねています。保育時間は全ての門が施錠されており、園舎へはオートロックを解除しないと入れない仕組みです。保護者はＩＤカードをつけることが義務付けられています。親以外が迎えにくる場合は、例え友達のお母さんでも保護者からの申請がなければ引き渡してもらえません。古い建物ですが、3.11後に施工主の大成建設が全てチェックし、耐震性は保証されているとのことです。不審者情報等がある場合は、保護者への一斉メールが送信されます。
• アクセス・立地
  祖師谷大蔵駅と成城学園前駅の両方から徒歩15分くらいです。園バスはありません。これは「、歩く力は生きるうえでの源になる」、という考えから徒歩通園を推奨しているからです。最近は申請すれば自転車通園も認められるようになりました。閑静な住宅街の中にあります。近くには仙川、砧公園もあり、子どもたちはよく散歩にいったり、河川敷をマラソンしています。

幼稚園について

• 父母会の内容
  年に3回ほど、副園長から保育計画の説明と実施の保育の様子を直接伺う機会があります。とてもためになるお話が多くて、私は楽しみにしていました。また、年に数回、学年担当の先生から保育の様子を伺う機会がありました。保育の様子を撮影したものを上映後、先生が今やっている保育内容などを説明してくださいました。幼稚園通信のようなものが年3回あり、園長先生の理念を知ることが出来る良い機会でした。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  見学に行った際、子どもが本当に活き活きと活動していたことや、園児の作る造形作品のクオリティの高さ、そして、幼稚園の先生や事務の方が本当に子どもに愛をもって接しているのが分かったからです。何より、子どもが「ここに通いたい」と、生まれて初めて自己主張したからです。
• 試験内容
  入園試験というより、集団で遊ぶのを観察でした。基本的に、落とすということはなく、「母子分離が不安だから、4月ではなく半年後にいらっしゃい」という感じです。ただし、この１，２年、志望者がとても増えていて、志望者全員が入園できるわけではないとのことです。
• 試験対策
  特にありません。ありのままを受け入れてくれる幼稚園ですから。