愛知高等学校インタビュー

仏教校ならではの動と静のバランスで
生徒の可能性を広く応援してくれる
井上創太さん（高3）

※2021年5月インタビュー時のものです。

愛知高校に来て良かったと思うことは？

生徒数が多い愛知高校では、生徒会役員7名の、会の活動を支える生徒会執行部員が20～30名ほどいます。1年次に執行部員、2年次は役員として活動に参加しました。なかでも一番印象に残っているのは文化祭です。全学年で45クラスもあるので、大胆なことにチャレンジしたい高校生と安全第一の学校側との板挟みになって大変でした（笑）。例えばお化け屋敷。学校側としては規則で消灯不可なのですが、生徒たちは絶対にやりたい。そこで電気を点けたままカーテンを使って暗くしたり、ペンキで血しぶきを描いて怖くしたりと一緒に妥協点を探っていきました。ちなみにある先生のクラスは文化祭に校庭にジェットコースターを作るのですが、名物としてテレビ番組が取材に来たこともあります。そんな感じで先生方もノリがよく、生徒が自主的にやっていることに対しては前向きに応援してくれます。また曹洞宗の仏教校ならではの経験もできます。朝と夕方には曹洞宗の歌がかかり、食事の前には「五観の偈」を唱え、座禅の時間もあります。入学当初はちょっと面倒くさかったですが（笑）、静かに感謝したり内省したりする時間を、知れて良かったと思っています。

今、一番がんばっていることはなんですか？

昨年の文化祭はコロナの影響で残念ながら一般開放は中止で、部活動の様子や有志のクラスや団体による発表を撮影しWEBで公開しただけでした。でも代わりに何かしらしたいということになり、生徒会主導で学校案内パンフレットを1万6000部作成しました。32ある各部活動の紹介、自販機の人気商品ベスト5、校内マップや見どころなど、美術部の生徒にも協力してもらってイラストをふんだんに使い、名古屋市内の中学3年生全員に配布しました。今年はどうなるかわかりませんが、従来のにぎやかな文化祭を知っているのは僕たち3年だけなので、必然的に後輩をサポートすることになるのかなとは思っています。今は受験勉強と平行して、課外活動もしています。全国の高校生を対象としたコロナに関するオンラインイベントを開催したり、防災用品をつくる企業のインターンシップに参加したり。先生方にその話をすると、学校が災害時の避難場所に指定されていることもあって、備蓄用品を仕入れてくれました。先生方がそうしていろいろな活動を応援してくれるところも心強いです。

未来の後輩へのメッセージ