中途半端な教育内容で定員割れへ：神戸学院大学附属中学（兵庫県神戸市中央区）の口コミ

保護者 / 2020年入学

中途半端な教育内容で定員割れへ

2024年04月投稿

• 
• 3.0

[学習環境 1｜ 進学実績/学力レベル 1｜ 先生 -｜ 施設 4｜ 治安/アクセス 5｜ 部活 4｜ いじめの少なさ 3｜ 校則 3｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  子供は楽しく通っていますので、入学したことについては後悔はしておりません。その前提での評価になります。
  中学は、勉強に関しては付属校にありがちな緩い指導です。
  よく言えば自由、悪く言えばほったらかし。
  保護者への日々の連絡はありますが、例えば学年が変わったときや高校入学時に、具体的な指導方針や進学実績などの説明会などはありません。
  また、国際化教育などは、例えば留学など希望者のみであり旅行会社への丸投げで独自性はありません。どちらかといえば学校としてのポリシーがなく、一つの建学精神に基づいて同じベクトルで動いているのではなく、それぞれがバラバラな思想で動いているイメージです。従って、先生によって発言内容が異なったり、指導の温度差があるように感じます。学校に過度期待しているわけではありませんが、今年の中学部の定員割れを鑑みるとそのあたりが保護者から敬遠されているのではないでしょうか。
  あくまでも個人的な予想ですが、このままでは中学部の定員割れが今後も続き中学部は数年で募集停止となるような気がします。大学が親会社で安泰なのか、個々の教員が中学部の存続について危機感があるようには感じません。
• 校則
  校則はそれほど厳しくはないが、スカートの長さや髪型、色に一定の規制はあるようです。子供も校則について特に不満はないのですが、暑い季節に意味もなくブレザー着用を義務付けたりするようで、これは全般的に言えることですが、全てにおいて臨機応変ではなくお役所的な対応が目立ちます。
• いじめの少なさ
  とくに目立ったいじめは聞かないが、生徒同士の一般的なトラブルはある。
  いじめがあった際は、どちらかといえば真実を明らかにするといった対応というより、事を荒立てたくないという印象を受ける。
• 学習環境
  中学入学前の説明会では、きちんと勉強をさせて国公立を含む他大学への受験を目指すと言っていたが、大学付属校にありがちな緩い指導です。
  入学パンフレットに書いてある小テストなどやったりやらなかったり、英検についても２級の取得を目指すと書いておきながら、受験については任意であり悪く言えばほったらかしです。
  高校入学組はコース制になっていますが、中学あがりの立ち位置が微妙で進学なのか、付属校なのかが曖昧になっています。そのあたりを含め、先生方のベクトルがバラバラな印象です。
  結果、中学組が卒業して他大学への結果でホームページにアップされていますが、国公立はほとんどおらず、産近甲龍以下レベルです。高校入学組以下の学力と思われます。
• 部活
  クラブ活動は、熱意のある先生がおられます。
  子供が入部したクラブは、熱心で素晴らしい先生でした。
  勉強よりもクラブ活動で成長できたようです。
• 進学実績/学力レベル
  進学については、高校入学組以下だと思います。中学入学組の実績がホームページに記載されていますので参照ください。
  中学の勉強が緩すぎている気がします。進学について意識させることがなく高校入学組に学力レベルで負けています。先生方も学院大があることで、進学実績について緊張感や興味がないように感じます。
  中学部の立ち位置が中途半端で進学なのか単なる付属なのか明確ではなく、そのあたりについて教員からの具体的なビジョンの説明が一切ありません。そのせいか不人気校への仲間入りで定員割れとなっています。
  経営母体が大学で大きな資本がある反面、教育内容にしっかりとしたポリシーがなく、校長や学年主任の話はいつも抽象的であり、公立の学校のような感じです。
• 施設
  校舎は新しいのでとてもきれいです。
  図書館は小さいですが、学院大の図書館が使えるので良いと思われますが、実際の生徒が利用しているかはわかりません。
• 治安/アクセス
  三宮から近く、大阪、神戸、から幅広く通いやすいと思います。
  駅からもすぐで、立地は素晴らしいです。
• 制服
  子供いわく、満足しているようです。

入試に関する情報

• 志望動機
  自宅から通いやすく周辺環境が良い。また校舎がきれいであること。