愛をもってとことん付き合ってくれる幼稚園：愛星幼稚園（東京都文京区）の口コミ

保護者 / 2021年入学

愛をもってとことん付き合ってくれる幼稚園

2022年09月投稿

• 
• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 4｜ アクセス・立地 5]

• 総合評価
  とにかく名前の通り愛をもって子どもを見てくださる幼稚園です。小さい頃から厳しく律したり、集団で統一された動きを要求したりしないところが、個人的にはとてもありがたいです。これからの世の中で重視されていくであろう多様性をナチュラルに学べる場だと感じています。先生たちの笑顔もたくさん見られ、支え合うあたたかい雰囲気の中でお仕事されていることが察せられます。安心して子どもを送り出せる幼稚園です。
• 方針・理念
  子どもの個性を認め、寄り添う方針がいつも貫かれていて、安心できます。個性尊重といっても放任ではなく、むしろ手間と時間をかけてひとりひとりに丁寧に向き合ってくださっていると感じます。
• 先生
  先生たちはあたたかく、バイタリティーある雰囲気です。自由遊びに付き合うので、体力も相当消耗するお仕事だと思いますが、いつもニコニコしていらっしゃいます。
  年少の時はトイレトレーニングが完了していなくてもよく面倒を見てくださり、本当に感謝しています。毎日保育内容の報告メールが届くので、何をやっているかもわかります。少人数の園ですので、担任の先生のほか、主任の先生までが全園児のキャラクターや今の課題を把握して関わってくださいます。
  対子どものみならず、対親の面でも必要なことは園でしっかり決めてもらえるのがありがたいです。園内での写真撮影など、トラブルを生みそうな事柄については決まりがあります。
• 保育・教育内容
  自由保育を基本としてはいますが、お弁当以外すべてが自由時間というわけではなく、集団で創作活動や自然観察・運動などに取り組む時間が毎日あります。全員を一律の型にはめるような指導が行われないだけで、集団で取り組む課題はありますので、「自由保育って全部自由なの？」と不安な保護者の方は安心していただければと思います。友人との関わり方について、他人を傷つける言葉はやめて別の言い方を探そうなど、具体的な指導をしてくださったのが印象に残っています（子どもが個人で指導を受けたわけではなく、集団活動の一環としてでした）。
• 施設・セキュリティ
  少人数ですので、園庭の一人あたり面積はかなり広いほうだと思います。保育室のある建物はあまり大きくありませんが、ホール・礼拝堂と教会のほうの建物も使って活動が行われており、都内では恵まれている環境かと思います。古さだけは否めませんが、園を運営しながら改築するのは難しいようです。子ども用のトイレなどはもうちょっと明るければと思うこともあるので、星をひとつ減らしました。
  セキュリティ上詳しく書かないほうがよいかと思いますが、園内への不審な出入りをチェックする仕組みもあるようです。
• アクセス・立地
  高台にあり歴史がありますので、自然災害に強いという認識です。通園は徒歩が推奨されているものの、近所に住んでいない園児も多く、自転車での通園が多く見られます。駐輪場が広いのが近隣他園にない魅力です。
  小石川植物園が近く虫が飛んでくるのが、自然観察において利点であるようです。蚊も多いですが、園内何箇所かでシーズン中ずっと蚊取り線香を焚いてくれています。

幼稚園について

• 父母会の内容
  「父母会」に相当するのは、保護者会の運営に必要な議題がある時に全学年の保護者が集まる「総会」と、クラスごとに親睦を深める「懇親会」のふたつだと思いますが、前者は年２～３回、後者はコロナのせいもあって年１～２回程度の実施です。総会は保護者会の運営に必要なことを決めたり、サークルのメンバー募集をかけたりといったさらりとしたもの、懇談会のほうも園で１時間ほど話すだけで、負担に感じたことはありません。各クラスの役員だけが集まる役員会はもっと頻繁に開かれています。
  園の行事に際して保護者の手伝いを募ることがあります。今のところ、コロナで手伝いの募集自体が少ないこともあってか、人員が足りないのを見たことはありません。全員が一度はやるとか、しぶしぶやるという雰囲気ではないです。
  また、そういう作業的な活動のほかに、サークル活動があります。こちらは完全に保護者の楽しみのためにあり、参加は任意です。「所属」ではなく「都度参加」の形で、ひとりであちこちに顔を出してもよく、逆にどこにも顔を出さないとしても悪目立ちはしません。今年度新しいサークルが増えました。自分でサークルを立ち上げることも可能です。
• イベント
  独自のイベントとしては、10月に保護者会が主催する子どものお楽しみイベント「愛星フェスタ」、12月のクリスマス礼拝があると思います。フェスタはコロナ中は規模を縮めて行われています。クリスマス礼拝も、劇を演じる年長組の保護者のみの参加です。
  他に親が参加する行事は４月末の親子遠足です。行き先は小石川植物園です。
  キリスト教園なので、ハロウィンと、サンタが来るタイプのクリスマス行事はありません。いっぽうで、「おすもうの日」「節分」といった日本の行事は充実しています。
• 保育時間
  基本は9時登園、14時降園です。朝の開門時間は9時から9時20分までですが、園としては9時の登園をすすめています。
  延長保育（１回500円）をすると16時迎えになりますが、１日20人の枠があるので、希望日を必ず取れるわけではありません。また、仕事をもっている人を優先する仕組みもないので、働いている方は祖父母などの助けを借りているようです。
  他の方が書かれていますが、長期休みは他の園よりいくらか長く感じます。今年度、夏休み中の預かり保育が初めて実施されました。実施日はトータル12日間、時間は午前のみでした。まだ試行段階だと思うので、今後どうなるかはわかりません。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  近くにある彰栄幼稚園もキリスト教・自由保育という基本方針が一緒なので、最初は迷いました。結局、登園渋りに根気強く付き合う、トイレトレーニングにもゆっくり付き合うという旨を明確にお話ししてくださった愛星のほうに決めました。「指導する」よりも「付き合う」「寄り添う」という態度が期待通りでした。
• 試験内容
  面接のみです。子どもを連れていきますが、子どもを審査している感じは受けませんでした。親が話している時間が多いです。保育方針に賛同し、キリスト教保育を受け入れていれば大丈夫だと思います。
• 試験対策
  志望理由は（親が言えるように）固めていきました。