指導出来る先生がいなかった部活動

【総評】
過疎地で小さな高校ということで、教師の数も足りず、私達男子バレーボール部に就任した監督は、元卓球部の先生だった。しかし、部員自ら、本やインターネットで練習方法を調べたり、他の学校の監督に助言を仰いだりして、妥協せず充実した部活動を行うことが出来た。

【上下関係】
私達の世代では一つ上の先輩はおらず、二つ上の先輩のみだったので、私達が入部してからすぐに、引退してしまった。なので私達はすぐに「上級生がいない」状況になった。二年生になってからは後輩も入り、責任感を持つようになった。

【指導者】
指導者はバレーボール経験者ではなかったので、部活動でも消極的。指導者から「土日どちらか休みにしないか」と提案されたほどだった。この言葉を言われたときは、部員全員で指導者に怒りをぶつけたことを今でも覚えている。それだけ私達は部活に対して本気で取り組んでいたのだと思う。

【実績】
全国的な活躍などは全くなかったが、先輩達が成し得なかった、地区でのベスト４になるこtが出来た。これは部員を主体として練習メニューを考え、部活動を進めていくという部活動として特殊な態勢をとっていた。これによって指導者から押し付けられる練習を行うのではなく、自ら考え行ってきた練習をすることによってトレーニングの意識性がしっかり付けられたことが良い成績の要因だと考える・

【施設】
可もなく不可もない施設だった。体育館はバレーボールコートを二面作れる大きさだった。しかし、生徒数が少ない高校だったので、これに比例して運動部の数も少なかった。このことから、体育館を毎日使用できるといった利点もあり、より多くの時間をボールに触れて効率的な練習ができた。

【取り組み姿勢】
取り組み姿勢は自信を持ってやる気に満ち溢れていたと言える。部員全員が毎日部活をやるのが楽しみにしていた。時には喧嘩もあったが、それを乗り越えて強い絆が生まれ、本当にバレーボールをやるのが高校生活の一番の目的になっていた。

昔から、バレーボールが好きだったが小学校・中学校には男子バレーボールがなかった。しかし、高等学校から男子バレーボールがあったので入部した。また、幼い頃にテレビで見た「高橋みゆき」選手に憧れていた・

小学校・中学校に男子バレーボールがない為、ほとんどの人が素人からのスタートなので、地道に練習することが出来るひとが向いていると考える

スポーツ推薦での大学進学も可能。地区大会などの活躍を大学の監督等が見に来ている場合がある。男子バレーボール部からもスポーツ推薦をした同級生もいた。

札幌大学文化学部スポーツ文化コース

部活動の体験から、練習メニューを自ら作り、部員を指導する体験をして弱かったバレーボール部を強くできた成功体験より、保健体育の教師になりたいと強く思った。このことから、保健体育の教員免許を取れる札幌大学を選んだ。