いつでも「ありのまま」を見せられる学校だから、のびのびと個性や能力を伸ばせる
本校では7年前から、受験を希望されるご家族向けの学校見学会を一年中、ほぼ毎日実施しています。なぜなら、特別な日ではない、ありのままの姿を見てほしいから。授業の様子はもちろん、休み時間中の生徒に「学校への不満を教えて」等、ぜひ直接質問してみてください。あっけらかんと本音を話してくれる生徒ばかりです。もちろん私たち教師も嘘や隠し事のない校風を誇りにしています。よく「いじめはありますか」という質問を受けます。課題や問題は起こりえます、と正直に答えます。けれど、その問題をどう解決していくかも具体的にお話します。問題が小さなうちに、生徒とも保護者の方ともまっすぐに向き合って話し合うから、大きな問題にはなりません。そうした風通しの良い環境の中だからこそ、子どもたちは自主的にのびのびと自分の個性や能力を伸ばしていける。それが日出学園のいちばんの特色でしょう。
大人や世間一般の価値観にとらわれない進路指導
一人ひとりの夢、目標を何よりも大切にするのは、受験指導でも同じです。大人の考えだと、がんばって成績を上げた生徒には、いろんな大学を受験して合格数を多めに確保しておいて欲しい、となります。しかし、生徒には夢があります。合格しても行きたくない大学なら受けても仕方ありません。それに学校のための実績はいりません、生徒の希望する未来に向けた進路を全力で応援します。在学中に夢が決まったら、留学や飛び級進入学をしたっていいのです。ある生徒は、通学圏の難関大学に十分合格できる成績でしたが、どうしても講義を受けたい教授がいるという地方の国立大学に進学しました。大切なのは、自分でこの大学に行きたい、と言えることです。入学してからが勝負、他人の意見に流されて進学した生徒は大学で勉強しなくなります。自分で選び、その先で何を学ぶか。そこまで考えられるように、偏差値や数字だけにとらわれない、自立した価値観を育むサポートをするのが私達教員の役割だと考えています。
自分の夢を自分で叶えられる人になってほしい
本校は保護者の方からよく「手厚い学校」と言われます。中高合わせて約900名の生徒数に対し、専任講師だけで約50人。数が多いだけでなく、教師一同が生徒の一人ひとりを常に気にかけ、クラスや授業を担当していなくても声をかけるようにしています。挨拶が返ってきたら「昨日のアレどうだった?」「最近職員室来ないよね?」と軽く一言を添える。そういった日々のコミュニケーションの積み重ねを大切にしているから、生徒も正直な内面を見せてくれるのでしょう。そして安心感を得た生徒は、大人や世間の価値観に縛られることなく、のびのびと個性を発揮していきます。自分にも他人にも嘘をつくことなく、自分の夢を自分の力で叶える人になってほしい。問題や不平不満をごまかすことなく、どうすれば改善できるのか考え、切り開く人になってほしい。そうして新しい時代に活躍する彼らが卒業後も気軽に遊びに来てくれる「第二の我が家」になることが、教員一同の願いです。