「みんな違ってみんな良い」を地でいく学校：桐朋中学（東京都国立市）の口コミ

保護者 / 2017年入学

「みんな違ってみんな良い」を地でいく学校

2020年02月投稿

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• 5.0

[学習環境 5｜ 進学実績/学力レベル 3｜ 先生 -｜ 施設 5｜ 治安/アクセス 5｜ 部活 4｜ いじめの少なさ 4｜ 校則 5｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  「一流大学経由で一流企業」という典型的なエリートコースを目指す人には不向きだが、「自分らしく楽しい人生を謳歌する」を目指す人にはピッタリ。
  「自分で選び、自分で責任を取る」を徹底されるので、少なくとも「思考停止型の社畜になって、組織に搾取される」という人材にはならないと思う。
• 校則
  とにかく自由。学生として当然の生活をしていれば問題なし。
  スマホは持参可だが、校内では使用不可。見つかったら没収され、数ヶ月は返してもらえない。厳しい規則はそれくらい。
  
• いじめの少なさ
  入学当初は小学校からの内部進学生と中学入学生が混ざるために落ち着かない。イジメというよりは生徒同士のマウンティング。2年生になる頃には落ち着くようだ。
  個性が強い子の多様化が進みすぎて、いじめる理由が見当たらなくなるらしい。
  ただし、不登校はちらほらいる。
• 学習環境
  本人のやる気次第。言われないと勉強しない子には厳しい環境かもしれないが、マイペースにやれる子なら問題ない。
  学力では、「かなりできる子」と「あまりできない子」に二分され、「そこそこできる子」は少数派。
  先生は、テストの順位よりも理解度を評価する。
  
• 部活
  熱血スポ根からお遊び同好会まで様々。進学校の割には活発。大会入賞も結構ある。
  帰宅部が多い一方で、一人でいくつも掛け持ちする子も多い。
• 進学実績/学力レベル
  浪人率が高い。生徒本人は現役合格を目指しているが、裕福な家庭が多いからか、浪人しても良いから今しかできないことを楽しもうとする傾向がある。
  世間からは東大現役合格者の減少を揶揄されているが、そもそも「東大現役合格＝成功」という感覚が希薄。生徒からは、勉強ができるよりも一芸に秀でる先輩がリスペクトされている。
• 施設
  校庭も校舎も、都内とは思えないくらい広い。構内に広い雑木林がある。
  校舎は全面建て替えしたばかりでとても綺麗。驚くほど充実している。
• 治安/アクセス
  国立駅と谷保駅を結ぶ大通りの中間地点。歩道は広く、立派な桜並木と銀杏並木が延々と続く。毎日の通学で森林浴ができる。
  学校周辺は瀟洒な住宅街で、清潔な雰囲気。
• 制服
  黒い詰襟なら何でも良い。ボタンと襟章は学校指定。髪型、鞄、靴は自由。自由なのに乱れていないのがすごい。
  高校生は私服。息子の話では、着物姿にリュックとスニーカーで登校する先輩がいるらしい。それくらい自由。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  息子いわく「オタクじゃないと生きていけない学校」。
  個性的な子が多く、進学校とは思えないほど多種多様。
  保護者も先生もユニークな人が多い。
  オーナー企業経営者や、医師・弁護士などの師士業の家庭が多い印象。特に小学校からの内部生は裕福な家庭が多く、塾や家庭教師のサポートを得ている人も多い。
  また、親子で桐朋生、兄弟で桐朋生という人も結構いる。そういう家庭は「桐朋愛」がハンパない。学校行事がファンミーティングのような盛り上がりを見せる。

入試に関する情報

• 志望動機
  息子が公立小学校の管理教育と同調圧力に苦しんでおり、公立中学への進学は難しいと考えた。そんな折、桐朋OBから「それなら桐朋がピッタリ」と強く勧められ、学校環境や難易度、自宅からの距離がちょうど良かったため、受験を決めた。
  入学して大正解。毎日ストレスなく学校生活を楽しんでいる。

進路に関する情報

• 進学先
  桐朋高校に内部進学。（成績が極端に悪いと進学できない）
• 進学先を選んだ理由
  中高一貫校だから。（高校からの入学生もいる）