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市川高等学校
(いちかわこうとうがっこう)

千葉県 市川市 / 鬼越駅 /私立 / 共学

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偏差値:73

口コミ: ★★★★☆

3.75

(132)

市川高等学校 インタビュー

市川高等学校インタビュー 自分で自分を教育する「第三教育」という教育方針のもと、様々な活動にワクワクしながら取り組んでいます
高校2年 山下航平さん、中学3年 石黒心乃香さん
※2024年9月インタビュー時のものです。
市川中学・高校を選んだ理由と、入学した感想を教えてください。
写真1
山下さん(高2)と石黒さん(中3)にお話を伺いました
【山下さん】 バレーボールがやりたくて、バレーボール部のある中学を探しました。ただ、部活だけでなく勉強とも両立できる方がいいなと思っていたところ、市川はそれにぴったりで、なおかつ、勉強や部活以外の課外活動も盛んだということがわかり、いろいろな挑戦ができそうな学校だということが決め手になりました。
 実際に入って強く印象にきざまれたのが「第三教育」という教育方針です。親から受ける教育が「第一」、学校で先生から教わるのが「第二」で、「第三教育」は自分で自分を教育するということなのですが、市川の生徒にはこの考えが浸透していて、自発的に学びに取り組む人が多い印象です。僕自身、学校の勉強以外にも「何かやろうかな」と常にどこかで考えているところがあります。
【石黒さん】 私は小6の時にコロナ禍で学校の見学に来ることができなかったのですが、学校紹介の動画などを見て、「すごく楽しそう!」と直感的に感じて志望を決めました。文化祭などの行事も盛り上がっていそうでしたし、課外活動のチャンスも多く、いろいろなことが学べそうだなと期待していました。実際に入ってみると行事も楽しいですし、何より、学校から強制されるわけではないのに自発的に様々な活動に取り組んでいる人が多く、先輩達がそうした活動で表彰される姿などを見て、刺激を受けました。
課外活動体験① 環境地図作りから見えてきた将来の進路
写真2
「その木は大丈夫?葛西街路樹適性MAP」北海道教育大学長賞を
【山下さん】 中1から続けているのが「私たちの身のまわりの環境地図作品展」への応募です。身近な環境について不思議に思ったことや調べて考えたことを1枚の地図にするものなのですが、毎年、自分なりにテーマを考えて作成しています。中3のときは、自分が標高の低い江戸川区に住んでいるので、水害対策としての土のうステーションの効果的な配置をテーマに「家を守る土のうステーション分布MAP」を作りました。昨年は景観や環境保全のために重要な街路樹が、潮風の強い地域では耐潮性のあるもの、交通量の多い場所では耐煙性があるものというように、適性に植えられているかを調査して、「その木は大丈夫? 葛西街路樹適性MAP」にまとめました。中1の時から何かしらの賞をいただいてきて、昨年は北海道教育大学長賞をいただきました。
 こうした地図作りを通して、いつの間にか自分の街を見る目が変わってきたなと思います。自分の住む街はもちろん、知らない街に行った時にも単に景色を楽しむだけでなく、「なぜ」「どうして」という視点がプラスされたのです。そのおかげで街づくりに興味が生まれ、大学は街づくりのゼミのある学校を選びたいなというところから、どんどん具体的な志望が固まってきました。
本文2の下の追加写真
図書館は、第三教育の道場と位置づけ「第三教育センター」と呼ぶ
課外活動体験② 2週間のイギリス留学で自分の興味を発見
写真3
サマープログラムに参加した石黒さん
【石黒さん】 私は今年の夏に2週間、イギリスに行きました。市川学園卒業生の寄付からなる「HKなずな奨学金」を申請して受けることができ、チャーターハウスというパブリックスクールのサマープログラムに参加しました。イギリスには小2から小4までの3年間、住んでいたことがあり、もう一度行きたかったのと、様々な国の人と英語で学ぶ体験をしてみたかったのですが、2週間、アカデミックな授業からスポーツやアート、夜のダンスパーティまで、アクティビティがぎっしりでとても充実していました。中でも一生懸命取り組んだのが「起業家コース」です。有名な起業家の方の話などを聞いて起業の基本を学び、実際にグループワークでアプリの開発に挑みました。外国人とのグループワークと言う点では難しい面も多かったのですが、もともと自分は自ら率先して物事を進めたい性格なので、起業は向いているのかなと思えるくらい楽しかったです。
この留学体験が将来を考えるきっかけになり、この秋からは「STEP FOR TOMORROW」という外資の金融機関が主催する女子高生の進路サポートプログラムに応募し、中学生ですが参加できることになりました。いろんな体験をして、将来を考えていけたらと思います。
課外活動に関する情報が次々と降ってくる
写真4
【山下さん】 課外活動は、主にClassiというアプリを通じて先生方がたくさん紹介してくれます。それこそ洪水のようにいろいろな分野の情報が降ってきて、自分が興味のあるものはどれかなと自然に考えるようになりますね(笑)。先生がその人に合ったものを個別に紹介してくれることもあり、僕の場合は住んでいる江戸川区の「青少年の翼」という中高生海外派遣プログラムを紹介してもらいました。小論文と面接を受け、12日間ホノルルに研修に行くことができ、ホームステイなどを通して異文化交流の素晴らしい体験ができました。
【石黒さん】 私も帰国子女だったということで、「ワールド・スカラーズ・カップ」という、約40カ国の中高生が英語で教養を競うという大会を紹介してもらいました。チームでの参加で、事前に膨大な英語の資料を読み、様々な分野でディベートやライティング、選択式のテストなどを行うのですが、国内大会を優勝し、韓国での準決勝に行きました。そこでも勝つことができ、アメリカでの決勝に行けることになったのですが、修学旅行と日程が重なってしまい、断念しました。それでも英語力が鍛えられたのはもちろん、ディベートを通して社会問題について考えられたことや、いろいろな国の人と交流できたのでとても良かったです。
学校の魅力と未来の後輩へのメッセージ
写真5
【山下さん】 やはりいろいろな活動に挑戦するチャンスが得られるのは市川の一番の魅力だと思います。それぞれの個性を尊重する学校でもあるので、自分の興味をじっくり深めていくと、振り返ったときに充実した学生生活だと思えるようになるのではないでしょうか。また。1学年の生徒数が中学で約300人、高校になると約400人にもなるので、いろいろなタイプの人に出会うことができ、それぞれ面白い個性を持っているので学校生活が面白いです。僕は文系ですが理系の友達も多く、SSHのプログラムで学んでいる友達の研究の話などを聞くのもとても楽しいです。先生方も独特で、理科の授業では校内の樹木が何かを当てる「この木何の木」企画や、現代文では自作の詩を全員が匿名で出して、それぞれコメントし合うなど、教科書を読むだけではない授業も多く、興味が広がります。高2の「市川アカデメイア」という古典教養講座など、上げたらきりがないくらい、いろいろな学びの機会があるので、興味を持って取り組めることに出会えると思います。
【石黒さん】 部活も種類が多いのも魅力ですね。私はかるた同好会に入っていますが、他の課外活動と両立しながら自分のペースで楽しく活動しています。部活も課外活動も含めて様々なチャンスがあるので、自分がやりたいことを見つけやすい学校だといえるのではないでしょうか。行事などにはあまり関心のない人もいるかもしれないのですが、積極的になればなるほど達成感も大きいし、楽しさも比例して大きくなると思います。何事もやってみて違うなと思ったら別の選択肢もたくさんある学校なので、怖がらずいろいろやってみるとよいと思います。

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取材に協力していただいた学校
市川高等学校
市川高等学校
自分で自分を教育する「第三教育」
市川学園では、個性の尊重と自主自立を教育方針としています。これを明確に打ち出すべく、「独自無双の人間観」(それぞれが素晴らしい個性、特色、持ち味をもち、異なった可能性をもつ)「よく...
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