卒業生による近衛中学（京都市左京区）の口コミ23件 低い評価順

卒業生 / 2008年入学

学の町、吉田の近衛中学校

2013年11月投稿

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• 3.0

[学習環境 3｜ 進学実績/学力レベル 3｜ 先生 4｜ 施設 3｜ 治安/アクセス 3｜ 部活 3｜ いじめの少なさ 3｜ 校則 3｜ 制服 -｜ 学費 3]

この口コミは投稿者が卒業して5年以上経過している情報のため、現在の学校の状況とは異なる可能性があります。

• 【総評】
  古くから学びの町として栄えた、吉田山のふもとに建つこの学校は大通りの近くに建っているにも関わらず静かな環境で授業を受けることができます。
  また、この地域に纏わる歴史をとても大切にしている学校です。
  
  【学習環境】
  国内で進学校一位二位を争う京都大学に隣接しているので、中学生という段階から勉強への意識が高く、大学まで見据えて授業を受けている学生が多数おります。
  
  【進学実績】
  進学校の堀川高校、嵯峨野高校への進学率は上がってきてはいますが、鴨沂高校と北陵高校への進学がほとんどです。
  
  【先生】
  問題の多い学年がいた頃に(もうその学年は卒業しました)集められた教育の上手な先生が多数おります。
  
  【施設】
  古い学校ということもあり、校舎はきわめて古いかと思います。が、耐震工事はここ数年で済ませており、地震に対してはちゃんとした対策をとっています。
  
  【治安・アクセス】
  東大路通りから近衛通りを東に曲がったところすぐにあります。
  最寄りのバス停は市バスの「近衛通り前」です。
  
  【部活動】
  部活動は多いとは言えませんがどの部活動も力を入れています。
  
  【いじめの少なさ】
  いじめがあったなどの話があがったことはなく、皆仲良しです。
  
  【校則】
  校則は厳しすぎず緩すぎず、生徒も保護者も不満なく過ごせると思います。
  
  【制服】
  関西圏の公立中学校ではかなり珍しい私服の学校です。
  しかし染髪の禁止や露出度の高いものは許さないなど生徒がだれることがないよう校則がしっかり決められています。

入試に関する情報

• 志望動機
  小学校からそのまま中学校の学区で入学する人が大半を占めています。

進路に関する情報

• 進学先
  堀川高校、嵯峨野高校、紫野高校、洛北高校、鴨沂高校、北陵高校、など。

卒業生 / 2017年入学

京都吉田の伝統ある学び舎

2020年05月投稿

• 
• 4.0

[学習環境 1｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 3｜ 治安/アクセス 3｜ 部活 3｜ いじめの少なさ 5｜ 校則 4｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  学力が高く、落ち着いた雰囲気のある学校。自主性が重んじられており、生徒の意欲も高い。一方で校舎の老朽化が深刻だが、体育館の改修など少しづつ改善傾向にある。
• 校則
  校則について不便に思ったことはないです。制服ではないので、服装規定も厳しくありません。校則を破れば、基本は注意で済まされますが、程度が高いものについては指導等が入ります。
• いじめの少なさ
  多少のいざこざ(SNSでのトラブルなど)はありますが、大きないじめはないと思われます。男女問わず仲が良く、和気藹々と生活している印象です。
• 学習環境
  老朽化が著しいです。歩くだけで床がミシミシ鳴ったり、教室に穴が開いていたり…。特にひどいのは、トイレです。強烈な臭いが教室まで届きます。生徒総会で毎年改修してくれ、との声が上がっているのですが、学校側は予算がないの一点張り。空の消臭剤がぽつんと置かれているだけです。
• 部活
  部活動はあまり強くないです。強いて言うなら、吹奏楽部が数年前に関西大会に出場していましたが、それっきり。部活数も少ないので、外のクラブチーム(陸上や水泳、体操など)に所属して頑張っている人が多いです。
• 進学実績/学力レベル
  飛び抜けた生徒は少ないですが、全体の学力平均値は他校に比べてかなり高いと思います。近衛の最下層は他校の中間ぐらいの学力と言われるほどです。そのため、毎年公立御三家(堀川、西京、嵯峨野)や私立の名門(洛南、東大寺、立命館守山など)に多くの人が合格しています。また、桃山や洛北、山城といった中堅校への進学も多いです。しかし、これは学校側の指導というよりも、通塾者が多いというのが影響していると思います。
• 施設
  体育館は現在、改修中で数年後には綺麗になると思います。図書室は狭いですが、司書の方や図書委員会が力を入れて活動しているので、雰囲気は良いと思います。校庭は水はけが良いので、雨が降った翌日でも部活動が行えます。
• 治安/アクセス
  学生街ということで、治安は比較的良いと思います。通学については、地域差が激しく、北白川の生徒は一苦労だそうです。比叡平の生徒のみバス通学が認められています。
• 制服
  制服はなく私服です。そのため、式典や校外学習時は正装するなど、TPOに応じた着こなしが求められます。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  遊ぶときはとことん遊び、学ぶときはしっかり学ぶなどメリハリがつけられる人が多いです。

入試に関する情報

• 志望動機
  学区内に住んでいたので、そのまま進学しました。後悔はありません。

進路に関する情報

• 進学先
  府内の公立高校
• 進学先を選んだ理由
  魅力的な高校だったから。

卒業生 / 2020年入学

伝統を受け継ぎ、成長を続ける最高の中学校

2023年04月投稿

• 
• 5.0

[学習環境 5｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 3｜ 治安/アクセス 4｜ 部活 5｜ いじめの少なさ 4｜ 校則 5｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  とても充実した学校生活を送ることができます！優しい人が多く、クラスの雰囲気はとても良いです！音楽祭(ロームシアター京都)や体育大会などの行事には、「自分たちでつくりあげる」という雰囲気があり、非常に盛り上がります。
• 校則
  近衛中学校は「自由」を大切にする中学校で、学校教育目標には「自主・自律そして自治」を掲げています。そのため、京都市立の中学校で唯一、制服のない「自由服」の学校です。校則は存在しますが、「当たり前」と言えるものが多く、厳しいものや理不尽なものはほとんどありません。TPOを考えて行動できる生徒が多いため、校則を破ったことで注意されている人もあまりいないように思います。服装や頭髪等に関しても、「膝まで」などの厳密な規定は一切ありません。
• いじめの少なさ
  基本的にいじめをするような人はほとんどいないと思います。みんな仲が良く、クラスの雰囲気もとても良いです。個人間で多少のいざこざはありますが、どこの中学校でもあると思われる程度の軽微なものです。先生方は真摯に対応してくださるので安心できます。
  
• 学習環境
  純粋に勉強が好きな生徒が多いので、分からないところなどを教え合う場面が多くみられます。1年に4回ある定期テストの直前には、5教科で「テスト前学習会」が開かれ、先生方が親身になって教えてくださるので、勉強に苦手意識を感じている人でも安心して取り組めると思います。
  受験対策は、あくまで公立中学校なので対策にかける時間は少なく、特定の学校に向けた対策等はありません。しかし、多くの先生方が過去問(公立前期〈共通・独自〉、中期、私立など)を配ってペアで解いたり1人で解いたりする時間をくださったのでとても有難かったです。
• 部活
  文化系・体育系併せて十数種類の部活動があり、どの部活も楽しく一生懸命に活動しています。男子ソフトテニス部と吹奏楽部は特に強豪で、男テニは昨年度春季府大会で優勝、吹奏楽は府大会で金賞、関西大会で銅賞などの成績を収めています。多くの顧問の先生方が優しく接してくださり、部内で理不尽な扱いを受けたという話は聞いたことがありません。
  また、近衛中学校では活動していない部活動(陸上、剣道、水泳など)もあります。それらの部活動に所属している人は、普段は岡崎中学校や高野中学校などの他校で練習を行い、大会に出場する際は近衛中学校としてエントリーする形で活動に励んでいます。
• 進学実績/学力レベル
  京都大学の隣に位置することの影響もあり、生徒の学力レベルは非常に高く、京都市公立中トップレベルです。勉強が好きな人が多く質問して授業が盛り上がったり、全体としてクラスの雰囲気はとても良いです。ただ「問題を解く」「点数を取る」という意味で勉強が得意な人が多いのではなく、「学問」自体が好きで楽しんでいる人が多いと思います。卒業後の進路としては、山城高校や鴨沂高校、北稜高校が多い印象です。また、公立御三家と呼ばれる堀川、嵯峨野、西京にも毎年数名が進学します。
  また、近衛中学校では夏休みに理科の課題として行う「自然研究」がとても盛んです。60年以上前から毎年、自然研究の優秀作をまとめて「私たちの研究」という独自の立派な冊子をつくり、全校生徒に配布しています。これこそ、近衛中に根付く「主体的に学びに向かう精神」を体現しているように思います。
• 施設
  ・体育館
  令和4年3月に新しい体育館が完成しました。体育の授業はもちろん学年集会や式典などでよく利用し、大きくはありませんが使い勝手がよくとても快適です。
  ・校舎
  近衛中には北校舎、南校舎、技術棟の3つの校舎があります。南校舎は築70年近い歴史ある建物で、夏は蒸し暑く冬は底冷えします。老朽化も進んでおり、床の板が傾いていることもあります。また、北校舎への移動距離がとても長いです。しかし住めば都、卒業するころには皆とても愛着が湧いています。
  北校舎と技術棟も比較的古い建物ですが、基本的にはまあまあ過ごしやすいです。ただし、北校舎4階の理科室からは、水道管の鉄錆び？の影響で真っ黄色の水が出ることで有名です。
  ・図書館
  北校舎2階にあり、基本的には週に3回開館しています。学習に役立つ本はもちろん、芥川賞受賞作など最近の有名な本もあってとても評判が良いです。アットホームな雰囲気です。
  ・校庭
  小さい方だと思いますが、特に使いにくさを感じることはありません。ただし、端の方に藻が生えているところがあるので注意が必要です。
• 治安/アクセス
  周辺は主に住宅、山林もしくは京都大学の敷地であるため、治安はとても良いです。在学中に1,2件不審者の情報はありましたが、何事も起こっていません。基本的には安心して過ごせる地域だと思います。
  ・アクセス
  主に錦林小学校、第四錦林小学校、北白川小学校、比叡平小学校出身の生徒が通学しています。北白川からは近衛がかなり遠く、通学時間が徒歩で30分を超えるような生徒もいます。雨の日や雪の日、荷物が重い日はかなり大変です。比叡平(滋賀県)の生徒は京阪バスでの通学が認められています。
• 制服
  前述の通り、近衛中学校は京都市の公立中で唯一制服がない「自由服」の学校です。気温や天気、自らの体質に合わせて着ていく服を決めることができるので、個人的にはとても良いと思います。外部から講師の方をお招きして授業を受ける時や、音楽祭の時などには「正装」で登校するように言われます。この時も具体的な服装は指定されておらず、多くの人は普通のスーツやジャケット、落ち着いた色のスカートを身に着けています。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  優しくて個性豊かな人がとても多いので、いろいろな人と関わり、刺激をもらいながら楽しく学校生活を送ることができます。また、京都大学関係の親御さんを持つ人が多く、根っから「学問」が好きだという人が多いように思います。

入試に関する情報

• 志望動機
  落ち着いた雰囲気の学校だと聞いていたので、中学受験せず近衛中学校に進学しました。

卒業生 / 2017年入学

日本一平和な中学校。

2020年10月投稿

• 
• 5.0

[学習環境 3｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 1｜ 治安/アクセス 1｜ 部活 2｜ いじめの少なさ 5｜ 校則 4｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  とにかく平和で素敵な中学校。有意義で楽しくて濃い中学生活が送れる。その分高校でカルチャーショックを受けるケースもある。
• 校則
  私服なので、気温の合わせてコーディネートすることができたり、おしゃれを楽しめたりする。ミニ丈の服や肩出しの服も許され、基本自由。しかし、羽目を外している生徒はいない。ただし、TPOに応じて襟付きの服など指定されるのでなんちゃって制服やスーツのようなものを買い揃える必要があり少し面倒。
• いじめの少なさ
  他学年はよくわからないが大きないじめなど聞いたことがない。少なくとも自分の学年はいじめる労力が無駄と考える生徒ばかりで中1の頃は多少のいざこざはあったが中2以降非常に平和だった。
• 学習環境
  補修は組まれていた。iPadをメインで使う授業があった。受験対策はほとんどの子が進学塾に通っていたのでそこで補うことの方が多かったように思う。
• 部活
  女子テニスや女子バスケは在学中に県大会出場やベスト16など実績を残していたがそこまで活発ではない。校外のクラブチームで野球をサッカーをやっており、実績を残している子は多くいた。
• 進学実績/学力レベル
  これに関しても他学年はよくわからないが在籍していた学年は飛び抜けて賢いという子は少ないが全体的な学力レベルは非常に高かった。御三家に進学する子や、偏差値が比較的高い公立高校の普通科に進学した子、特待生として私立高校に進学した子が多い。
• 施設
  全体的に古い。また、校庭は狭く部活を回さないと使えない。現在体育館などを改装中。
• 治安/アクセス
  歩いて30分以上かかった。
• 制服
  個人的には自由で服を選んだりなんちゃって制服を着れたりして嬉しかった。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  優秀で、優しく、協調生があり、裕福な家庭の子が多い。また、羽目を外さない子が多い。

入試に関する情報

• 志望動機
  地元だから私立に行かない限り近衛中学への入学が確定している。

進路に関する情報

• 進学先
  私立高校